三重のええ沢 石谷川 白糸の滝〜御所谷出合いまでの滝を登りまくりました。

2023年07月13日(木) [日帰り]

• GPS: 09:12
• 距離: 8.8km
• 登り: 768m
• 下り: 751m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:52
• 休憩: 2:21
• 合計: 9:13

8:20 スタート地点
8:32 8:33 石水渓バンガローサイト
8:43 9:20 白糸の滝
9:53 10:45 頂礼井戸
11:07 11:24 小矢場峠
13:19 13:19 南尾根・白谷コース分岐
14:05 14:08 白雲の滝
15:34 16:02 白谷コース・御所谷コース分岐
16:36 16:37 白雲の滝
16:39 16:39 南尾根・白谷コース分岐
16:55 16:55 小矢場峠
17:03 17:05 頂礼井戸
17:21 17:21 白糸の滝
17:26 17:26 石水渓バンガローサイト
17:33 ゴール地点

天候

雨 時々 曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

石水渓キャンプ場近く、東屋の在る駐車場
10台程度　トイレは石水渓キャンプ場バンガローエリアにあります。
トイレには水道ありました。

コース状況／危険箇所等

滝登攀は岩が脆いので注意が必要です。
握ってグラグラ、ボロボロ剥げ落ちる所は多数あります。

今回は、御所谷の2段6m滝の上まで遡行しました。
下山時は、遡行終了点から登山道を利用しました。
御所谷2段6m上から御所谷出合いまでの登山道で山抜けがあり危険かなです。

なお、下山時の登山道は奴らの巣窟です。
御所谷2段6m上から旧営林署小屋林道手前までは風波史上過去最悪でした。
沢靴に取り付いた1匹を見つけて止まってデコピンしている間に、2~3匹取り付かれます。
旧営林署小屋からの林道も勿論、奴らの巣窟には変わりません。

石谷川・御所谷の遡行図については
西尾寿一 著
鈴鹿の山と谷6巻にあります。
このため、直接公開は控えさせていただきます。
風波は、図書館にて借りました。


　

写真

7/13 8:21

小雨の中、駐車場をスタートします。
沢装備なので、小雨は全く気になりません。

7/13 8:21

東屋と鬼が牙と風波

7/13 8:41

石谷川
白糸の滝の下流です。

7/13 9:03

白糸の滝登攀に焦り、今日の白糸の滝正面から撮影を二人共に忘れました。
白糸の滝リードする、しんじさん

7/13 9:07

しんじさん、サクッと登って支点工作、風波はフォローで登りました。

7/13 9:12

白糸の滝の上の釜
しんじさん

7/13 9:12

白糸の滝、直ぐ上の小滝
しんじさん果敢に攻めます。

7/13 9:13

しんじさん、
勢いのある水線を突っ切りました。

7/13 9:18

前回、風波が対流でサラシ場（白泡帯）へ引き込まれ溺れかけた釜です。
前回を教訓にして、しんじさんはロープを付け、ザックのベルトバックルは解放しています。
前回（4日前）より少し水量が少なく、立ち込み出来る所が見えています。

7/13 9:19

しんじさん、滝裏に入り水圧にめげず水線ギリギリで立ち込みをしています。
風波はこれを見て身体冷えるぞ〜〜ブルブル、カッパ上着着用してから挑み凄い水圧を体感しました。

7/13 9:19

しんじさん、立ち込みました。
後は、乗り込みです。

7/13 9:20

しんじさん
乗り込みクリア

7/13 9:32

2連砂防直ぐ下流
凄い水量の小滝
しんじさん

7/13 9:32

風波は水線裏に居ます。

7/13 9:34

流石にあの水流、水圧の小滝は登れません。
小滝横から登りました。
ヌルヌルなので共同作業、最初しんじさんのお尻を風波が押してサポート、風波はしんじさんのお助けロープのサポートで登りました。
ここは、4日前はヌルヌルで水が流れておりKUさんと断念したラインです。

7/13 9:36

2段の砂防ダム

7/13 9:52

朝礼井戸、早速オブザベーションしている
しんじさん

7/13 10:01

しんじさん
サクッと釜を泳いで渡り登攀準備をしています。

7/13 10:06

朝礼井戸
しんじさんリード

7/13 10:06

4日前、風波もリードしたラインです。
左足を乗せている箇所はまだ使えるようです。

7/13 10:07

流石のしんじさんも手詰まり、増水のため水線へ左足を突っ込む事が出来ません。
直上には手が無く、ヌルヌルです。
時短のため、ここから釜へドボンしました。

7/13 10:15

朝礼井戸左岸にあるクラック、4日前は水量が多かったのです。
4日前の風波とKUさんでは登攀を考えないラインですが！！
勿論、しんじさんはリードしますとあります。
このラインは風波は登った事はありません。

7/13 10:17

ザックデポ
カムセットで、しんじさんチムニーで離陸します。

7/13 10:18

セカンドで登りましたが、背中の岩は苔が無く滑らないので風波でもチムニーOKでした。

7/13 10:19

カム2個セット
後は、マントル、乗り込みです。

7/13 10:34

ザックを荷揚げした後、風波がセカンドで登りました。
カッコよく、セカンドをビレーしている
しんじさん

7/13 10:43

朝礼井戸
最上段から1段目上を撮影しています。

7/13 10:53

しんじさん

7/13 10:54

しんじさん

7/13 11:14

風波

7/13 11:26

ここは4日前、風波がトライしましたが・・・
立ち込めず断念した所です。
しんじさんは、如何に・・・
暫く、色々と探っていました・・・

7/13 11:28

なるほど！！！
ムーブはあれか！！！

7/13 11:28

しんじさん
見事に立ち込みました。

7/13 11:29

後は、ヌルヌルに滑れらない様に注意して・・・

7/13 11:30

はい、クリアしました。

7/13 11:37

風波もしんじさんのムーブをマネマネで登ることが出来ました。
二人共空荷なので、右岸バンドで戻り、ザックを担いで右岸バンドから登り返しました。

7/13 11:59

昼食タイム
しんじさんの昼食

7/13 12:00

風波の昼食
どん兵衛肉うどん＋レトルトカレー＋焼き鳥缶＝カレー肉うどん
二人共、相変わらずのメニューでしたが、沢屋さんは体が冷えるので暖かいカップ麺が美味しいです。

7/13 12:27

七ツ釜最下段の釜
へつる、しんじさん

7/13 12:28

七ツ釜最大の滝
ドデカイ、チョックストーン右側を登ります。
ザックは木の根と岩の隙間が狭いのでデポします。

7/13 12:33

しんじさんリード
カムをセットして、頭の上の落ちかかっている木の根にスリングで確保して・・・

7/13 12:34

狭い、木の根と岩の間に割り込んで・・・
はい、クリアです。
空荷なので、ザックを荷揚げしてから、セカンドで風波が登りました。

7/13 12:49

しんじさん

7/13 12:49

しんじさん

7/13 12:51

ここは、風波が先行と・・・
大きく跨いで・・・

7/13 12:51

ハイ・・
ドボンでした。

7/13 12:52

しんじさんは・・・
大きく跨いで

7/13 12:53

ハイ、
クリアでした。

7/13 12:54

風波
再度挑戦します。

7/13 12:54

風波
大きく跨いで・・・反動をつけて、1，2の「3」は無くて
「お助けロープ、プリ〜〜〜ズ」でした。
まあ、こんなものです。

7/13 13:20

白糸の滝
何時もは、水線の右側、倒木がある方から登っています。

7/13 13:23

今まで登った事の無いライン
水線の左側を、風波がチョット触っています。
空荷なら登れそうかな？
勿論、しんじさんならですが
（　＾ω＾）・・・

7/13 13:32

この写真は、しんじさん2回目のトライなのです。
実は、1回目はこの辺りでホールして釜へお尻から「ど派手に着水」しました。
ホールした高さは8mはあるかな、ワンカムセットしていますが着水少し前にようやく制動が効き始めた感じでした。
釜の水深は1m弱位あるので、しんじさんも滑って駄目と感じて後ろに飛び着水を選択したとありました。

7/13 13:34

しんじさん、ナイス、RP
空荷だったので、荷揚げをします。

7/13 13:54

ハーケンを打って荷揚げしたザックを滝上にデポしています。
セカンドで登る風波です。

7/13 14:17

風波

7/13 14:32

ヌメヌメな凹角を登る
しんじさん

7/13 14:38

2段滝
先シーズン、KUさんと風波は水線右側からトライ、二人共ドボンで高巻きをしました。

7/13 14:44

しんじさん　
水線左側からトライです。

7/13 14:45

しんじさん

7/13 14:46

この辺では、ビレーして見ていると苔でも掴んでいるの？
ホールドあるの？

7/13 14:47

見事
1段目クリア

7/13 14:47

後は、滑りに注意して乗越するだけです。

7/13 14:47

しんじさん
オンサイト
ザックの荷揚げをしてから、風波がセカンドで登りました。

7/13 15:07

一般登山道・白谷ルート
登山道が山抜けしているので、脚立つ二組で一度沢に降りて、登るをする区間です。
チョックストーン奥に二組の脚立が見えています。

7/13 15:07

へつる
風波

7/13 15:36

御所谷
出合いから直ぐの連滝はフリーで登ります。

7/13 15:37

しんじさん

7/13 15:38

しんじさん

7/13 15:38

しんじさん

7/13 15:45

本日の沢屋さん
遡行終了点は御所谷連滝上になりました。
風波

7/13 15:45

しんじさん

7/13 16:08

下山の登山道は・・・・
奴らの巣窟、魔窟です。
先行する風波が足元見ているのは奴をデコピンするためです。

7/13 16:41

こんなのが、大量にお出迎えしてくれました。
いちいちかまっておられません、さっさとデコピン処置して下山します。

7/13 17:33

駐車場へ戻りました。

7/13 17:44

こいつは、しんじさんの背中で吸血していたので現行犯身柄確保をしました。
しんじさんの背中は、リムーバーにて吸引処置をしました。
大量の吸血をした奴への判決は、・・・最高刑でした。

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

感想

風波

山友のしんじさんと石谷川 白糸の滝〜御所谷最初の連滝上まで遡行しました。
本来予定は、御在所岳東多古知谷百間滝踏破でしたが豪雨が予報されており、雨量が少ない石谷川としました。
駐車場スタートからポツポツ雨ですが、沢屋さんでは全く気になりません。
豪雨による危険な増水、濁りが無ければOKです。
本日の石谷川は4日前、KUさんとの遡行より水量が少しだけ少ないですが、梅雨時期なので増水ではありますが遡行に支障はありません。

今回のリードは、勿論、しんじさんへお任せモードとなり、過去登った事の無い滝や登っていても更に難しいルートでと登りまくり大満足な沢屋さんでしたのですが・・・
下山時登山道が奴らの巣窟をお邪魔したので過去最悪な状況となりました。
何時もなら遡行が終了し沢装備解除すると沢靴から沢屋用アプローチシューズへと履き替えるのですが4日前の状況を鑑み履き替えはせず、モンベルの沢靴「サワークライマー」で下山しました。
思っていた通り、御所谷の連滝上から旧営林署小屋までの登山道は本当にお手上げ状態です。
1匹沢靴に取り付いたのを見つけて止まってデコピンしている間に、別に2匹が取り付きます。
先行している風波が止まってデコピンした奴は、後ろを歩いているしんじさんに取り付くしまつです。
旧営林署小屋跡までは渡渉ごと足回りの念入りチェックをしていました。

駐車場はアスファルト舗装なので奴らは皆無、安心して着替えることが出来ます。
着替え時、自宅へお持ち帰りはしたく無いので念入りに取り付いているのを見つけてはデコピンをしました。
それでも、風波のクロックス内へ侵入した輩に、素足の指間をチクットとやられました。
これは、まだ吸血していなかったので軽微な犯行としてデコピン追放としました。

しんじさんが着替えている時、背中に取り付いたドデカイ奴を風波が現行犯で見つけました。
直ぐに身柄確保し、しんじさんの献血箇所をリムーバーで吸引処置しました。
なお、ドデカイ奴は被害者しんじさんの判決により最高刑となりました。南無。

二人共今回、奴へのデコピンはそれぞれ三桁、100回以上はあったと思います。

石谷川の遡行は最高ですが・・・
下山時の登山道利用は覚悟が要りますね。