横岳西壁 大同心正面壁雲稜ルート~南稜
tanukigo
その他2人 
体力度について
- GPS
- 09:26
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,496m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 5:59
- 合計
- 9:27
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年06月の天気図 |
| アクセス |
写真
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装備
| 共同装備 |
50ｍ8.0ダブル２本
アルパインヌンチャク10本
カム＃0.5〜＃3
180スリング1本
120スリング4本
ＴＣプロ
|
|---|
感想
無雪期シーズンに入ってから天候に見放され計画していた山行は軒並み中止。更に追い打ちをかけるかの様に梅雨入り宣言。
天候に振り回され、山に行く事が出来ず当たり所の無いストレスからいっその事、山から足を洗うかと考える日々を送る中ようやく天候と休みが一致するエリアが天気予報に表示される。
困った時の八ヶ岳。軽視はしてない。むしろ大好きなエリア。
当らない天気予報に期待を込め大同心へ久しぶりの岩を楽しみに行ってきました。
梅雨入り直下の休日の晴れ間と有って早朝から美濃戸は大盛況。先行も予想される中アプローチ開始。
美濃戸の盛況とは違い多くの登山者は赤岳のPHの模様で北沢へ足を運ぶ。静かな南沢をかっ飛ばし鉱泉にて小休憩した後、大同心へ向け急登に喘ぎ取り付きへ。
アプローチ中心配していた先行はいなかった。更に登攀中も確認できる後続は無し。貸し切りの雲稜に気持ち良く登攀開始。
個人的に何度も登攀しているので、パートナーのオールリードで登攀。その為詳細は割愛。
雲稜を登攀しドーム基部未到達すると、南稜からの別2パーティーがドームへアッタック中、順番待ちをし時間を潰すのももったいないので時間の有効活用をする為大同心基部へ一旦下り南稜へ継続。
八ヶ岳には幾度となく足を運んだが、未だ大同心南稜は手を付けた事が無かった為、詳細を記する。
【大同心 南稜】 （ ）内は個人的な体感 スケル
1P （��⁺ 30m）
暖斜面の草付混じりの斜面より高度を上げる。出だしより右上気味に高度を上げ中間部より左上する形。弓状にラインが屈曲する為ランナーの取り方に注意。終了点直下のルーファイが必要に感じた。��⁺が付くのは終了点直下の一手のみ。
2P （��⁺ 30m）
出だし左に3メートル程トラバースしてから直上。ホールドスタンスともに豊富でグイグイ高度を上げハンガー2本の終了点へ。すぐ上には南稜の頭が有り、残置スリングが目視出来たが、ドーム基部へトラバースする事を考えると頭直下の終了点で切ることが無難に感じた。
3P （5.9 25m）
ドームの登攀。雲稜ルート最終ピッチと共有。1.2Pと比べると一気に難易度が増す。フェースから高度を上げ、中間部よりカンテへラインを移す。フェースを抜ける個所が核心に感じた。カンテに移れば高度感抜群のクライミングが楽しめる。
南稜1.2Pは傾斜も緩くラインを外さなければ等間隔でハンガーが打たれ初心者向きの好ルートの様に感じた。
今回、南稜登攀に当たっては一切の情報を入れず登った。難易度は実際低く感じたが、開拓した時の気持ちを感じると素晴らしい。現代に生きトポを持ちSNSから情報を得られる事は、ゆとりクライマーなのか。悩ましい所がある。
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