アポイ岳、ピンネシリ
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,255m
- 下り
- 1,239m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
<前日>
前夜は、千歳市から様似町まで走り、ビジターセンター前に車中泊。
そこには自分の車のみだ。満天の星空・・・期待は膨らむ。
<当日>
朝5時頃携帯のアラームで起きるとうっすらと稜線が見える。
外の気温は4度。エンジンを掛け、暖を取る。
携帯で山の天気予報を確認すると、4時発表の予報はバッチリ晴れ!
日の出は6時前だ、切りの良い6時丁度に出発が出来るように準備。
「ビジターセンター前」から「アポイ山荘前」に車を移し、6時少し前に車から徒歩でビジターセンター前に到着。
写真を撮ったり体操したりと6時になるのを待ち、丁度に出発。
周囲に登山者の車や気配はない・・・オフシーズンだろうか?
今日の飲物は・・・軽くしたいが・・・一応「アミノサプリ」を3リットル持つことにした。
食料は軽いものを選ぶ。
<出発>
車止めが施された車道を行くと、程なく新道と旧道との分岐となる。
今回は「旧道」を選ぶ。
山小屋までは樹林の中を行くので展望はない。
でも、「アポイ岳」は色々な意味で自分の原点であるので、色々と考えながらの登りもいい。
木々は赤や黄色に色付いているものの、若干峠を越えた感。
足取りは軽く、息が上がらない様に抑えて行く。
登山道途中にある「熊よけの鐘」は鳴らさずにトントンと進む。
アポイにもかれこれ4回目となり、道程に大よそ想像がつく。
そうして山小屋へ到着
<山小屋>
小屋の海側岩場には鹿の親子。
そこ(山小屋)では展望が開け、アポイの山や海の景色が広がる。
山が朝日に輝いているところを写真に収め、早々に出発。
そして「馬の背」へ登って行く。この山での登りらしい登りとなる。
高山植物を保護するロープの中をぐいぐいと高度を上げて行き、山小屋が小さく見える様になる。
また、様似町も見えてくる、様似小学校は入学した小学校だ。海に突き出すエンルム岬が程好いアクセントだ。
馬の背からは「アポイの連なる尾根」が一望できる。
アポイ岳〜吉田岳、そしてピンネシリへの稜線が青い空にくっきりと。
<アポイ岳>
馬の背を辿り、アポイ岳の山頂に到着
山頂にはダケカンバがあるので、展望は頂上直下からの方がいい。
背中からバックを下ろし、自宅にメールを入れて10分くらい休憩。
お腹は空いていないので、水分補給に留めておこう。
<新しい気持ちで>
「吉田岳1.5km」「ピンネシリ5.0km」の看板
天気はすこぶる良く、遠くピンネシリも良く見える・・・
そして日高山脈の山々も。楽古岳の「トンガリ」が著明だ。
さあ、ここからは未知の世界。
アポイ山頂から一度下り、吉田岳とのコルに向かう。
吉田岳までは登山者がそれなりに多いと聞くが、道はアポイ岳までのものより細くなる。
これから辿る「吉田〜ピンネシリ」の稜線美!なんともいいものだ。
そして目を転じれば、いつでも海が見えるし、そこには様似町の「エンルム岬」、それが海の景色を更に意味あるものにしてくれる。
しばらく進んで振り返ると、始めて見る「北からのアポイ岳」
それは海と馬の背の稜線と相まって「なかなかいいものです!」
また、吉田岳への稜線は岩がむき出しで険しいものの、道の付け方が良く行程が進む。
それと合わせて、展望がいい。
ピンネシリがだんだん近づいてくる。
アポイ岳寄りのピーク、794mが「吉田岳」だ。山頂には標識と三角点がある。
吉田岳を過ぎ、ピンネシリへは登山者がぐっと減るのだろう・・・
笹の登山道は始めは著明だが、時にまったく解らなくなる事もあった。
不明なところには「テープ」がオフィシャルっぽく?付いていたが、一部の区間のみ。
特記するのは「這松」が濃くなる事!
「道はしっかりしている」
しかし、その上に左右から「元気な這松!」が登山道を覆っているのだ。
ダニの少ないシーズンで良かったと思う・・・
掻き分け掻き分け、また腰の高さとなる区間は「すね」に常時這松があたる・・・
これが割りと厄介で、時には痛みを伴う事も・・・。
【ピンネンシリ】
ピンネシリ本峰「直下の下の方」は「笹」であるので、取り付いた後は割りと進みやすく、進めるだけ進む・・・
ところが・・・山頂とその直下は「元気な這松!」に覆われているので、そこは我慢我慢。
這松も大きくなるので、掻き分けたり、くぐったり・・・でも時間はそう長くはない。
<ピンネシリ山頂標識!> 山頂標識、まずはゴール!
襟裳岬から日高山脈、麓にはアポイ山荘も見える・・・しかもいい天気だ。
山脈中、尖がった山が「楽古岳」。来年には登りたい山のひとつだ。
帰りは往路を戻る事にした。
また這松と戦うと思うと気が重い。
ところがこのコース、帰りは海に向かうので景色が最高!
山脈、稜線、海、青空にひたれる帰り道。 這松は・・・ガマン。
【下山して】
<綺麗なガラス張りの浴場と露天風呂、そしてサウナ>
下山後は「アポイ山荘」内の「アポイの湯」へ
浴場からは光る太平洋の展望が広がる。
昼間からの風呂もこれまたいいものです。。
帰りはブラックコーヒーを飲みながら海沿いの国道を走り、富川から「日高道」へ。
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