立山・室堂散策（雷鳥沢キャンプ場定点）

2014年11月22日(土) 〜 2014年11月24日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 10.5km
• 登り: 653m
• 下り: 672m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:58
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:58

10:29 室堂
11:27 雷鳥沢キャンプ場

2日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:50
• 合計: 7:37

7:17 雷鳥沢キャンプ場
8:10 9:00 室堂
10:00 10:41 雷鳥沢キャンプ場
11:42 11:42 立山室堂山荘
12:47 13:06 浄土山分岐
13:42 13:42 立山室堂山荘
14:54 雷鳥沢キャンプ場

3日目

• 山行: 2:10
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:10

7:30 雷鳥沢キャンプ場
9:40 室堂

天候

1日目：晴れ
2日目：午前中は雪、午後から晴れ
3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】中央道日野BS=(ちてつバス)=富山駅=(富山地方鉄道)=立山駅=(ケーブルカー)＝美女平=(バス)=室堂
【復路】往路の逆

写真

デジカメを取り出したらなんと電源が入らない！ついに故障したかと諦め、今回はショボ携帯写真で撮る事になりました。

美女平からバスに乗り換える。室堂が近づくと辺り一面雪景色！！テンションアーップ！！

室堂ターミナルに着きました。

まだ11月だというのに、まるで別世界です。夏に来た時とは全く違う景色。

にしてもすごい人の数です。ほとんどがボーダー、スキーヤーのようです。

はるか遠くに富山平野が望める。

奥大日岳。来年はあっち行ってみようかな。

みくりが池温泉通過ー。

で、池。もはや面影はない。単なる窪地と化している。

血の池地獄もこの通り。夏に見た、あのおどろおどろしい茶色い池も今は真っ白に。

雷鳥荘に着きました。

そこから見下ろしたところが、キャンプ場。滑れば一瞬ですけどね。あたしはトボトボ歩いて下る。

雷鳥沢キャンプ場に着きました。さて、どこにテント張ろうかな。

少し人混みを避けて、今季初雪山テントを張りました。所要約1時間。

3連休初日はドピーカン。ただ西風が強くて、地獄谷の硫黄臭が常に鼻に突く。

ヒマなので、ワカンを履いてその辺をてくてく散策してみる。

ロッジ立山連峰の窓を覆っていた木の板が、外れてしまっている。雪に埋まったら大変。

どうやら今年は積雪量が少ないらしく、いたるところで下の木が出ておりました。

スキーヤーに踏みつぶされたシャクナゲ。あちこちでハイマツやシャクナゲの枝がスッパリ切れてぶっ飛んでた。エッジで傷つけてしまうんだろう。

テントに戻ってきました。愛しの我が家からの眺め。

半年間、この靴を買うためにコツコツ貯金していたのです！ローバーのバイスホルン。

で、翌朝。ご覧の通りの有様。前日夜は、テント内はー9℃でした。2人用テントに1人で、モンベル＃1だけだと寒かった(寒がりなもので…）。

フライがバリバリに凍っていた。そういえばこの前夜、長野県で大きな地震がありましたね。もちろんココも揺れました。

山に登るテンションではない。とりあえず情報を仕入れに室堂へ向かう。ていうか人と口がききたい、寂しい(笑)。

室堂にある遭難碑、とても目立つのに、この日はかなり近くまで行かないと見つけられない。

視界が利かず人もいない。あの青旗がなかったら、間違いなく遭難してるだろうな、あたし。

一旦テントに戻るも、天候回復の兆し。よし、再度浄土山へ向けて出発！！

雲の切れ間に見えているのが一ノ越？なのか？ん？よく分からない…。

よく分からないまま直進…。

地図を眺めながら、後ろを振り返ったりして地形を確認しながら登行開始。

少しずつ晴れてきた！！早く上に行きたくて、ろくに休憩も取らない。

今思えば、完全にシャリバテだったのかも。全然飲み食いしてない。

ホテル立山が見えてる。が、一ノ越へ登るならあの場所にホテルが見えているのはおかしい。この辺りから、自分のいる場所が間違っているのではないかという疑問が湧く。

やっと人工物を見つけた！！えっ、左が浄土山！？あーやっちゃった。反対側だわココ。

この、日陰の斜面が浄土山の北斜面。中央奥に雄山の社務所が見えている。

ノートレースの斜面を滑るように下山して、あっという間に一ノ越への取付きへ。今からやり直すにはもう時間がない。今回は諦めよう。

なーんにもしなかった1日が終わっていく…。さようなら、立山室堂。

翌日は朝から視界良好。

テントを撤収。楽しかったよ、ありがとう。

やっぱり、あたしは雪山が好き。そう確かめられただけでも、いい3日間だったな。

分かりにくいですが、中央奥のグレーのギザギザは剣岳です。鋭い岩肌は、雪をも寄せ付けない。

突然ですが、立山駅から富山駅までを結ぶ富山地方鉄道の車両内です。「アルプスエキスプレス」というそうです。

なんとこの車両、九州の「ななつぼし」をデザインした有名なデザイナーさんがデザインした、特殊な車両なんですって。

あたしが乗った11時台の電車は、全席自由でした。特急で走る場合は2両目が指定席だそうです。

そのため、カウンターにもスタッフさんはおらず。お客さんもまばらで、車内を自由に見て回りました。

車窓の眺めを楽しめるよう、窓向きに着いた席も。アルプスが一望できます。

んで、富山駅へ帰ってきました。ここからまた高速バスで東京まで…遠いなぁ〜。

感想

chunkichi

11月の3連休、当初は新穂高から双六岳を往復する予定でしたが、
同行者が得られず、単独でやるのは計画書が通らないような気がしたので、
無難に雷鳥沢でキャンプして浄土山にでも登ろう、という事で出かけました。

が。
地図読みの才能がゼロだったばかりに、
一ノ越へ登るはずが見当違いの沢筋を登ってしまい、
気づいた時には一ノ越とは反対側の肩に上がっておりました(苦笑)。

実は、1日目の夜に寒さのあまりほとんど眠る事ができず、
久しぶりの雪山という事もあって体が全く付いていきませんでした。
で、一ノ越を登るならトレースがあるからワカンは要らんだろうと
テント場に置きっぱなしにしていったのですが、
結局道を間違えているワケで、終始ひざ下のラッセルを強いられ、
肩に着いた時には満身創痍。
その先の急坂を見上げて、なんだかやる気が削がれてしまい(笑)、
もう今日はいいやって事でとっとと逃げ帰った、という有様です。

せっかく室堂まで出かけておきながらなーんにも登らずに帰ってきた訳ですが、
買ったばかりの冬靴の試し履きや、冬の寒さに体を慣らすには
ちょうどいい山行だったかなーと思います。
雪山初心者のトレーニングにもちょうどいい場所だな、と思いました。

ただ、東京から行くにはちょっと遠いかな…。
車を持たない自分は公共交通機関のみで出かけるわけで、
お財布には大変ダメージの大きい旅でございます(苦笑)。

コメント

sera

い〜じゃないの（笑）
テント張ってな〜んもしないっていうのもいいいじゃないですか！

でも流石ですね、整地がしっかり出来てるもんな〜
あたしゃ〜整地泥棒に余念がありません(爆)

cyunちゃんが#1でも寒くて寝れないとは相当寒かったんですね！
なんか好い工夫でもあったら教えてね〜

chunkichi

整地泥棒、自分もしようと思った(笑)。
でもなぜか、要らない「負けず嫌い」が働いて一生懸命整地しちゃった(苦笑)。
ただ、２日間いたから、自分の重さでどんどんヘコむのね。
特にあたし、お尻が大きくて(爆笑)、自分のお尻のところだけすっごいヘコんだの！！

あたし寒がりだから、seraちゃんよりよっぽど寒さに弱いよ〜。
２日目の夜は、＃３と２枚重ねて寝た(ぇ)。