記録ID: 5769983
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳/長衛小屋より 八合目で撤退
2023年07月23日(日) 〜
2023年07月24日(月)



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 827m
- 下り
- 815m
コースタイム
天候 | 23日(日)曇り時々晴れ 24日(月)晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
しっかり整備された登山道です。山頂までの標高差1000mながら、中身の濃いルートと感じます。 特に仙水峠から駒津峰へ標高差500mの急登が核心でした。 |
その他周辺情報 | バスにて下山後に仙流荘にて汗を流しました。 |
写真
長衛小屋・キャンプ指定地でのあおいとひなた
#ヤマノススメ
山小屋、トイレ、水場至近。水は豊富で冷たく美味しい!
やはりここは素晴らしいテント場です。
最大の問題は夜の静粛性だけど、今回は週末を外したので大丈夫でしょう。
#ヤマノススメ
山小屋、トイレ、水場至近。水は豊富で冷たく美味しい!
やはりここは素晴らしいテント場です。
最大の問題は夜の静粛性だけど、今回は週末を外したので大丈夫でしょう。
栗沢山は未登なので行ってみたいけど、またの機会に。
4年前に鳳凰山〜甲斐駒縦走を計画したことがありましたが、
突如沸いた台風のせいでお流れになったことを思い出しました。
18時台には就寝して、翌日の甲斐駒に備えました。
前回は騒々しくて殆ど寝れなかった苦い経験のある場所ですが、
今回は2人ともしっかり熟睡できました。
4年前に鳳凰山〜甲斐駒縦走を計画したことがありましたが、
突如沸いた台風のせいでお流れになったことを思い出しました。
18時台には就寝して、翌日の甲斐駒に備えました。
前回は騒々しくて殆ど寝れなかった苦い経験のある場所ですが、
今回は2人ともしっかり熟睡できました。
7/24(月)
結果から触れると、母の甲斐駒登頂は叶いませんでした。
母のペースから出発時刻、途中の通過時刻まで予測して、
出発時刻を3時と行程を組みましたが無事下山のためには仕方がありません。
2:54 長衛小屋(1980m)出発
3:46 仙水小屋(2130m)
暗い樹林帯の登りで母は不安そうでしたが、自分の450ルーメンのヘッドライトの明るさに元気付けられたようです。
結果から触れると、母の甲斐駒登頂は叶いませんでした。
母のペースから出発時刻、途中の通過時刻まで予測して、
出発時刻を3時と行程を組みましたが無事下山のためには仕方がありません。
2:54 長衛小屋(1980m)出発
3:46 仙水小屋(2130m)
暗い樹林帯の登りで母は不安そうでしたが、自分の450ルーメンのヘッドライトの明るさに元気付けられたようです。
とりあえず駒津峰までは行ってみようと母を元気づけ、ようやく森林限界を越えました。
鳳凰山、北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳、聖岳…
南アルプス好きな自分の選択で母もこれまでいくつもの山々を登ってきているのですが、
この頃の母は眺望を楽しむゆとりもなし。
鳳凰山、北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳、聖岳…
南アルプス好きな自分の選択で母もこれまでいくつもの山々を登ってきているのですが、
この頃の母は眺望を楽しむゆとりもなし。
7:00 駒津峰(2740m)到着
仙水峠から2時間半近くも掛かってようやく駒津峰。
自分が想定していた通過時刻よりこの時点で30分オーバー。
母の疲れ方をみると途中までとしたほうが良さそうと、
この頃より登頂は断念することを考え始めました。
仙水峠から2時間半近くも掛かってようやく駒津峰。
自分が想定していた通過時刻よりこの時点で30分オーバー。
母の疲れ方をみると途中までとしたほうが良さそうと、
この頃より登頂は断念することを考え始めました。
7:57 八合目(2710m)
駒津峰からここまでで1時間近く掛かってしまいました。
この先山頂まで標高差300mほど上げていく局面であり、
撤退するならここだと決めました。
母も納得して受け入れてくれました。でも八合目までとキリの良いところまで来れて良かったと言ってくれました。
今回の撤退は母の体力に対し、ルートの中身の濃さを甘く見積もってしまった自分の計算違いに責任があります。
やはり一度でも自分が歩いたルートから選択すべきであると痛感しました。
駒津峰からここまでで1時間近く掛かってしまいました。
この先山頂まで標高差300mほど上げていく局面であり、
撤退するならここだと決めました。
母も納得して受け入れてくれました。でも八合目までとキリの良いところまで来れて良かったと言ってくれました。
今回の撤退は母の体力に対し、ルートの中身の濃さを甘く見積もってしまった自分の計算違いに責任があります。
やはり一度でも自分が歩いたルートから選択すべきであると痛感しました。
しっかり景色を楽しんでから激下りに掛かります。
母は下りは元々安定しているとはいえ、今回は脚の疲れもあるので気を遣いました。
11:05 仙水峠(2264m)
標準所要1時間のところを1時間45分で激下りを終えました。
母の疲れを押して、山頂へ突っ込んでたら無事に下れていたかどうか。
母は下りは元々安定しているとはいえ、今回は脚の疲れもあるので気を遣いました。
11:05 仙水峠(2264m)
標準所要1時間のところを1時間45分で激下りを終えました。
母の疲れを押して、山頂へ突っ込んでたら無事に下れていたかどうか。
装備
個人装備 |
三脚
水
ハイドレーションシステム
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
スパッツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図・山と高原地図)
コンパス
ガーミンGPS
笛
鈴
ラジオ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
アマチュア無線機
ファーストエイドキット
補修キット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
登山保険証
健康保険証
スマホ
財布
サングラス
タオル
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ねんどろいど(あおい・ひなた)<br /><br />※行動中に携行していないテント泊装備は含めていません。
|
---|
感想
無事下山だけは果たしたものの、単独行には無い難しさに直面した今回の山行でした。
名山中の名山である甲斐駒。南アルプスの山々をこれまでいくつか
母と登ってきて、満を持してということで長衛小屋からの行程を計画しました。
母のペースから余裕のある所要時間を組んで万全を期したつもりでした。
それでも読みどおり、計画どおりに行くものではないということ、
それに母を山に連れていくことについて自分に掛かる責任の重さを痛感した山行となりました。
体力に余裕のない状態では集中力が落ち、不測の事態が発生しかねないと強い危機感を現場で覚えました。
それでも無事に長衛小屋に下山し、母にお礼を言われた時は嬉しいのと申し訳ないのと半々でした。
母はバスを気にして速足で北沢峠へ向かえていたので、余裕のある状態で下山できたのは間違いないです。
今回の山行での貴重な経験を、今後の母との安全登山に活かしていきたいです。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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熟睡出来てよかったですね。
北沢峠から 長衛小屋 キャンプ場へ、
キャンプ地から 仙水小屋までも50分
かかるのですね。
さらに仙水峠へ40分。
駒津峰へ2時間20分 やっぱり アルプスは
遠いですね。
なかなかの距離です。
展望はすばらしい、森林限界超えると
遠望だらけ、好天でよかったですね。
雲がかかる鳳凰もステキです。
まわりが 登られた 山だらけ、
ほんとに 親子さんで アルピニストは
すばらしいです。
なかなか ないですね。
お疲れさまでした。
高嶺の景色を満喫させていただきました。
ありがとうございました。
さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます。
白馬岳から1週間後だったんですが、母はもう疲れは取れたと言っていました。
でも完全に疲れが取れ切っていなかったのかもしれませんね。
登りでは自分の予想を越える疲れ方でしたし、本当に思惑どおりに事を運ぶのは
難しいものだなと痛感しました。ガイドを仕事にしてる方はすごいなと改めて思いました。
深い樹林帯から露岩帯、そして急登の樹林帯を抜けると南アルプスの絶景!
自分自身が北沢峠から登るのは初めてでしたから、本当に新鮮な眺めでした。
甲斐駒を選んだ理由の一つに、これまで一緒に登ってきた山々を母にも眺めてほしかったことがあります。
写真では分かりにくいですが、富士山もしっかりと見えていました。
今回は登頂できませんでしたが、母にも南アルプスを満喫してもらえたのではと思います。
目標となる山があれば母にとって励みになるでしょうし、今後も安全第一で共に登山できればと思います。
mayasanpoさんにコメントをいただき、母も喜んでくれています。
今回もありがとうございました。
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