奥多摩 倉沢谷本谷 最高の水遊び沢と入渓情報


- GPS
- 04:52
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 253m
- 下り
- 257m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスでのアプローチなら駐車場問題は回避できます。倉沢BS下車、徒歩5分程度で入渓できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝の名称に関して個人的に使っている名称で記載していますので、ガイド本等との記載とは異なる場合が有ります。 <入渓> 入渓は林道ゲートの切通を1つ目と数えて、3つ目の切通から沢へ降ります。切通の向こう側の電柱に黒とピンクのテープ、そこから目印の有る踏み跡が続いていますがやや悪く、しかも最初の核心滝の上に出てしまうので勿体無いです。 実は楽な踏み跡が切通の手前側の曲がったガードレールの所にありますが、土砂が路肩に山になっており気付きにくくなっています。こちらの踏み跡は過去にキャニオニングツアーで使用されていたもので、下の平場まで降って左へ向かいちょっとクライムダウンすると最初の核心滝の釜入口に降りられます。 <核心となる滝> 核心となる滝は全部で5つあります。最後の滝以外は落ちてもドボンで済むので登ってみる事をお勧めします。 ・入渓後最初の核心滝、深い釜の小滝は左岸沿いに泳いで水流右から登りました。巻きは右岸から簡単に巻けます。 ・次の核心、深い釜の2段5m滝。下段は左岸沿いに泳ぎ滝の水流右側から、落ち口がスメア勝負で核心滝の中では一番難しいかも。2段5m滝上段は水流左際を越えましたが、増水時は困難になります。この滝も左岸側から簡単に巻く事ができます。 ・3つ目の核心、臭い水ボルダーの3m滝。泳いで右の水線ギリ上にマントル、その上はスメアとホールドとのバランス。落ち口左岸にリングボルト有りますが浮いていて怪しい。巻きは巻いたことないので不明。 ・4つ目の核心、左岸大岩6m滝。左岸バンド伝いに進むと濡れずに取り付けます。バンドから登って左岸の大岩の基部を巻き気味に越えるのが容易ですが、水流右際のカンテっぽい所を登りました。 ・最後の核心、石積み橋のトンネル手前の3条っぽい4m滝。他の方のレコでは水流右際から登れるようですが、この滝だけ落ちたらドボンでは済まないので水流手前の左凹角状から登りました。 <防寒> これでもかと釜が続きジャブジャブし過ぎると後半凍えます。ウエット等の防寒、白湯を飲んだり、濡れずに歩けるところは濡れずに遡行する等、体温管理が必要です。 |
写真
感想
暑い夏の日は水遊び沢へ、という訳で嫁さんと倉沢谷本谷へ。
多分4年ぶりの再訪だと思いますが林道倉沢線のゲートが閉じられていたり、入渓点が判りにくくなっていたりで時間の経過を感じました。
反面、光の差し込む釜の景色は相変わらず美しく、それぞれの核心滝は以前のままで楽しませてくれました。また、今までは決まって後半寒くてガタガタ震えるくらいでしたが、今回は濡れずに越えられる所は濡れないように遡行したおかげで、最後まで快適に楽しめました。
以下再訪に備えた備忘録です。
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・セルフにマイクロカムが有効だがピトンは持つ事。嫁さん引き上げは6.5mm15mフローティングロープのみ使用。8mm30mはドライサック内でok。
・6.5mm15mフローティングロープのコイルは小さめに作ると行動中バラけにくい。
・セカンドビレイは肩絡みオンリーだったが引き上げも有ったので、ビレイ位置は荷重方向に対して鉛直を意識する。
・入渓後最初の核心滝、深い釜の小滝は登った所のクラックにキャメC3#0でセルフ、嫁さん引き上げ。
・次の核心、深い釜の2段5m滝。下段落ち口左岸チムニー状上部に狭いが深いクラックが有り、キャメC3#000が使える。確保位置の足場が悪く2回程ガチ荷重が入ったのでカムだけではなくピトンも使い2点取るべきった。カムがバチ効きだったのはたまたまの幸運。下段嫁さん引き上げ、上段フリー。
・3つ目の核心、臭い水ボルダーの3m滝。落ち口左岸リングボルトが浮いているのでボルト左の浅いクラックにキャメC3#000と2点でセルフ、ただし浅いので微妙。嫁さん引き上げ。
・以前左側の岩の間を潜って進む滝は。左の穴が埋まって中央の大岩から登る。大岩越えた先の岩にクラック有りキャメC3#2が使える。フローティングロープで延長したセルフで嫁さん確保。
・4つ目の核心、落ち口左岸奥に石灰のクラックが有り、キャメC3#2と#00の2点でセルフ、嫁さん確保。
・最後の核心、石積み橋のトンネル手前の3条っぽい4m滝。水流1m程右からスタートし左へ斜上し水流右を登れそうなガバが有る。ただし落ちたらドボンで済まない。登るならロープ引いて支点にC4#0.3〜2位欲しい。水流外の左凹角状からフリーで越える。
・石積み橋のトンネルは埋まって潜れ無くなっており、手前右岸の踏み跡伝いに脱渓。
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