松川温泉〜源太ヶ岳〜三ツ石山〜松川温泉の馬蹄形縦走
matusan
その他1人 
体力度について
- GPS
- 08:43
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,019m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:44
| 天候 | 朝方は快晴、11時過ぎ頃から雲が出始め、昼過ぎは、薄日がさす天気だった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
松川温泉から源太ヶ岳の区間は、静かな林間コースで、一部ぬかるんだ箇所もあるが、全体的には、歩き易いコースである。源太ヶ岳山頂直下には、残雪区間があるが、ツボ足で問題なく歩ける。 源太ヶ岳〜大深山の区間は、ハイマツ帯の中のなだらかで快適な尾根道が続き、八幡平や岩手山や秋田駒ケ岳の眺望が楽しめる。 大深山〜小畚山の区間は、鞍部に降ってから小畚山への急登があるが、登山道は歩き易い。 小畚山〜三ツ石山の区間は、ハイマツ帯の中のなだらかな快適な尾根道で、秋には素晴らしい紅葉🍁が楽しめるコースである。 三ツ石山〜松川温泉の区間は、途中三ツ石山避難小屋を経由して松川温泉に下るコースで、最後に階段状の下りが待っており、脚に堪えるが、それ以外は問題ない。 |
| その他周辺情報 | 松川温泉には、陵雲荘、松川荘、松楓荘という３つの旅館があり、日帰り入浴が、楽しめる。 また、松川温泉の近くに、松川地熱発電所がある。 |
写真
松楓荘の岩風呂‼ ほとんど誰も入っていなかったため、湯温が高く（50度以上に感じた）て水を入れたが、入るとゆでだこのようになってしまった。お風呂の深さが1.2m程あり、注意が必要!!
2
松楓荘の露天風呂!! 湯温は、水で薄められていたせいか、42度程度で丁度良かった。なお、男女混浴で入口は別々だが、中では混浴になる。幸か不幸か、この日の宿泊客は全て男性だった。
2
松楓荘の夕食‼ 岩魚の塩焼き、盛岡牛のすき焼き、刺身、三陸の海鞘の酢の物、茶わん蒸し、盛岡冷麺、野菜の煮つけ、香の物、みそ汁、ご飯とボリュームたっぷりで、岩手県の味覚を楽しめる構成で、美味しかった。湯上りの生ビールが美味しかった。
3
松楓荘の創業は、1743年だそうで、松川温泉では一番の老舗旅館だそうです。今年で創業280年!! 松川温泉の他の旅館は、創業年だそうです。このため、建物は、相当年季が入っておりました。
丸森川に架かる橋を渡った。松川温泉の峡雲荘の水は、この丸森川の更に上のほうに取水口があり、登山道沿いにパイプで送水しているそうだ。
松楓荘で朝食を弁当にしてもらったもので、おにぎりは、梅と塩昆布でご飯がしっかり握ってあり、食べ甲斐がありました。おかずも、卵焼き、鮭の塩焼き、蕗の煮つけ、たらこのそぼろ、ブロッコリーとトマト、生姜の甘酢とボリュームたっぷりで、味も良く美味しくいただきました。
3
手前にこれから歩く裏岩手山縦走路の小畚山〜三ツ石山の縦走路が見えている。また、その後ろに、昨年歩いた秋田駒ケ岳〜乳頭山の山並みが見えている‼
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
この日は、松川温泉松楓荘を朝5時に出発し、裏岩手山縦走路の一部を含めた松川温泉〜源太ヶ岳〜大深岳〜小畚山〜三ツ石山〜松川温泉の馬蹄形ルートの縦走を行った。
松川温泉から源太ヶ岳の区間は、樹林帯の中を緩やかに登っていく登山路で、登山路の脇を黒い塩ビのパイプが敷設されており、中腹にある丸森川の橋まで繋がっていた。後で峡雲荘に日帰り入浴した際、峡雲荘の水は、源太ヶ岳の中腹（標高1,100m）の丸森川の水源の水を使っていると書いてあり、飲んでみるととってもおいしかった。
この樹林帯区間では、沢山の銀竜草に出会った。源太ヶ岳山頂直下の眺望が開けた地点に至ると、残雪の雪渓の手前に唐松草と小梅�濮陲里�花畑が広がっており、岩手山の眺望を含めて感動した。
源太ヶ岳山頂に至ると、昨年歩いた秋田駒ヶ岳と乳頭山が小畚山の後ろに見え、毎年の花めぐりの旅がつながってきて、嬉しかった。
源太ヶ岳山頂から大深岳を経て小畚山から三ツ石山に至るコースは、森林限界を超えてハイマツ帯の中の緩やかな尾根道が続く縦走路で、特に小畚山から三ツ石山の区間は、全山が深紅に染まるといわれる紅葉の名所であり、秋の紅葉シーズンに再び訪れたいと思うコースだった。
大深岳〜小畚山に至る区間で、後方から声が聞こえ振り返ると、若い女性7人のトレランのグループが近づいてきた。どこから登ってきたのかと聞くと、安比高原を2時に出て八幡平を縦走して裏岩手山縦走路を走ってきたとのこと、若さ溢れる7名の女性グループの行動力に感心した。
大深岳〜小畚山の中間の鞍部の水場で小休止を摂った。この頃まで、快晴の天気が続いており、日影が恋しくなるような夏山だった。
小畚山への登りは、急だったが、登山路脇に尾上蘭や御前橘や深山大根草等の花々が次々と現れ、写真撮影が忙しかった。
小畚山〜三つ沼〜三ツ石山の区間では、石楠花や七竈の花が見られ、眺望も開けており、楽しいコースだった。
三ツ石山まであまり人とはすれ違わなかったが、三ツ石山には、三ツ石山荘側から登ってくる登山者が多く、結構多くの登山者とスライドした。三ツ石山山頂に着いた頃には、岩手山や「八幡平にもガスがかかり始め、秋田駒ケ岳や乳頭山もガスに覆われてしまったが、上空は薄雲を通して薄日が差し込んでいた。山頂で小休止を摂った後、三ツ石山荘に下ると、三ツ石湿原の中に立っている瀟洒な山小屋が現れ、小屋の中には、小屋の手入れのために上ってきておられる地元の有志の方がおられた。山荘から松川温泉に下る途中で地元の有志の方には追い抜かれたが、長靴を履いて、手には下草を刈る鎌を持っており、すごい健脚で追い越されて直ぐに姿が見えなくなった。地元の有志の方々のおかげで、登山道の整備が行き届いており、安心して歩くことができることに感謝しながら下山した。
なお、松川温泉まであと1.1kmという標識から急斜面の下りが三ツ石登山口まで続いており、丸太の階段が連続し、長い縦走をしてきた足に堪えた。
三ツ石登山口から昨夜泊まった松楓荘に戻り、預かったもらっていた荷物を回収して峡雲荘に戻り、松楓荘でもらった入浴手形で入浴させてもらった。
松川温泉の3軒の宿屋の風呂は、皆松川地熱発電所から給湯されているお湯を使っているので、どの宿のお風呂も乳白色の硫黄臭のあるお湯だった。
温泉でゆったりと馬蹄形縦走の疲れを癒したのち、盛岡駅に移動し、新幹線で帰京した。
今回も、梅雨時にも関わらず、天候に恵まれ、八幡平の高層湿原の花巡りを堪能することができ、また、裏岩手山縦走路の中間部分にあたる源太ヶ岳〜大深岳〜小畚山〜三ツ石山区間を縦走することができ、大満足の山行となった。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
源太ヶ岳の最新記録
大深岳の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する