周山・細野口から朝日峯
- GPS
- 06:34
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 653m
- 下り
- 885m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日峯北尾根(仮称)は登山路はほぼなく、薄い踏み跡のみ。灌木密集地などは特に下降の場合、何処がコースなのか殆ど判らないので、GPSでの確認と軌跡の活用が大切だ。危険個所はなし。 |
写真
感想
朝日峯は北の方角に尾根が伸びていて、そこを末端から歩いているらしいので行って来た。さすがに一般コースでないので、コース取も中々難しいものがあった。コースに危険な所はないが、道間迷いは彼方此方で起きた。GPSの確認によって事なきを得たが、密集ではない藪が多いのでピークや尾根からの下降時に方向を確かめないととんでもない方向に降りてしまう。時々進む方向でない向きに、登山路風の良い道が現れていることもあった。要注意だ。
周山の細野口まではJRバスで1時間15分程であるが、乗り疲れるほどで、細野口のバス停で降りてホッとしたものだ。バス停には立派なバス休憩所があってゆっくり準備が出来た。集落内を進んで愛宕裏参道となり、山間に入ると杉の植林帯で、左に廃林道があるが、そこが登山口だ。やや歩きにくい石ころ道をジグザグと林道は硬度を上げると、登山道は林道から右に離れて、尾根道を進むようだ。今日は35℃を越える暑さらしいが、幸いにも植林の中なので暑い日差しは避けられるのが有難い。高度を上げると風が心地よく吹いてくれる。植林の中の何も見えない、鬱陶しい道ではそよ吹く風でも何と嬉しいことか。
緩い上りを続けているとP591に達した。するとそこには何時も見るPH(ピークハンター)さんのプレートがあった。次はタカノス山だと勢い込んで進んで、大きく右に回り込むと滝の町の笠峠からのコースと合流らしく、古道(掘割道)があってこれは楽勝にタカノスだ、と喜んだのだが、そうは問屋は卸さないのだった。
古道は続くが、倒木と藪が徐々に増えて来て何処へ進めば楽に行けるのか躊躇してばかりである。酷い大きな倒木と藪を無理やり越えて進むが、鷹ノ巣はまだ先だ。標高差はないにも関わらず時間だけが進んで行くのだ。藪が薄くなることなく、鷹ノ巣山に到着してホッとしたものである。これで終わるのであればよいが、まだ今日の道探しは1/4しか進んでいないのだ。
鷹ノ巣山からの進むべき方向が判りにくく、GPSを頼りに下り口を探すが中々判らない。やっとのことで、よく目にする標識テープ(黄の上に黒)を発見して、その方向を見るとかなり急傾斜の薄い藪を降りるようだ。意を決して、落ちそうになりながら、木の枝を掴んで必死に下るのだった。暫くすると傾斜は緩んで足だけで歩くことができて安心したものだ。
平坦な良い自然林の幅広の道が続くのでルンルンと進んでいると、下りになって不明瞭な踏み跡になった。GPSを確認すると進むべき方向と大きくずれている。本来の行くべき方向へと右にトラバースをすれど埒が明かないので、さっきまで歩いていた元の高さまで戻った。先ほどのピーク状に戻ると、古びたテープがあり、その先に『黄と黒』のテープもあるではないか!南西方向に下るのが正解なのであった。あまりにも良い道だったので安心して南東に進んでしまったのである。
更に直後に緩やかな南南西の下りを南方向に下っていることをGPSで判ったので、右にトラバースして市町境界線に戻った。次のピークはP582であるが市町境界を外れて、左に迂回して登るらしく、踏み跡はそのように進んでいる。そのはずで凄い藪と倒木で境界通しには進めそうにはなかった。しかも最後の登りは直登で少しの距離であるが、シンドイものであった。
深い樹林の中ではあるが風があって、物凄く暑いにもかかわらず気持ちがよかった。そろそろ、ランチでもと思っていたが、すぐ先が田尻峠なのでそこまで行こうと進むと、田尻峠とは名ばかりの藪の中に小さな掘割が東西にあるだけで、藪っぽく狭い上に風もない鬱陶しい場所なのに驚いた。此処ではランチは出来ないと、風が吹く所まで行こうと鞭を打って進むが、風が吹く場所は現れない。それでも田尻峠から標高で20mほど上がると、ほんのりと風の気配を感じたので、どっかと腰を下ろしてランチとした。先ほどのような風でないが、少しは風を感じて慌ててランチを済ませた。計画時間からは30分ほどの遅れなので、何とか予定通りの範中だ。
ランチの場所が550mに対して朝日峯は688mであるので、ランチ後の距離と標高差に覚悟を決めて歩き出した。それにも関わらず、紆余曲折の尾根は尾根芯をはずすことが数回あった。朝日峯まで標高80mの所で小休止して息を整えたおかげか、朝日峯までは意外とあっけなく登れたと錯覚するのだった。朝日峯は20日ほど前に峰山から倒木凌ぎでやっとだったことが思い出されるのだった。その時は林道歩きを含めて、清滝までの長い歩きが残っていたが、今日は谷山6号橋まで下れば林道歩きも2Kmほどなので、もう安心だという気持ちの上では楽になっていた。
しかしながら、槙の尾からのJRバスは町中で特に長い時間掛かり、京都駅到着には行き以上に乗り疲れの感じだ。今回は行きと帰りのアプローチバスが最大のシンドサであるハイクとなった。
”八”、”永”、”竹”
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