雪とガスの八経ヶ岳 −時間切れ撤退−
- GPS
- 09:04
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,255m
コースタイム
天候 | 粉雪舞う |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
・309号線を進むと天川川合手前くらいから、道路はうっすらと積雪&一部凍結。みたらい渓谷から熊渡方向には慎重に徐行運転も、一度スリップ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●熊渡〜カナビキ尾根 ・冬道は直登ルートが楽と思いますが本日のトレースは夏道でした。 ・気温 △2℃〜△5℃ ●〜頂仙岳〜高崎横手出合 ・頂仙岳は直登せずトラバース。雪はパウダー気味で凍結はしておらず問題なし。 ・気温 △5℃〜△8℃ ●〜日裏山〜細尾山 ・ワカンを付けてヒザ前後のラッセルとなり、時折腰まで踏み抜き。 ・気温 △6℃〜△10℃ |
写真
感想
今シーズン最初の雪山は、すでにしっかりと雪が積もっている大峰・八経ヶ岳へ。
ヤマテンによると、本日稜線は風速20m程度、気温は△10度程度の荒れ模様とのことですが、今年は厳冬期の赤岳に挑戦したいと思っているので、身体慣らしと各種装備のチェックに行ってきました。
ところが熊渡到着が遅れて登山開始は8:20。日没までに八経ヶ岳を周回またはピストンするには微妙な時間帯です。
カナビキ尾根に入って、すね〜ひざ下程度の積雪。カナビキ尾根後半、急登が厳しくなってきたので12本アイゼンを装着。
雪質はパウダー状で軽いのですが思うように身体が動かず、分岐まで2時間以上を費やしてしまいました。
この時点で10:40。
少し顔が痛いくらいの風が吹き、粉雪が舞う中ですが、見上げると素晴らしい霧氷が広がっています。
カナビキ尾根でお一人を抜いた後はどなたとも出会わず、風と雪と、自分の息遣いだけの世界。
頂仙岳のトラバースは今回はアイゼンとストックで問題なく通過し、すぐに高崎横手出合の分岐ポイントに到着。
狼平小屋方面のルートはしっかりトレースがありますが、右手の日裏山・八経ヶ岳方面はノートレース。
この時点で12:00。
日没までに八経ヶ岳ピストンするには13:30には八経ヶ岳山頂に着きたいが、少し厳しいなあと思いながら、
とりあえず記憶とGPS(iphone)を頼りにノートレースの雪原を進みます。
風は強まり、積雪は膝上くらいになって歩行が困難になってきたのでわかん装着。
日裏山周辺は特徴のない斜面が続くのでGPSを見ながらうろうろと進んで、時折踏み抜いて埋まります。
日裏山到着は12:40。
その後レンゲ道を下ってから、再び細尾山の斜面をラッセルで登っていきます。
何度か踏み抜いた後に息絶え絶えに小ピークに到着したのは13:30。タイムオーバーです。
ここから先はルートの記憶もはっきりしているので、あと1時間余裕があれば問題なく八経までピストン可能なのですが、今日は撤退します。
腹も減ってきたのでTHERMOSのお湯でカップラーメンを作って、食後の甘いミルクティーも飲みながら、しばらく静かな雪景色を楽しみました。
(THERMOSの氷点下での保温力を確認しておきたかった)
ピークを踏めなかったのは残念ですが、久しぶりのラッセルも堪能できたし、色々な装備チェックもできたのでシーズン最初の雪山山行としてはよしとしましょう。
ただし、ラッセルを維持する体力をつけねば。胸ラッセルとかやってみたい。
<各種装備チェック結果>
●ハードシェル
昨シーズンまでは八ヶ岳もレインウェアでしたが今年は厳冬期用アウターを購入(montbell ストリームジャケットとアルパインパンツ(パンツはアウトレットで半額だった女性用Lサイズ)。当然ながら快適。
●iphone
・専用のGPSがないのでiponeを防水ケースに入れて使用。氷点下での電池寿命を延ばすため、胸ポケットにハクキンカイロと一緒に入れた。
少し電池の減りは早いもののマイナス10℃程度なら特に問題なし。マイナス20℃ではどうか・・
・分厚い手袋をしながらiphoneを操作できるようにタッチペンを使用。氷点下でも問題なく使用できた。
●ゲイター
今持っている冬用のゲイターは丈が短く、ラッセル中に12本アイゼンで新調のズボンを引っかけてしまった。やはり膝までのゲイターが必要。
●ホットジェル・靴下用カイロ
登山靴は残雪期まで可とされる3シーズン用で保温材は入っていないのでホットジェルと靴下用カイロをテスト。
特段足の冷たさを感じることはなかったので厳冬期の八ヶ岳でも使ってみよう。
ちなみにホットジェルとは冬にサーファーが体に塗って体温維持するためのジェルで唐辛子成分が入っている。(ヤマレコで紹介されていました)ムラサキスポーツで購入。
楽しみな雪山シーズンがやってきましたね〜。
厳冬期の赤岳レコ楽しみにしております。
僕の靴も保温材入ってないのでホットジェルは参考になりました!
僕も今シーズンは関西から飛び出してプチ雪山遠征したいと思っています。
お互い安全に楽しんでいきましょう!
ありがとうございます。
昨シーズンは天狗岳日帰りでしたので、
今シーズンはテン泊&赤岳と、少しステップアップを考えてます。
雪山は無理できないのが歯がゆいですが…
今週は比良もしっかり積もりそうですね。
私も3シーズン用なのでつま先用と中敷きタイプを状況によって使い分けてます。
3月の天狗岳で−10〜15℃の時はさすがに暖かいとは思いませんでしたが、有ると無いでは違いますね!甲に貼るタイプもあります。
出来れば冬靴が欲しいですが、なかなか…
現状で可能な範囲めいっぱいで雪を楽しみたいですね!
なるほど、靴下カイロも色々あるんですね。
昨日はつま先用だったのですが持続時間が8時間だったので
下山中はすっかり冷めていました。
今シーズンも少しづつステップアップしていこうと思います。
また色々情報交換お願いします。
八経と聞いて大変そうだと思っていましたがホント雪が深くて大変な山行でしたね
おつかれさま
霧氷にはやっぱり青空が似合いますが、登ってる最中は灰色の中の霧氷だって感動しますよね
いよいよ雪山の季節ですよね
お互いに出会った頃より少しずつスキルアップもしてきているし山の難易度も少しずつアップして・・安全だけには気をつけてこれからも楽しみましょうね
それにしてもひとりラッセル・・鍛えてますね
いやいや稲村をきっちりピストンされたkaさん、okiさんのほうが大変でしたでしょう。
雪が深いといってもまだヒザ程度でしかもパウダー、撤退をちょいと後悔しています。
これからどんどん深くなっていくので楽しみですねえ。
次は青空の霧氷にも期待ですね。
今週末に行く予定でしたので大変参考になりました
ラッセル厳しいと日帰りはキツそうですね…
まぁ我々はまったり1泊で行ってきます
さて、今週の雪でどんだけ増えるか…
楽しみ半分、不安半分といった所です
今週行かれるんですよね。
私が登った日は雪質もパウダーで時間さえあれば十分日帰りできる感じ
だったのですが、今週のこの大寒波の影響が未知数ですね。
私も行きたかったのですがしばらく泊まり山行が難しいので
またレコを楽しみにしています。
大峰でも比良でもお会いしたらよろしくです〜
こんにちは
単独でのチャレンジに拍手!!
お疲れさまでした。
今週末に「ちーむじぇい」で行く予定をしてます。
すごく参考になりました。
それに装備も詳しく書いてくれているので、ありがたいです。
いよいよ日程が近付いてきたので、気合いが入ってきました。
ご無沙汰しています。
ありがとうございます。つたないレコですが参考になればうれしいです。
ちーむじぇいの活動、いつも楽しく拝見しております。
また機会あればご一緒させてください。
それにしもて今週の大寒波の影響が少々不安なところかと思いますが
お気をつけて!またレコを楽しみにしています。
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