記録ID: 5800160
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沢登り
谷川・武尊
登川水系 米子沢
2023年08月05日(土) [日帰り]
kamog
その他3人 | 天候 | 晴れのち小雨（15時半以降） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・500円／日を下山時管理人さんにお支払。 ・トイレは新設されきれい。 ・登山届ポストは米子沢橋を渡った駐車場端の巻機山登山口にある。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
米子沢 遡行グレード 各滝のルート取りや高巻きを熟知し、水量が平水ならば1級上。 ただ初見者は高巻きルートをミスする方が多いので2級下。 駐車場横で水量があるときは増水状態なので2級以上になる。 （平水時は駐車場横の米子沢橋は水涸れしている） ※国土交通省 川の防災情報にある麓の清水集落の水位計が つい先日閉局され、水量情報が確認できなくなってしまった。 沢登りに限らず登山全般に言えることだが、一歩ミスれば重大事故になるので 一手一歩下山終了時の最後まで集中力を切らさないこと、それを維持するため の体力、筋力、体幹力、そしてモチベーションが必要です。 以下はこの沢の主な注意箇所だけ記します。 （もちろんこれ以外も一瞬一瞬注意する箇所は出てきますが） �”弦�1000mで正面左から支流のナメ沢が合わさる二俣で、本流の右沢には この先で多段40mほどの大滝があります。 時間と登攀力があればこの大滝を登ることも可能ですが通常は巻きます。 高巻きはナメ沢二俣の中間を本流側に少し入り、藪の中に付いた踏み跡を まずはトラバース気味に進み、右奥に大滝が見えた先で、踏み跡は 上部に伸び、少し幹や根を使って登ります。 約20〜30m登って踏み跡は右へトラバースし、少し不明瞭になった所で 右上し再び少しトラバースして、下に見える沢床に向かい下ります。 沢はナメ滝になっているので、根曲がり木を掴んで安定するまで トラバースして沢に戻ります。 この高巻きがわからず藪を漕いで時間を費やすパーティもいるので 一応記しました。 あと高巻きからナメ床に直接下り水流に流されるリスクもあるので 注意が必要です。 ��1090〜1130mに出てくる10m＋2段15m滝は水量が多いとき 要注意。 最初の10m滝は左側出だしが茶色ヌメリを我慢して乾いた緩い壁を 登って落ち口のスラブをシリセードで下り、対岸に渉って右を登れるが 10m滝右側のブッシュ帯の中の踏み跡を巻く方が多数派。 注意するのは右の草付きを登ったあと、落ち口から水流に足を踏み込んだ とき、増水時は一見何でもない水量でも水圧がかかり足払いを喰らって そのま滝に流される状態になることです。 リーダークラスの方は足に水圧を感じたら、後続の方の技量を鑑み ロープ対応することが必要でしょう。 平水時は落ち口先で渉らなくてもそのまま右を進めます。 ��1210mのトイ状5×15m滝は流芯沿いに登るとヌメリあるので 左スラブ壁を登って落ち口上に向かいトラバースします。 出だしが細かくスメアリングで、一旦登ると古い残置ピトンが 続けて2カ所あるので、後続の方が初級レベルならば、ここに 振られ止めのランニングを架けた方がよいでしょう。 ��1340mで右が日影沢との二俣です。 中間の浅い凹角を登って左の本流の低いゴルジュ帯に入ります。 最初のトロは左側（右岸側）の残置スリング頼りにバンドを下りますが スリング架かったピトンが緩んでいますので全面頼らないように してください。 �ゥ乾襯献綟發�2段12m滝は右手のカンテとその横の凹角を登って 一旦下り再び登って越え、次の2m滝は左側から巻いていくと 2段8m滝です。 手前の釜を右からへつり、右壁を登りますが、登り切ったところから 右上する岩畳状の踏み跡が付いていますが、これを登らないように 注意してください。 何パーティもこの踏み跡を上がってしまい、沢に戻るのに複数回 懸垂下降して時間を架けてしまったり迷うことを見ています。 この2段8m滝落ち口の5m上からその先のゴルジュ内5m滝落ち口上に 向かう草付きバンドを草を掴みながらトラバースします。 このトラバースはロープを出しても途中は草しかないのでランニングは 取れないので難しくはありませんが一歩一歩集中が必要です。 �Ε乾襯献綵亳�の2条20mを右側から越すと、2段12m。 下段は右、上段は左の乾いたカンテを上がり、落ち口へ。 この落ち口へ抜ける一歩と引き付けるための右手がやや悪いので 初級者にはお助けか、上部の細木に長めのスリングを架けた方がよいです。 次の3段15×20m滝も左隅を登りますが、中間部から上部が2段ほど スラブで細かいのでやはり初級者には要ロープです。 ��大ナメのあとに出てくる複数の5mクラス滝も一部ハイステップや 右足リーチステミングが出てきますので必要に応じ要確保です。 �┘好薀崗�ナメの沢なので、渓流シューズはラバー系の底がよいでしょう。 マウントファームhttp://www.mt-farm.info/ |
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右の本流はこの先大滝があるので、ナメ沢との中間のにある高巻きの踏み跡へ
今は平水で何でもない落ち口の流れですが、増水時は水が集約したり、水温が低いときは粘性が増すので、落ち口は要注意です
2段8m滝
釜を巻いて右壁登りますが
、落ち口右上する踏み跡に登らないよう。
釜を巻いて右壁登りますが
、落ち口右上する踏み跡に登らないよう。
感想
今年も来ました米子沢。
昨年の同時期は百人以上入渓しているのではないかと思われる混雑振りでしたが
今日確認したのは2PTと1名の方のみ。
滝の登りと高巻きルート取り、対応法は頭に刷り込み済みし、自前トポ化していますが
この沢への憧れと準備をしてこられた3名の方々にはよい経験ができたと思います。
下山後はお決まりの「金城の里湯」と久し振りの魚沼名物へぎ蕎麦を食しに「田畑屋」さんへ。満腹です。
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