釜無山
- GPS
- 06:53
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 859m
- 下り
- 861m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:51
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大阿原湿原まで、路面は少し湿っている程度で、登山客も多いのか、よく踏まれていて歩きやすい。道標もよく整備されている。大阿原湿原から先、釜無山登山口までは舗装やじゃりの林道を進む。チョウがたくさん舞っていた。途中の分岐点は直進する方が正解。右に折れたら駄目だった。釜無山登山口は車止めのゲート手前、道の右手に出ているが、一面熊笹に覆われているため進むのに勇気がいる。ここはそのままゲートを越えて林道を進み、山の左側を巻く形で進み、その先の少し開けた、左手見通しがきく分岐から登山道に合流する方が遥かに楽に進める。実際、ヤマレコのトレース痕もそちらの方が濃くついているように見える。藪こぎ区間は、足元の視界は完全に覆われているものの、注意深く道を探ると、登山道、上を覆っている葉の下側には、地面の上に何もなく足を踏み出すと、太ももに当たる葉以外に抵抗がないのでそれを辿ることで道を見失わずに進むことが出来る。 またに視線を上げるとピンクテープもつけてあり、地形的にも、稜線上を進むことになるため、藪に覆われているわりに、ちゃんとコースを辿ることが出来た。 大阿原湿原から沢入登山口までに使った舗装された林道は長く歩いていると脚にこたえた。 |
その他周辺情報 | ローソン富士見町富士見店 |
写真
感想
この週末はもともと、阿弥陀岳・赤岳テント泊登山を予定していたが、予報では今夜から雨とのことで、急遽、日帰り登山に変更、その代替案として選定されたのが、今回の釜無山。
近くには釜無川が流れているが、その名前が使われているこの山はどんな感じなのでしょうか。入笠山は、昨年8月、今年1月、に続き、今回で3回目だが、この時期だと湿原の花も気になります。そして、その先の山はどんな感じなのでしょうか。
今回も沢入登山口から入山します。駐車場には7:00頃到着したが、丁度満車になったタイミングでした。駐車場入口脇に丁度2台分、空きスペースがあり止めさせてもらう。こんなに混むものかと、驚かされた。時期によるのか、ともかく、この時期だと、7時では遅すぎるようだ。我々の後からも、続々と上がって来る車がいた。
心配していた天気だったが、予想に反してかなりよく、後半は雲も出てきたが、前半は晴れており、帰るまで雨に降られることもなく、かなり恵まれていたように思う。
入笠花畑ではゲートを入り、木道をゆっくりお花を鑑賞しながら進む。湿原にはスズランがたくさん咲いていた。
ヒュッテ入笠はパスし、そのまま入笠山山頂を目指す。あっけなく山頂に到着。ここは遮るものがないので360度のパノラマを楽しめる。雲もそれ程出ておらず、たくさんの山を確認することが出来た。これから目指す釜無山もしっかり見えている。山頂付近は随分となだらかなようだ。
一度大阿原湿原まで下る。途中の首切り清水のベンチにて小休止。ベンチの下や周囲にはナメコのようなキノコがたくさん生えていた。
大阿原湿原入口で進路を確認し、林道を釜無山登山口に向けて移動する。途中、林道の分岐を右に進むと予想し、いざ分岐に来たら、ちゃんと二手に別れていたので、右に折れてすすむと、どうも下っている。巻き道になっているはずなので水平に近いはずなのにおかしい。構わず進んでいるとヤマレコからコース逸脱の警告が。地形図で確認すると、どうやら間違っていたようだ。分岐まで引き返し、進路を確認すると、分岐の右手は、先程、左手と考えていた、直進するコースで、そのさらに左手に、もう一つ、未舗装の道が続いており、そちら側が左手であったようである。分岐では、慎重なコース確認が必要なことを再認識させられた。更に登山口を目指す。車止めのゲートの手前左手に、富士見町が出している山野草採取禁止の大きな看板が目についた。その後、ゲート脇を通って先へ進む。すると、今度は林道が予定コースから左に逸れて伸びて行く。登山道は手前から右についているはずである。引き返し登山道があるはずの林を観察すると奥にピンクテープが付いているのが確認出来た。どうやらここから先は熊笹の藪こぎで進まなきゃないようである。覚悟を決めて前進開始、一面の笹藪の中に、進んでみると、確かに道がついているのがわかる。ピンクテープもついているので、地形図とテープを頼りに先へ進む。途中、釜無山山頂への道標もあり、正しいことを確認出来た。稜線上に出てからは、安定してトレース出来るようになった。なだらかな藪こぎの末、やっと山頂にたどり着いた。山頂周辺だけ僅かに熊笹が覆っていないスペースがあったので、山頂写真の後、計画通り、ここで昼食休憩をとった。見晴らしはそんなによくない。少し林の欠けた方は遠くまで見通せるくらいである。下りは、視線を足元に配りながら進むことで、熊笹に覆われた登山道を確実にトレースしながら進むことが出来た。普段あまり経験する機会がない藪こぎを体験出来、いい経験になった。帰り、行きに脇を通ったゲートの手前、山野草採取禁止の看板の反対側に、しっかりとした釜無山登山口の標識が建ててあるのを確認出来た。しかし、そちらは一面、熊笹に覆われており、登山道と認識出来かねる状況ではあった。ヤマレコのトレース足跡も、我々が進んだ林道の方が濃くついていた。確かに登山道はそちらが正しいようだが、あれだけしっかりした林道があるのなら、しばらくそちらを進んで、もう少し先で登山道に入る方が自然だし、無理のないコースだと思われる。すぐとなりの入笠山と比べて極端に人気のない釜無山の登山道の実情を確認出来た。
大阿原湿原入口まで戻ったところで最後の小休止をとる。ここまで下る途中で電動ママチャリで上がって来たおじさんとすれ違ったが、休憩中下って来て、気づいた時には、もういなくなっていた。前籠には予備のバッテリーを入れてあったのだが、どこを目指していたのか、気になった。今回は、沢入登山口までここから林道をひたすら下って見ることにした。予想とほぼ変わりなく、一時間弱程で登山口まで戻ることが出来た。満車だった駐車場も半分くらいは空いていた。帰りの高速も、全く渋滞に捕まることもなく戻ることが出来た。
急遽、予定を変更しての登山だったが、入笠山の湿原のスズランを堪能出来たことは嬉しかった。
また、人気のない登山道で熊笹の藪こぎを体験出来たことも大きな収穫だったと思う。
冬季の釜無山がどんな感じか気になるところではある。
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