大天井岳

2023年08月01日(火) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 19.9km
• 登り: 2,054m
• 下り: 2,056m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:08
• 休憩: 1:34
• 合計: 11:42

3:42 有明山裏参道登山口
3:52 3:53 中房温泉登山口
4:19 4:19 第１ベンチ
4:41 4:41 第２ベンチ
5:07 5:07 第３ベンチ
5:31 5:31 富士見ベンチ
5:57 6:08 合戦小屋
6:21 6:21 合戦山
6:42 6:42 ベンチ
6:50 7:03 燕山荘
7:42 7:43 蛙岩
7:57 7:57 大下りの頭
9:10 9:10 小林喜作レリーフ
9:16 9:17 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
9:33 9:33 大天荘
9:43 10:04 大天井岳
10:21 10:31 大天荘
10:44 10:44 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
10:47 10:48 小林喜作レリーフ
11:49 11:50 大下りの頭
12:07 12:08 蛙岩
12:42 13:05 燕山荘
13:11 13:11 ベンチ
13:27 13:27 合戦山
13:36 13:52 合戦小屋
14:07 14:08 富士見ベンチ
14:24 14:24 第３ベンチ
14:43 14:43 第２ベンチ
14:59 14:59 第１ベンチ
15:22 15:22 中房温泉登山口
15:32 有明山裏参道登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山者用駐車場が第1〜第3駐車場まである。
第1が燕岳登山口に近い。
私は第2に駐車。

コース状況／危険箇所等

特筆すべき危険箇所は無いと思われる。

絶大な人気を誇る表銀座縦走コースであり、登山者が多い山域であることに要注意。
平日でも人が次々と集まってくる。
渋滞地点としては、大天井岳へのラストスパート急登、燕山荘周辺、合戦尾根の急登箇所が挙げられる。配慮と譲り合い、一時停止が必須であり、どんなに体力と速度のあるハイカーであっても、時間のかかる山行となる。

コマクサの群落が複数あるが、8/1現在ほぼ終わりかけ。

飲料水は、合戦小屋、燕山荘、大天荘の3軒の小屋で夏場は購入可能。

その他周辺情報

有明荘の日帰り入浴は17:00まで。大人700円。

写真

8/1 3:51

第二駐車場からひと歩きして、合戦尾根に取り付く。

8/1 4:39

合戦尾根は10年ぶりぐらいだが、やはりキツい。

8/1 5:13

北アルプス三大急登。気にならない程度の通り雨が、ニ、三回降った。

8/1 5:55

しんどい標高差だった。小屋もそろそろ営業開始しそうな時間になってしまった。まだまだこの先も標高を上げていくのだが。

8/1 5:59

今日は天気の予報が難しいようだ。午前中は晴れるはずだが、昼過ぎから急変する可能性もある。上空の寒気、日本海の低気圧、南西の台風の影響など。雷雨やゲリラ豪雨になるかもしれない。あまりゆっくりはしていられない。

8/1 6:21

綺麗に刈り払いされたトレイル。

8/1 6:48

花咲き乱れる燕山荘がようやく見えてきた。ここまで来ると、今日も入山者がとても多いことに気づく。平日なのに。

8/1 6:49

徐々に青空がでてくる。

8/1 6:54

燕山荘、いちどは泊まってみたいものだ。できれば冬がいい。

8/1 6:55

久しぶりの燕岳。時間に余裕ができたら、復路で立ち寄ろう。

8/1 6:56

ここから先の表銀座縦走路は歩いたことがない。

8/1 7:00

山荘のコマクサ畑。年月をかけて繁殖させたものだろうか。

8/1 7:01

8月に入り、ほとんどの花が終わりかけではあるが、夏山縦走らしい風物詩を見られてよかった。(日帰り登山だけれど)

8/1 7:04

いざ、大天井岳をめざす。だが、けっこう遠く見えるぞ！？

8/1 7:05

縦走路の右手(西側)には絶景がひろがる。

8/1 7:05

槍・穂高も見える。名峰だらけのトレイルだ。

8/1 7:06

登山道脇には花。

8/1 7:13

アップダウンに体力は着実に削られていくが、よく整備されたトレイルだ。さすが超メジャーコース。

8/1 7:21

遠くを見やれば

8/1 7:22

あの山影は八ヶ岳か。

8/1 7:22

あの長い山脈は南アルプスか。

8/1 7:23

振り返れば、立山連峰が。そして、ごつごつとした剱岳が雲に巻かれている。

8/1 7:25

快適な高速道路。どんどん天気が良くなっていく。

8/1 7:38

裏銀座を縦走したのは、昨年9月のこと。
いつかは表銀座も槍ヶ岳の先までゴールしたいものだが、とりあえず今回は大天井岳までの区間を味わっておこう。

8/1 7:42

蛙岩を通過。「げえろいわ」と読むらしい。

8/1 7:57

遠くない！？

8/1 8:07

すっかり上空は晴れ渡る。

8/1 8:22

花々も陽をあびる。

8/1 8:23

岩を踏んだり渡り歩いたりする区間が少ないため、足に優しいトレイルが続く。

8/1 8:37

夏のアルプスらしい稜線歩き。
実はこの夏、すでにアルプスを登るのは4回目となる。ぜんぶ日帰り登山だけど。

8/1 8:38

8/1 8:39

8/1 8:41

8/1 8:45

花、花、花。そして絶景。

8/1 8:48

だいぶ大天井が近づいてきたように目には映るが、たぶんそんなに甘くはない。

8/1 8:48

大天井のその先に、槍ヶ岳が見える。銀座通り。

8/1 8:56

山頂への道跡がハッキリ見通せて、ため息がでた。脳が痺れる光景だ。

8/1 9:01

人がいないように見えるかもしれないが、実はたくさん歩いている。というか流れが淀んで、ところどころ渋滞している。ラストスパート急登は誰もが減速して、時間がかかる。

8/1 9:07

標高差300mぐらいを稼がなければならない。

8/1 9:20

天気は上々。風も弱い。まだしばらくは保ちそう。

8/1 9:31

岩をガラガラガチャガチャと踏んで進む。

8/1 9:33

苦労したが大天荘まで乗り上げた。計画よりも30分遅れ。渋滞やすれ違いにおける譲り合いに時間がどうしてもかかった。休憩は後にして、まずは山頂へ向かう。

8/1 9:42

大天井岳のピークに立った。

槍ヶ岳がどーんと見える。山頂標識の撮影は混雑のため順番待ち。先に展望をたのしんでおこう。

8/1 9:43

右から、野口五郎、水晶、鷲羽、黒部五郎、三俣蓮華、双六などの山々が立ち並ぶ。

8/1 9:43

野口五郎岳。白茶色の砂地が特徴的。

8/1 9:43

ひときわ高く黒っぽい水晶岳。左側のあきらかに形の良いやつが鷲羽岳。

8/1 9:43

鷲羽の後方、中央奥に黒っぽくひろがるのは黒部五郎岳。

8/1 9:43

三俣蓮華岳から双六岳。

8/1 9:44

大天井岳山頂は素晴らしい展望台だ。

8/1 9:44

上高地の谷。

8/1 9:45

喜作新道から東鎌尾根を経て、槍ヶ岳へ。

8/1 9:48

穂高連峰。

8/1 9:49

そして山頂標識。2922mとは、かなり標高が高い。

8/1 9:51

高瀬ダムかな？

8/1 9:54

『ヤマノススメ』のここなちゃんもご満悦の風景！

8/1 9:56

ここまで歩いてきた稜線を見下ろすと、大迫力の夏雲。

8/1 10:03

8月だなあ

8/1 10:09

大天荘におりてきた。

8/1 10:13

夜はBARにもなるという大天荘。グッズもタイベック製だったりして、どことなくお洒落。

8/1 10:14

泊まってみたいわ。日帰り強行軍はつらいよ。

8/1 10:15

とりあえずコーラだけ買った。

8/1 10:21

コーラを飲みながら湧き上がる雲を見て休憩。事前の天気予報では12時には雨だったが、まだしばらく降り出しそうもない雰囲気。

8/1 10:31

下山する。中房温泉は遠い。

8/1 10:37

晴れとガスの境界線を帰っていく。

8/1 10:45

なんて贅沢な分岐点。

8/1 10:50

喜作レリーフ。往路では見逃していた。

8/1 10:53

振り返って見上げる大天井。でかい山容。

8/1 11:03

長いアップダウンを引き返す。

8/1 11:22

花ロードだ。

8/1 11:36

雲が上昇してきた。

8/1 11:55

燕岳まで遠い。

8/1 12:15

ライチョウ発見。

8/1 12:16

ライチョウ雛2匹。うまく撮れなかったが。

8/1 12:30

ライチョウにコマクサ。日帰りアルプスではあるけれど、夏のアルプスらしさには触れられたか。

8/1 12:39

ヘロヘロに疲れて燕山荘に帰還。

8/1 12:41

燕岳。二度目の登頂もしたかったところだが、登山道渋滞で時間がおしているし、疲労も溜まっていた。明日も仕事だ。見送ろう。山容を見て愛でるだけとする。

8/1 12:44

午後の燕山荘はたいへん賑わっていて、更に次々と登ってくる。平日とは。おそるべし、燕岳。おそるべし、表銀座。

8/1 13:01

合戦尾根を下降する。はあ、ここからがまた長い。

8/1 13:04

安曇野が見えた。

8/1 13:40

合戦小屋名物で水分補給。

8/1 14:44

いやはや、なかなか終わらない尾根だ。

8/1 15:24

ようやく。ここから第2駐車場までぐったりと歩く。無事、下山。

8/1 15:52

温泉で汗冷えから復活。入浴後、車に乗り込んだらゲリラ雨が5分間だけ降って、止んだ。気象不安定はほんとうだったわけだ。山行中に降られなくてラッキーだった。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

sprout

信州百名山66座目、大天井岳だった。

この山に行くならば夏がいちばんハードルが低いだろうが、その一方で、夏ならではのハードルの高さもある。
①駐車場争奪戦の山であること。
②登山道大渋滞の山であること。

まして都内からの日帰り登山を企むとあらば、平日休みというカードを使うことが条件だった。
駐車場は満車にまではならないだろうし、大渋滞ブレーキでタイムアップするには至らないだろう。

期せずして単発の休日が振り分けられた。
過去最多の猛暑日連続で仕事疲れしていたが、このチャンスにつっこむしかあるまい。

というわけで、狙い通りに表銀座の中核に位置する秀峰を踏むことができたわけだ。
同時に超人気コースを途中までとはいえ知ることもできた。
やはり、いつかは槍ヶ岳を越えて全行程を歩き通してみたいと思う、素晴らしいトレイルだった。

昨年、十年越しで憧れの裏銀座を歩けたわけで、諦めなければ、いつの日にかと淡い期待を抱いた。