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Yamareco

記録ID: 561484
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

甲武信ヶ岳

2006年01月08日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.1km
登り
1,566m
下り
1,553m

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
0:43
合計
6:08
9:52
188
得ちゃん新道登山口
13:00
13:43
137
甲武信ヶ岳
16:00
得ちゃん新道登山口
(※平成26年12月 ヤマレコに追加、記録は当時の記録を引用しています。)

【全般】
天気に恵まれ夏道・冬道、展望の尾根歩き等を楽しみ、最後は「ほうとう鍋」で締めくくり。
過去天気図(気象庁) 2006年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<JR甲府駅基点> 今回は甲府のビジネスホテル利用。
JR甲府からJR塩山駅へJR中央本線上り電車、約20分。
JR塩山駅南口のバス停1番から乗車、西沢渓谷まで約1時間。
<夢乃屋> 甲州名物:「ほうとう鍋」(JR塩山駅南口バス停前)
歴史ある鍋です。
2006年01月08日 18:51撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 18:51
<夢乃屋> 甲州名物:「ほうとう鍋」(JR塩山駅南口バス停前)
歴史ある鍋です。

感想

【JR塩山駅〜西沢渓谷(終点)】
 <塩山駅> JR塩山駅から西沢渓谷まで25km バス利用、1020円 1時間程。(WEB「山梨交通」路線バス−山岳路線)
 この始発にあわせて甲府から移動した。甲府から塩山へは20分程rだ。電車からの風景は一面ぶどう園。山梨=ぶどうが有名だけれどこれほどとは!塩山から西沢渓谷行きのバスに乗る、始発の乗客は2人。もう一人は西沢渓谷へ写真撮影の様だ。渓谷への道は甲武信岳等を源流とする笛吹川に沿った谷地を行く。

<西沢渓谷(バス停)> バスは道の駅「みとみ」を越えて数百メートル先の三叉路を右へ、そしてすぐにバス停があり降車。東沢山荘やドライブイン不動小屋があるが営業している姿は見られなかった。また、西沢渓谷は観光地だ。その地形から紅葉など相当のものだと想像に難くない。準備を整え出発し西沢渓谷の中を歩く、歩道や東屋など整備されている。登山道入口をを探す。

【登山口〜稜線(2250mへ)】
<徳ちゃん新道> 戸渡尾根の登山道を利用。  
村営西沢山荘手前に「徳ちゃん新道」の小さな看板を見つけて一安心。歩いて来る途中の滝などは凍っていたけれど雪はほとんど無い。今日は2475m峰、気持ちがいつになく引き締まる、若干不安もある。登ってみると登山道はしっかりしていて安定感を感じ、身体も思いのほか軽く前へと「どんどん」脚がでる。登山道は初冬雰囲気。広葉樹が落葉している中、松と笹の緑が元気だ。少し高度を上げ、振り返ると道の駅「みとみ」が見える。

<1852m> −2℃ 著明な休憩適地 : 水分補給。
1800m付近からシャクナゲが多くなってくる、その後シャクナゲの森を行く感覚にさえなってくる。シャクナゲの背丈は高く3m以上もある。その葉は緑を保った凍っている。休憩適地から5分ほど歩くと甲武信岳方向に展望が開ける所(1850m)がある、風景撮影に適する貴重な場所だ。

2000mを越えると所々あった雪解け箇所もなくなる、2100mを越えて少し登ると、急に「ふっと」空気が変わった。マイナス5℃。

<稜線> 2250m付近 : 正午目の前に青空が現れた、景色が良くなった。甲武信岳山頂まで直線距離約1.5km、雪は30cmくらいになっている。明るい稜線上、松が多いけれど這い松ではなく普通の松。 松の道、雪の上にしっかり付いたトレースを辿る。

【稜線〜木賊山〜甲武信岳小屋〜甲武信岳】
<木賊山> 破不山方向への縦走路の交点を左方に折れるとすぐに木賊山だ、松林の中で展望は無い。埼玉県の山頂標識がある。山頂を後にして3分ほど行くと視界が開けて目の前に甲武信岳が現れた。甲武信小屋へは一旦下る。

<甲武信岳小屋> 今回の登山にあたり、いろいろとWEBで情報を集めたけれど当然「甲武信岳小屋のサイト」も。ネットによると正月は営業していたようだけれど本日は無人の為、利用は出来ない。山小屋利用の楽しみは取っておこう。無線を準備、ポケットに入れていたバッテリーを装着し、空いている周波数を探して「チャンネルチェック」。山頂まで15分ほど。
最後の登り標高差100m!。わくわくする、そして展望が開ける所へ飛び出す!、大きめのケルンが3つ。南側への展望がいい。広瀬ダムや道の駅が見える。一旦、松とシャクナゲの林に入る、そこを抜けると山頂だ。

<甲武信岳山頂> はるばるやって来ました!天気は上々!マイナス12度、気温は低いが直射日光があたり何気に暖かい。風は1〜2m。
山頂や風景の写真を撮る。雲取山、両神山が見える。昨日は雲のかかっていた富士山、今日はしっかり。埼玉県と山梨県の標識が並んでいる・・・気持ちは解ります。

<アマチュア無線> 周波数「433」でのCQ。神奈川、埼玉、茨城、群馬、合計6局と交信しました。遠い所では茨城県の固定局、120kmです。前日交信した局との交信も期待したのですが残念でした。交信も気持ちよく終了し、思い残す事はありません。出発の設定リミット「1400」前の「1343」、山頂を後にします。

<下山> 甲武信岳小屋まで下り、小屋から巻き道を利用して木賊山をかわす。こちらは北側斜面となり雪が多くなるものの、しっかりしたトレースがあり助かりました。

<再び稜線歩き> 来た道と合流して明るい尾根歩き。展望も良く、やわらかい雪の上の緩やかな下りは身体にやさしい。富士山が美しい!テンポ良く降りて行く。

<休憩> 気温が低いが身体は温かい。1900m付近、休憩を取って最後の水を飲む。
またしばらくはシャクナゲや樹林の中を通る事になる、次に展望が開けたのは1800m。そして下りに見て左方に「けもの道?」っぽいのがあるので注意。そこからは雪も途切れ途切れになって来た。途中、夕日の登山道が気持ちいい。

<徳ちゃん新道登山口> なんとも云えない充実感と達成感を感じ西沢渓谷の林道と合流。道の駅で休憩、1738出発のバス最終便に乗り塩山へ、塩山では電車を一本遅らせつつ鍋で温まり帰路につく。(埼玉県さいたま市へ)

【最後に】
<編集後記> 甲武信岳へは幾つかルートがある。
2475mと標高が高いが、南斜面のルートであったためか雪に悩まされる事は無かった。また本来ならば縦走をしたい気持ちがあるも今回はバス利用と云う制限の中、可能な範囲で精一杯の時間活用。

<アマチュア無線> 山頂独り占め、気兼ねなくQSO。特にここ、甲武信岳はFBでした。

<他> つぼ足OK。軽アイゼン携行(6本爪)の出番なし。
水     : ペットボトルのお茶1リットル。(行程の3/4で使い切る。)
バッテリー : トレッキングパンツのポケットに入れて電圧低下を予防。

<本日の富士山> 雲が取れて抜群の展望、感無量です。

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