笈ヶ岳【清水谷遡行西尾根下降】
- GPS
- 09:18
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,101m
- 下り
- 2,099m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:18
天候 | ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートです。 |
写真
感想
今日も晴れで高温の予報、沢に行くしかないで。久しぶりに笈ヶ岳へ清水谷を遡行して行こう。
最近は荒れ放題の雄谷林道は車にとてもやさしくないのでチャリを積んで向かった。しかしあの凸凹悪路が修復されていてラッキー、林道終点まで車で行ける事ができました。
深夜2時過ぎにスタート、熊鈴をリンリン鳴らしながら歩いていく。暖かい深夜だった、水平道をガシガシ行き中宮ダムから雄谷沿いにトラバース道を行く。ワサビ小屋の管理の方たちだろうか、道はきれいに整備され危険個所にはフィックスロープが張ったあった。感謝しかないです。整備は迷い沢まででこの先はまだのよう、下草は濡れているけど沢靴なので問題ないで。
そして今年も迷い沢で迷いました。熊の糞はあるし道が分からんし…登ったり下りたりする。そして崩落した崖から沢に下りて登るとやっとテープを見つけた。これ帰りに分かるようにケルンを作ろう。
明るくなるころに水晶谷、ジャバジャバ渡渉してさらに進んで行く。3時間近くかかってやっとワサビ小屋に到着した、このルートの核心の一つはアプローチの長さです。
休憩したらカッパを着こんで入渓した、ワサビ小屋周辺は冷気が降りてとても寒い、しかしながら水は冷たくなかったのでよかった。
ここはイワナの多い沢、バシャバシャと逃げて行く。過去に岩に隠れたイワナを素手で捕まえた事もあるで。今日は寒いからそんな事はしないべ。
小滝を快適に超えて行く、標高1250mまでイワナ達が泳いでいた。この自然を壊さないように…。
雪渓が出てきた、ここは核心の一つで滝がある所。雪渓を乗り越えて巻く、ウィペットとチェーンスパイクは必需です。
この先は急峻になり高度が上がっていく、対岸に冬瓜、シリタカ山。更にその奥に白山が見えてくる。清水谷は展望の沢です。
さて最後の核心に近い二股に来た、どちらでも山頂の岩峰に行くのだが今日は水が流れている左に行く。1700mが最初の一滴でした、ここで水を補給して登る。岩峰直下に着く、落ちたらおしまいなので慎重にルートを探る。草付を登り岩に取りつくとチェンスパイクが滑り焦った。一旦セルフを取ってチェーンスパイクをザックにしまう。そして再び登攀、快適でしたが…岩峰が終わると再び草付…セルフは取れないしザックも下ろせないから滑る足元にビビった。ウィペット様様…。
際どく登り上げ久しぶりの笈ヶ岳にぴくりん。やっぱ清水谷からピクると達成感があります。
絶景を堪能して西尾根から帰る、激藪は下りなのでまだマシだけどうるさい。展望のないし花粉も飛んでるしくしゃみの連発でした。唯一の展望は大笠山!過去に水晶谷から登り上げたルンゼが見えていて懐かしく思った。
激藪をこなして西尾根を終了、後は長いトラバース道を帰るだけ。迷い沢にケルンを2つ作ったから大雨がなければ残っているだろう。
帰りは暑かった…マジでバテました。今年は猛暑予想で早くも高温…もう低山はアカンで。。。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する