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Yamareco

記録ID: 5793922
全員に公開
沢登り
中国山地西部

吉和冠山 フカ谷〜滝ヶ谷中の谷

2023年08月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:31
距離
10.3km
登り
842m
下り
826m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:49
休憩
0:42
合計
7:31
8:17
18
一軒家バス停
8:35
8:45
69
入渓点の橋
9:54
10:05
60
フカ谷大龍頭
11:05
11:05
59
林道横切り点
12:04
12:08
16
12:24
12:29
23
12:52
12:54
70
14:04
14:04
70
中の谷上部大滝
15:14
15:24
24
林道脱渓点
15:48
一軒家バス停
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道186号線を北上し、一軒家バス停先のチェーン脱着所に駐車(広い)。バス停横の林道を入り、中国自動車道の冠山トンネル排煙施設の先のフカ谷にかかる赤い鉄橋より入渓。
コース状況/
危険箇所等
冠山南尾根から中の谷沿いの登山道は不明瞭。
その他周辺情報 国道186号沿いに潮原温泉、道の駅スパ羅漢。
アブ・ブヨの一斉攻撃を受けながら、林道を進み、場違いな高速のトンネル排煙施設を過ぎると、すぐに鉄の橋があり、そこから入渓する。
2023年08月05日 08:32撮影 by  503SH, SHARP
8/5 8:32
アブ・ブヨの一斉攻撃を受けながら、林道を進み、場違いな高速のトンネル排煙施設を過ぎると、すぐに鉄の橋があり、そこから入渓する。
きれいなナメもあるが、ゴーロの区間が長い。下流部は右岸は自然林だが、左岸は植林帯である。
2023年08月05日 08:47撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 8:47
きれいなナメもあるが、ゴーロの区間が長い。下流部は右岸は自然林だが、左岸は植林帯である。
最初の滝であるミニゴルジュ内の3m滝は、左に回り込んで直登した。
2023年08月05日 09:25撮影 by  503SH, SHARP
8/5 9:25
最初の滝であるミニゴルジュ内の3m滝は、左に回り込んで直登した。
この大石の3m滝は、右側から巻ける。
2023年08月05日 09:45撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 9:45
この大石の3m滝は、右側から巻ける。
左岸に30mの懸崖があらわれると、
2023年08月05日 09:50撮影 by  503SH, SHARP
8/5 9:50
左岸に30mの懸崖があらわれると、
フカ谷の大龍頭(オオリュウズ)、3段15m滝となる。末広がりに流れ落ちる美しい滝だ。
2023年08月05日 09:54撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 9:54
フカ谷の大龍頭(オオリュウズ)、3段15m滝となる。末広がりに流れ落ちる美しい滝だ。
右の枝谷から巻けるが、今日は水量が少ないので、直登できそうである。
2023年08月05日 09:55撮影 by  503SH, SHARP
8/5 9:55
右の枝谷から巻けるが、今日は水量が少ないので、直登できそうである。
下段を左から登り、中段の下に出る。上段は、右から取りつき、中ほどで水流を左に横切り直上する。ずぶぬれになるが、水流に負けなければ、ホールド・スタンスはしっかりある。
2023年08月05日 09:59撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 9:59
下段を左から登り、中段の下に出る。上段は、右から取りつき、中ほどで水流を左に横切り直上する。ずぶぬれになるが、水流に負けなければ、ホールド・スタンスはしっかりある。
大龍頭の上には4段目の2m滝とその奥に3m滝が続いていた。
2023年08月05日 10:03撮影 by  503SH, SHARP
8/5 10:03
大龍頭の上には4段目の2m滝とその奥に3m滝が続いていた。
奥の3m滝は釜から上がる一歩が登れず、右から高巻いた。過去には登っている記録もある。
2023年08月05日 10:06撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 10:06
奥の3m滝は釜から上がる一歩が登れず、右から高巻いた。過去には登っている記録もある。
大きな釜の2m滝。右からへつって直登した。
2023年08月05日 10:14撮影 by  503SH, SHARP
8/5 10:14
大きな釜の2m滝。右からへつって直登した。
谷沿いに群生するヤマゼリ?
2023年08月05日 10:24撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 10:24
谷沿いに群生するヤマゼリ?
またゴーロとなるが、両岸とも自然林となり、ミズナラやトチなどの大きな木が目立つ。
2023年08月05日 10:28撮影 by  503SH, SHARP
8/5 10:28
またゴーロとなるが、両岸とも自然林となり、ミズナラやトチなどの大きな木が目立つ。
興ざめなことに、廃林道から流れてきたのか、ヒューム管が転がっていた。
2023年08月05日 10:38撮影 by  503SH, SHARP
8/5 10:38
興ざめなことに、廃林道から流れてきたのか、ヒューム管が転がっていた。
石で築いたワサビ田の跡が残っている。
2023年08月05日 10:44撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 10:44
石で築いたワサビ田の跡が残っている。
ヒキガエルとワサビ。ワサビは渋くて食べられない。
2023年08月05日 10:48撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 10:48
ヒキガエルとワサビ。ワサビは渋くて食べられない。
きれいな広葉樹林の中を遡行していく。
2023年08月05日 10:53撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 10:53
きれいな広葉樹林の中を遡行していく。
廃林道が横切るが、林道を越えてさらに遡行を続けると、大きな石がゴロゴロした急な流れとなる。
2023年08月05日 11:05撮影 by  503SH, SHARP
8/5 11:05
廃林道が横切るが、林道を越えてさらに遡行を続けると、大きな石がゴロゴロした急な流れとなる。
両岸が懸崖となって迫力あるゴルジュ帯が現れた。
2023年08月05日 11:14撮影 by  503SH, SHARP
8/5 11:14
両岸が懸崖となって迫力あるゴルジュ帯が現れた。
最後の洞窟状の3m滝は、直登したが、ぬめって外傾している上に、岩がかぶさっており、ザックがすれると落石を起こした。
2023年08月05日 11:17撮影 by  503SH, SHARP
8/5 11:17
最後の洞窟状の3m滝は、直登したが、ぬめって外傾している上に、岩がかぶさっており、ザックがすれると落石を起こした。
源頭の林は、美しい。藪漕ぎは少なく、松の木峠からの登山道に出た。
2023年08月05日 11:36撮影 by  503SH, SHARP
8/5 11:36
源頭の林は、美しい。藪漕ぎは少なく、松の木峠からの登山道に出た。
少しの登りで吉和冠山の山頂についた。
2023年08月05日 12:24撮影 by  503SH, SHARP
8/5 12:24
少しの登りで吉和冠山の山頂についた。
展望場所から北東方面に西中国山地の雄大なながめが広がる。
2023年08月05日 12:27撮影 by  503SH, SHARP
8/5 12:27
展望場所から北東方面に西中国山地の雄大なながめが広がる。
山頂付近のフシグロセンノウ?
2023年08月05日 12:30撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 12:30
山頂付近のフシグロセンノウ?
松の木峠への登山道を戻って、冠山の南尾根を中の谷にくだる。地形図の破線路はわからなかった。
2023年08月05日 12:52撮影 by  503SH, SHARP
8/5 12:52
松の木峠への登山道を戻って、冠山の南尾根を中の谷にくだる。地形図の破線路はわからなかった。
途中には立派なブナの木があった。下降した中の谷はゴーロが長くワサビ田の跡もあった。
2023年08月05日 13:15撮影 by  503SH, SHARP
8/5 13:15
途中には立派なブナの木があった。下降した中の谷はゴーロが長くワサビ田の跡もあった。
中の谷の上流部の迫力ある15m滝。右岸からまいて降りたが、左岸のほうがよかったか。
2023年08月05日 14:04撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 14:04
中の谷の上流部の迫力ある15m滝。右岸からまいて降りたが、左岸のほうがよかったか。
2段4m。
2023年08月05日 14:27撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 14:27
2段4m。
ゴーロと小滝の続く流れ。左岸は植林帯になった。センター造林地の看板がある。
2023年08月05日 14:39撮影 by  503SH, SHARP
8/5 14:39
ゴーロと小滝の続く流れ。左岸は植林帯になった。センター造林地の看板がある。
谷が狭まって中流部の3段の大滝が現れた。上段3mは、左岸から降りられる。
2023年08月05日 14:42撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 14:42
谷が狭まって中流部の3段の大滝が現れた。上段3mは、左岸から降りられる。
中段7mを右岸から巻いて見下ろす。深いゴルジュの中の流れだ。そのまま、右岸の泥つきルンゼを巻き降りて、下段の釜に降りた。
2023年08月05日 14:45撮影 by  503SH, SHARP
8/5 14:45
中段7mを右岸から巻いて見下ろす。深いゴルジュの中の流れだ。そのまま、右岸の泥つきルンゼを巻き降りて、下段の釜に降りた。
岩を割る下段8m。左岸は長平谷の出合いになっていて、すべてを一度に巻くのなら、左岸のほうがよさそうだ。過去には、滝右の階段状を登った記録がある。
2023年08月05日 14:49撮影 by  503SH, SHARP
8/5 14:49
岩を割る下段8m。左岸は長平谷の出合いになっていて、すべてを一度に巻くのなら、左岸のほうがよさそうだ。過去には、滝右の階段状を登った記録がある。
奥に大滝を見る渓流瀑のながれが良い感じ。この後もこんなゴーロの下りが続く。
2023年08月05日 14:52撮影 by  503SH, SHARP
8/5 14:52
奥に大滝を見る渓流瀑のながれが良い感じ。この後もこんなゴーロの下りが続く。
谷に近づいてきた林道にあがり、駐車地に戻るが、けっこう長かった。
2023年08月05日 15:14撮影 by  503SH, SHARP
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8/5 15:14
谷に近づいてきた林道にあがり、駐車地に戻るが、けっこう長かった。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 防虫ネット 防虫スプレー
共同装備
登攀具は使用せず。

感想

猛暑が続くので、標高の高い山の沢登りを選んだ。フカ谷は吉和冠山を南流する渓谷で、桑原良敏「西中国山地」でも紹介されている吉和冠山へのクラシックルートである。沢登りとしては、大龍頭(オオリュウズ)の登攀がポイントで、水量が多くなければ、直登は難しくない。その外には大きな滝はなく、すばらしい懸崖もあるが、ゴーロ歩きが長い。またワサビ田の跡があったり、林道が横切ったりで、深山の趣を損なう部分も少しあるが、植林帯が終わってからの広葉樹林は美しく、また太田川の源流を遡って、広島県第2の高峰に登ることができるのは魅力である。下山路とした、滝ヶ谷中の谷もフカ谷と同じく、大きな滝は上流と中流の二つしかないが、それぞれかなりの迫力で見ごたえはある。下流はゴーロ歩きが長いので、林道にエスケープして出発点にもどった。フカ谷の下流部はアブが多いので、防虫対策は必須だ。防虫ネットを被ったのに、隙をつかれたか耳と額をやられてしまった。
*フカ谷大龍頭4段目を登った記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4436961.html
*中の谷3段の滝を登った記録
http://anoyama-konoyama.net/110722.html

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