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Yamareco

記録ID: 5841606
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ハイキング
伊豆・愛鷹

伊豆 ハルトラノオ満開の矢筈山

2016年03月31日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.8km
登り
334m
下り
325m

コースタイム

日帰り
山行
3:31
休憩
0:36
合計
4:07
8:30
19
8:49
8:54
25
小川が流れ込む池
9:19
9:19
67
鞍部から登りに
10:26
10:57
100
12:37
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鹿路庭峠の道路路肩にふくらみがあり、7〜8台駐車できます。標高530m。
コース状況/
危険箇所等
峠から矢筈山への道標はありませんが、峠看板の横にはっきりした道が始まっているのでそこから入ります。
分岐がありますが、主な道を選んでテープを追って行けば道が落ち着いてきます。

凹地の二つ目が池とも湿地とも言える場所の右手を通過する。三つ目の広い凹地が高木の植林になっていて、先から鞍部への登りになります。

ここからの登りが楽しい。大小の溶岩石と絡みつく灌木が原始の庭園を思わせる場所。のんびり深呼吸しながら伊豆ジオを楽しみながら歩きましょう。

鞍部から本格的な登りになり、ジグを繰り返しながら途中に樹間が開けて富士山や沼津アルプスなどの展望があります。
所々に木札が山頂を示しています。

道が横巻きになり、山頂台地に近づけば、溶岩帯を右に左に縫うような環境となり、赤テを頼りに進む行程はちょっとした冒険気分が味わえます。
前方に栂の巨木が数本出てくると山頂間近か。

山頂は狭いが、辺りは自然にできた城壁と堀が入り乱れているようで印象深い。

峠看板の横からスタート。
2016年03月31日 08:40撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 8:40
峠看板の横からスタート。
登山道がはっきりしているのは始めだけ。
2016年03月31日 08:46撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 8:46
登山道がはっきりしているのは始めだけ。
倒木が道を塞いでいるところもあるが、通過しやすい場所を選んでいけば次第にわかりやすくなります。
2016年03月31日 08:57撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 8:57
倒木が道を塞いでいるところもあるが、通過しやすい場所を選んでいけば次第にわかりやすくなります。
溶岩石と雑木になる。
2016年03月31日 08:58撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 8:58
溶岩石と雑木になる。
凹地二つ目で、直径20mほどの池とも湿地とも言える場所が現れます。小沢が二か所流れ込んでいますが、不思議なことに流れが山に向かっているので、【サカサ水】と呼ばれているそうです。
2016年03月31日 09:07撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:07
凹地二つ目で、直径20mほどの池とも湿地とも言える場所が現れます。小沢が二か所流れ込んでいますが、不思議なことに流れが山に向かっているので、【サカサ水】と呼ばれているそうです。
矢筈山の標識はないが、こんな素朴な標識が好もしい。
2016年03月31日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:11
矢筈山の標識はないが、こんな素朴な標識が好もしい。
猛毒とはいえ、ヤマトリカブトの芽生えが清々しい。
2016年03月31日 09:14撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:14
猛毒とはいえ、ヤマトリカブトの芽生えが清々しい。
湿り気がある道なので、ツルネコノメソウも咲いていました。
2016年03月31日 09:17撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:17
湿り気がある道なので、ツルネコノメソウも咲いていました。
三つ目の広い凹地は左の溶岩壁沿いに。
2016年03月31日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:20
三つ目の広い凹地は左の溶岩壁沿いに。
植林の凹地になっていてここも変わった印象です。大雨では一気に雨水が溜まってしまうところです。
2016年03月31日 09:27撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:27
植林の凹地になっていてここも変わった印象です。大雨では一気に雨水が溜まってしまうところです。
凹地の奥からようやく鞍部への登りになる。
2016年03月31日 09:31撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:31
凹地の奥からようやく鞍部への登りになる。
セントウソウ。
2016年03月31日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:33
セントウソウ。
鞍部への登りは大小の岩に絡みつく逞しい灌木帯で、まるで原始の園地の中を行くようだ。

巨石の上には美しい苔や堆積物の他、何やら白い花がビッシリ咲いていました。
2016年03月31日 12:00撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 12:00
鞍部への登りは大小の岩に絡みつく逞しい灌木帯で、まるで原始の園地の中を行くようだ。

巨石の上には美しい苔や堆積物の他、何やら白い花がビッシリ咲いていました。
ハルトラノオです。これほどの群落を見たことがありません。たくさんのヤマレコでこの花の情報は無かったので、時期的なのか、当たり年だったのか。
2016年03月31日 09:39撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:39
ハルトラノオです。これほどの群落を見たことがありません。たくさんのヤマレコでこの花の情報は無かったので、時期的なのか、当たり年だったのか。
群落は二か所に分かれていて、二か所とも、巨石の岩上だけに着生しているのも不思議でした。
2016年03月31日 09:50撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:50
群落は二か所に分かれていて、二か所とも、巨石の岩上だけに着生しているのも不思議でした。
傍らにナガバノスミレサイシン。
2016年03月31日 09:52撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:52
傍らにナガバノスミレサイシン。
各所に木札と赤テがあり導いてくれます。
2016年03月31日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:54
各所に木札と赤テがあり導いてくれます。
鞍部からいよいよ急坂に取り付きます。ジグの連続で今まで気楽に歩いてきただけにちと苦しい。
2016年03月31日 09:56撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 9:56
鞍部からいよいよ急坂に取り付きます。ジグの連続で今まで気楽に歩いてきただけにちと苦しい。
溶岩と苔と灌木の庭園。
2016年03月31日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:04
溶岩と苔と灌木の庭園。
標高700mあたりで樹間が開けました。富士山が今日は薄くぼーんやり。
2016年03月31日 10:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:06
標高700mあたりで樹間が開けました。富士山が今日は薄くぼーんやり。
炭焼き窯跡。
2016年03月31日 10:18撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:18
炭焼き窯跡。
ミヤマシキミ。
2016年03月31日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:25
ミヤマシキミ。
手作り感がいいですね。この辺り、強烈な獣臭がしました。
2016年03月31日 10:26撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:26
手作り感がいいですね。この辺り、強烈な獣臭がしました。
道が横巻きになり山頂台地に近づくと溶岩を縫う岩道になる。ここからは赤テを頼りによじ登り踏み越えての冒険気分が味わえます。
道が横巻きになり山頂台地に近づくと溶岩を縫う岩道になる。ここからは赤テを頼りによじ登り踏み越えての冒険気分が味わえます。
凄いですねー。岩を突き破って生えてます。
2016年03月31日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:27
凄いですねー。岩を突き破って生えてます。
あたりを圧するように栂の大木が見えると山頂は近い。
2016年03月31日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:31
あたりを圧するように栂の大木が見えると山頂は近い。
矢筈山山頂は、岩と自由に伸びた樹木の太古の中の狭いけど落ち着ける所でした。伊東山歩会が建てた味のある山頂標がまたいい。
2016年03月31日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:42
矢筈山山頂は、岩と自由に伸びた樹木の太古の中の狭いけど落ち着ける所でした。伊東山歩会が建てた味のある山頂標がまたいい。
辺りをうろつくと大室山が見える箇所あり。
2016年03月31日 10:45撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:45
辺りをうろつくと大室山が見える箇所あり。
山頂付近にはアセビが多く、エルタテハが羽を休めていました。
2016年03月31日 10:48撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:48
山頂付近にはアセビが多く、エルタテハが羽を休めていました。
山頂後方に適当な岩が3個あり、そこで昼食。私の定番ミートボールの甘酸っぱさが体に沁みるー。
2016年03月31日 10:50撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 10:50
山頂後方に適当な岩が3個あり、そこで昼食。私の定番ミートボールの甘酸っぱさが体に沁みるー。
もう一個プレートあり。
2016年03月31日 11:08撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 11:08
もう一個プレートあり。
岩の上に落ちた種からこんなになってしまったのでしょうか?
2016年03月31日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 11:10
岩の上に落ちた種からこんなになってしまったのでしょうか?
辺りは岩が積み重なる自然の城壁と堀が入り乱れて鬱蒼としてますので、足元に注意してください。
2016年03月31日 11:14撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 11:14
辺りは岩が積み重なる自然の城壁と堀が入り乱れて鬱蒼としてますので、足元に注意してください。
山頂を後に往路を戻ります。
2016年03月31日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 11:52
山頂を後に往路を戻ります。
もう一度ハルトラノオを撮って。
2016年03月31日 12:06撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 12:06
もう一度ハルトラノオを撮って。
白いナガバノスミレサイシン。
2016年03月31日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 12:14
白いナガバノスミレサイシン。
伊豆のジオラマを楽しんだ一日でした。
2016年03月31日 12:18撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
3/31 12:18
伊豆のジオラマを楽しんだ一日でした。
撮影機器:

感想

仕事で大室山麓から伊豆高原駅方面に下る急激な下り坂を通過する合間に、つかの間姿を見せる、小粒ながら荒々しい突起物のような独立した山がいつも印象的で、いつか登ってみたいと常々思っていました。

2700年前に噴火による溶岩でできた矢筈山は大きな岩だらけの空間や不思議な池があり、伊豆ジオを体感できて楽しかったです。不明瞭な箇所はありますが、素朴な道標や赤テを忠実に辿れば原始的な世界に魅了されることでしょう。特にハルトラノオの群落に圧倒されました。

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