古代の道・東山道で雪の富士見台へ【百名山の展望を満喫】
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 799m
- 下り
- 782m
コースタイム
天候 | 雲一つない快晴・微風 【気温】 強清水に到着:−5℃ 富士見台:0℃ 強清水に下山:−3℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は強清水登山口までは伐採作業中のためか除雪されていますが、 登山口近くは路面が凍結しています。 (私はスタッドレスタイヤでしたがスリップして登山口まで行けず、 かなり手前の路肩に停めました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【展望】 富士見台からは百名山の内、23座が眺められると評判です。 今日は白山・御嶽・北・中央・八ヶ岳・南アルプスの山々は 殆ど眺望できました。 【登山道】 強清水から水またぎの手前まではうっすらとトレースが残っていました。 水またぎ〜神坂峠〜尾根下コースはトレースが有りませんでした。 P1710西面は凍結した斜面が新雪に覆われ、滑りやすくなっています。 (事前にアイゼンを着けるべきでした。) 【水場】 水またぎでは沢水が得られます。 |
写真
感想
晩秋に素晴らしい展望を見せてくれた富士見台。
積雪した富士見台と、展望する雪のアルプスもきっと素晴らしいだろう。
土曜は快晴予報だ。早速出かけよう。
林道で欅平を過ぎると路面が凍結し始めた。
いよいよ強清水への登りになるとタイヤがスリップして先へ進めない。
諦めて安全な路肩まで下って歩く事にする。
二度ほど分岐する林道を見送り、凍結した林道を30分歩くとやっと
強清水登山口に着いた。思ったより短い距離で助かった。
東山道に入ると、数日前のうっすらとしたトレースが残っている。
うす暗い杉木立の中を辿り、蛇行する林道を串刺しするよう直登する。
徐々に雪も増え、トレースも怪しくなるがなんとなく道らしき凹面が
続いている。
沢音を左に聞いて林道へ上がると水またぎの水場に出る。
僅かに展望が開ける富士見台方面を見ると、素晴らしい樹氷が
眺められる。空は紺碧、予報通り快晴で期待が高まる。
小沢に沿って再び林道を横切ると傾斜が増し、道らしき凹面も
トレースも見当たらずテープ類も乏しくなる。
地形図と磁石で神坂峠の方角を確認し、時々目につくテープを
確認しながら行く。
方角に従って深雪の急斜面を直登気味に乗り越えるとそこは林道で、
神坂峠直下だった。少し歩いて指標に従って尾根下から東山道の
神坂峠に出てからトラバースコースで富士見台へ向かう。
斜面にへばりつくようなルートで急斜面のトラバースを終え
小さな平坦地で目の前の大きな恵那山を眺めて一息入れる。
途切れた梢の間からが斜面を見上げると紺碧の空と、立ち枯れが
見事な樹氷をつけ、素晴らしいコントラストだ。
トラバースは危うかったが林道コースでは見られない眺めだろう。
P1710の南斜面にかかるとやや緩んで、尾根を乗り越すように
西斜面に出ると様子が一変する。
目の前には一気に展望が広がるが、山腹の斜面は強い西風のせいか
雪面が堅く磨き上げられ容易に一歩が踏み出せない。
アイゼンを着けたいが、急な斜面で安全な場所が無い。
慎重に一歩づつ蹴り込んで、ステップを作りながら慎重に
トラバースしていく。スリップしたら急な斜面を一気だろう。
一旦高度を下げて再び鞍部へ上がろう。
しかしこの風が素晴らしい富士見台の展望ワールドを造り出している。
鏡の様に輝く斜面には樹氷やモンスター生み、広大な笹原は一面爽快な
雪原に変わり、まさにこの時期の山にしか見られない絶景だ。
萬岳荘分岐の鞍部に上がると南アルプスの銀嶺が連なり、思わず歓声を
上げる。ザックに腰を下ろしアイゼンを着けていると二名の方が
萬岳荘から上がって来た。一人はアイゼン、一人はスノーシューだ。
先行の二人に続いて富士見台の頂上に立つと、百名山の内23座
が見られるという評判の大展望が広がっている。
北側の白山に始まり御嶽・乗鞍・北ア・中央ア・八ヶ岳・南ア・恵那山と
360度の大展望。
折しも時刻は11:55分、三ヶ月前の今日、あの時間を思い御嶽に向かって
黙祷。
いつまでもこの絶景に酔っていたいが、そろそろ下る時間だ。
神坂山はあきらめて神坂小屋の陽だまりで食事を摂って、萬岳荘経由で
強清水へと下る。
記憶の中でも、おそらくべストスリーに入るだろう素晴らしい天気と
展望に恵まれた師走の山行。
年内最後になるかもしれない?。締めくくるには最高の一日だった。
今年も一年間楽しい時間をくれた山に感謝。有難う。
コメント
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素晴らしい絶景の数々ですね。
眼前の、樹氷、霧氷
そして、アルプスの山々。
これだけの大展望は
富士見台が、いくら好展望の地でも
なかなか、ないのではないでしょうか。
名峰が、ずらり一望。
やはり山頂は、これに限りますね。
komakiさん 今日は。
伊吹山は晴天にも恵まれ、皆さんと楽しい登山で良かったですね。
11月に続いて今度も絶景に恵まれました。
やはり積雪期になると、ルートを探したりスタンスを確保したりと、
結局通常より、2時間程余計にかかりました。
強清水登山口からだったら神坂山へも廻れたのに一寸残念です。
北アルプスは遠く無理でしたが、ほとんど山座同定できるほどでしたが、
それと初めて目にするモンスター群の美しさが素敵でした。
年内は天気も芳しくなく、これが最後かもしれません。
今年は2座の同行有難うございました。来年もよろしくお願いします。
onetotaniさん こんばんは
富士見台は晴天に限りますね。
サザンアルプスオールスターズや中央アルプス、御嶽、乗鞍、槍、穂高そして八ヶ岳。しっかり見る事ができましたね。最高の登り納めではなかったですか。
僕はと云うと、毎年年末はビリーズブートキャンプ並みの厳しい大掃除エクササイズが待ち構えておりまして、サボろうものなら来年1年どんなお仕置きがあるやら・・
こんなピーカンでも山に行けず皆さんのレコを羨ましく読んでおります。
よい年をお迎えください。そして来年もよろしくお願いします。
sugi-chanさん 今晩は。
こんな最高の天気は記憶を探してもあまり有りません。
富士見台から見える山も今日以上眺められる事もないのではないか。
予想より苦労して頂上に立っただけに余計に感動しました。
空が澄み切ったこの時期だからこそ恵まれた絶景を記憶に
今年の山行締めくくりにしてもいいかな・・・。
良い事、悪い事、色々有りましたが、来年も宜しくお願いします。
こんばんは。
素晴らしい絶景ですね。思わず見とれてしまいました
樹氷も雪原もモンスターもアルプスも!
どの写真も1枚1枚が最高の景色です
こんな素敵な山行きも,なかなかできませんね。
本当に素晴らしい景色でした。ありがとうございます。
totokさん 今晩は。
11月の富士見台で見事な展望に出逢って、積雪期にも是非見たいと思い
出かけてきました。
最高の条件に恵まれ、今まで見た事が無いモンスターや、枯れ木の樹氷など
の絶景に出逢えました。歩いたコースも良かったと思います。
一瞬でもこんな素晴らしい絶景に恵まれる機会を求めて、来年もまた
元気に歩きたいと思います。
来年もまた機会が有れば、御一緒してください。
良い御歳をお迎えください。
onetotaniさん、今晩は
最高の眺望で富士見台上がれてテンションもアップですね。
やはり眺望が良くないと楽しめませんね。
アルプスの展望にモンスターにも会えましたかお見事でした。
higurasiさん 今晩は。
積雪期にしか見られない素晴らしい眺めでした。
車が登山口まで届かなかったため、状況によっては今回は
神坂峠までかなと心配しましたが、最高の富士見台でした。
やはり同じ山でもコースを変え、季節を変えて訪れたいと
つくづく思いました。
多分今回が年内最後の山行になりそうです。
今年は御一緒していただき有難うございました。
来年も宜しくお願いします。
onetotaniさん
こんにちは
本当に雲ひとつない快晴の1日。
仕事納めの大掃除を会社でしながら
指をくわえて空を眺めていました。
さて富士見台ですが本当に見渡す限り
山、山、山といった感じで
登って良かったと思わせる場所ですね✨
羨ましい限りです❗
今年も参考になるレコばかりで
有難うございました。
来年も宜しくお願いいたします。
kazu97さん 今日は。
お仕事だったんですね。そんな日に、快晴の雪山を楽しんできました。
真っ白な雪原から、アルプスの銀嶺が見たくて富士見台にやってきました。
そこには思わず歓声を上げたくなるような絶景が広がっていました。
週末ごとに雨にたたられた山行が多かっただけに、超満足!
こんな絶景に恵まれた幸運をかみしめながら、無人の東山道を下りました。
間もなく年が変わりますが、良い御歳をお迎えください。
来年も宜しくお願いします。
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