青森市近郊 堀子岳〜折紙山イグルー縦走
- GPS
- 31:42
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,135m
コースタイム
2/21イグルー7:50―763m8:15―折紙山10:20~12:05―574m13:35~50―料金所ゲート14:42
過去天気図(気象庁) | 2010年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2/21 梨ノ木清掃工場そばの石塚さん宅に車をデポし、彼の案内で入山。朝の晴れは悪天の兆しだが、右手に八甲田の山並みを、背後に青森市街、陸奥湾を眺めながらゆっくりと林道を進む。カラマツの造林地を抜け更に尾根伝いにヒバの混じったヤセ尾根をゆっくりと登ってゆく。小金沢と三門沢の分水嶺にある三峰山(660m)で石塚さんと別れる。愈々3人での縦走開始。小さん、藤さんがラッセル。降って、掘子岳に登り風を避けて昼食を採る。目指す折紙山、電波塔の山がまだ高く遠くに見える。太い“暴れ木”以外は細いが、ブナの林には心が和む。
以前、5月の月見野〜八甲田温泉縦走の時に寄った電波塔山には、林道をカットして尾根を登る。小雪が舞い視界がぐんと悪くなりだす中、広い台地上のブナの林の中イグルー築造地点を探しながら833mへ。折紙山方面に続く尾根が見える。ここの斜面にイグルーを築造することにして、荷を降ろす。風の強くなった中、雪まみれになりながらのイグルー造りでヤッケも濡れてしまう。90分ほどを要した。中にエアキャップシート、テントマットを敷き乾杯。イグルーの部分が天窓となり湯気を排気出来るが、隙間からは雪が吹き込んでくる。入り口には、エアキャップシートを箸で止め寒気の流入を防ぐ。夜半過ぎまで、吹雪いたらしくシュラフカバーの上に雪が薄く積もっていた。濡れたヤッケが朝方に渇いたのか、両腕の寒さが消えてホッとする。イグルーは、築造中に濡れてしまうのが難点か。
2/21 明るくなり小用に立つ、ガス模様なれど100mほどは視界が利く。ここからは、郡界尾根を進むのだ。一晩吹き荒れた後の雪は不規則に積もり、重い雪がラッセルを強いる。ルートは、北側の下折紙沢と南側の大坪川との分水嶺になっているから、ひとつずつ地図と現地を確認する。青森側はブナの林だが、旧上北鉱山側は皆伐状態で、白々としたブナ林で残念だ。昔、豪雨の山でキノコ採りが遭難しダムまで流されたことがあったほどだ。
白い太陽が見え出し、風も止み藤さん、小さんのラッセルはスピードが落ちることなく、真っ白な山頂に着く。ツエルトを張り、早めの昼食を採りながら泉さんの到着を待つ。オーイの声に顔を出すと、近づいて来る彼の元気な姿が。鬢には、ツララが下がっている。料金所ゲートを7時に発ち、休みも採らず予定の時間の11時に13分の遅れで、初のルートを単独でラッセルを繰り返して登ってきてくれたことに感謝する。一緒に昼食を採り、彼のトレースを辿り下山。574mにはカンジキの跡あり。これを辿り下山するが、杉の林に難儀する。植林直後はルートとして利用されてきたのだが、杉の成長した現在では下山ルートとしては、一考を要する。
小さんは、カンジキに履き替え、泉さんは、シールを外すが、藤本さん、成田はシールのまま下る。林道近くになり、後の二人は杉林の中でとうとうスキーを脱ぐ羽目になってしまう。前の二人を追って、林道を滑走して行く。
みちのく有料道路料金所ゲートで、送迎の大さんと合流し、泉さんにも分乗して石塚さん宅へ送っていただく。サポートの石塚さん、泉さん、送迎の大さんご協力ありがとうございました。おかげさまでした。ありがとうございます。
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