ニ百名山188座目:焼石岳〜ホームレス生活の終焉?〜


- GPS
- 09:20
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 856m
- 下り
- 857m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 9:20
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
五葉山の次は東北中心を走る奥羽山脈へ。
秋田岩手県境にある二百名山・焼石岳を攻略する。
五葉山で温めた心に火を着けるに相応しい名だ。
今回は最短ルートの東成瀬コースを選択。
ショートカット林道を走ることで
3合目まで車で入ることができる。
この時点で標高900mあるため夜は結構冷える🥶
いつも通り6時スタート。
どうせ序盤は樹林だろと期待してなかったが
樹々の窓からいきなり鳥海山!!( ゜д゜)
焼石岳俺のテンション上げ方分かってんな。
地図見る限り8合目までは
あまり標高差のない緩やかな登りが続く。
沢沿いで湿潤な登山道の脇には
ギンリョウソウ、ハクサンチドリ、
ミヤマキンポウゲ、水芭蕉など
高山植物の宝庫🌸
標高1000m前後で花畑になるのが
東北の良い所だよなぁ😌
上にはどんな景色が待っているかな?
7合目付近から世界が変わりだした。
樹林の隙間から左手に小高い三界山が見えてくる。
進むにつれ視界が開け辺りは湿原に変化し
道中から湧き水が噴出。
周囲には南本内岳、西焼石岳、ガチ焼石岳が
取り囲み遠くには再び鳥海山の姿も!
なんだこの天国は・・・😇
感動に震えながら気づけば8合目に到着していた。
山頂より先に分岐路から焼石沼を見に行ってみる。
静かな湖面に反射する西&ガチ焼石岳。
そして中をよく見るとニジマスが泳いでいる!
Wikiによると焼石岳ではかつて放牧が行われていたらしく
人間の食料用として焼石沼に
ニジマスを放ちそれが野生化したのだという。
つまり
テント張れる平地があり、
飲料水の湧き水もあり、
食料のニジマスもあると。
これは・・住める!!( ゜∀ ゜)
焼石沼を堪能しいよいよ本格的な登りへ。
名もなき川となっている登山道を渡り標高を上げていくと
残雪混じりの山肌と共に鳥海山の麓には横手盆地が横たわる。
暫くして変則十字路に到達。
ここから周囲にある各ピークへ直接向かうことができる。
まずはガチ焼石を取らないとな!
十字路を南に進路を取る。
ここからまた山の雰囲気が変わり
巨石が連なる岩陵地帯となる。
石は黒ずんでおり火山の熱で焼かれたのよう。
・・・そうか、これが焼石岳の由来か🥴
岩を飛びながら道中にひっそり佇む焼石神社にお参りし
更に標高を上げていくと背後には岩手山の稜線も。
これはもう山頂の絶景は約束されたな!( ゜∀ ゜)
10:30に山頂到達!\(^o^)/
あれ?平日なのに意外と賑わってる😳
出発する時車3台だったはずなんだけどな…
通りすがり人に話を伺うと
岩手側のつぶ沼登山口から来た様子。
朝の時点で車40台も居たそう。
東成瀬コース最短だけどマイナーだったんか…
皆梅雨の間の貴重な晴れ間を
愉しむべく集まったのだな🥰
山頂展望は北から順に時計回りで
岩手山→姫神山→早池峰山→五葉山→栗駒山
→神室山→鳥海山→和賀岳→秋田駒ヶ岳
と、ずらり並ぶ名山のオンパレード!
蔵王と同じく東北の中心部に位置する山。
見える景色のバランスも非常によく似ていた。
そして麓には水を湛える岩山を発見。
あれは…湖中に石淵ダムが沈む胆沢ダムですね?
マニアの俺なら分かっちゃうよ?( ゜∀ ゜)←
まだ未完成の時期に見学したのは懐かしき想い出。
ハァ....ほんと東北に居ると、
色褪せない夏の美しい記憶が蘇ってくるぜ😭
山頂でヤマメシを1時間楽しみ撤退。
だがこんなにいい天気ならもっと楽しまなきゃな。
隣に見える東焼石岳にも登ろう!
山頂を南方面に下り東へと折り返す。
雪解け水を湛える泉水沼が陽光に輝き
焼石岳と横岳を見ながら緩やかな勾配を登る至福の時
皆同じことを考えるもので周回路では
多数の登山者とすれ違った。
12:30に東焼石岳到着。
平坦な山頂は高山植物の花畑!
少し東に降りると六沢山までの鋭い稜線と
奥州市の街並みが見えた。
そして上空には白鳥のような雲。
・・・精進湖で戦ったアイツ元気かな←
旅に出てからもう4ヶ月。
まだ体感1ヵ月くらいなんよな…
楽しいことしてると光陰矢の如し。
充実した人生を送れてるってことだよな!
これまでの旅を振り返りながら歩き続け
変則十字路まで戻り周回完了!
往路を戻り15:40に下山した。
水、光、花。自然の美しさがぎゅっと詰まった
実に東北らしい魅力に溢れた優しい山容。
是非また訪れたい山のひとつとなった。
二百名山188座目・踏破!
★ルートレビュー★
難易度:D
東焼石岳から九合目の分岐路に向かう道に一部藪漕ぎ区間あり。
他にも泥濘、洗い流し、岩場、残雪とバリエーションに富んでいますが
全体的よく整備されている歩きやすい登山道です。
体力度:C
標高1547m 累積標高差960m 時間9:20 距離16.5km
程よく距離はあるものの勾配が絶妙で疲れにくい登山道構成。
東焼石周回をカットすればさらに簡単で初心者でも登りやすい山です。
展望:B
八合目の焼石沼付近から視界が開き始め焼石連峰を構成する山々が。
山頂からは姫神山、岩手山、秋田駒、和賀岳、鳥海山、栗駒山、
五葉山、早池峰山などの東北北部の名峰を一望する大展望が待っています。
総評:A
引きで見るとフラットで地味な山容に感じますが
実際登ってみると登山道の多様性、景色の変化に富み
自然の魅力が詰まった東北の優しい山容を象徴するような山。
魅力を語りだすとキリが無いため必ず登ってください!
★ルートレビューリスト(二百名山)
https://wp.me/PcUql6-L6
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
http://furaiki.xsrv.jp/
★Instagram
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