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Yamareco

記録ID: 5856784
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山(湯ノ台口〜新山〜鳥海湖周回)

2023年08月22日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:52
距離
14.8km
登り
1,378m
下り
1,354m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
1:35
合計
10:19
5:03
13
5:16
5:16
49
6:05
6:06
119
8:05
8:05
8
8:13
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20
8:33
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4
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4
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9:05
9:25
9
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11:00
5
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11
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4
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14
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47
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45
15:04
15:05
16
15:21
15:21
1
15:22
ゴール地点
天候 快晴で午後から一部雲あり(降雨なし)。暑さが厳しかった。
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯ノ台口奥の駐車場に前夜に到着し車中泊。水洗トイレあり(蛇口の水は循環水のため飲めず)。
コース状況/
危険箇所等
特にないが、強いて言えば新山への上り下り。上に人がいるときは注意が必要かも知れない。
その他周辺情報 鳥海山荘は日帰り入浴520円(JAF会員割引で420円)。露天風呂もあるがわりと小さめ。湯温は丁度良い。
湯ノ台口駐車場からの美しい日の出
2023年08月22日 04:56撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 4:56
湯ノ台口駐車場からの美しい日の出
平日の早朝ということもあってか、駐車場はガラガラでした。
2023年08月22日 04:57撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 4:57
平日の早朝ということもあってか、駐車場はガラガラでした。
登山口は小さめです。
2023年08月22日 05:02撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 5:02
登山口は小さめです。
滝ノ小屋までは石畳の歩きやすい道が続きます。
2023年08月22日 05:08撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 5:08
滝ノ小屋までは石畳の歩きやすい道が続きます。
滝ノ小屋。ジュースは300円、缶バッジは500円で売られていました。私は泊まりませんでしたが、格安なので利用するのも良いかと思います。
2023年08月22日 05:17撮影 by  iPhone 11, Apple
1
8/22 5:17
滝ノ小屋。ジュースは300円、缶バッジは500円で売られていました。私は泊まりませんでしたが、格安なので利用するのも良いかと思います。
鳥海山の固有種、チョウカイアザミにさっそく出会えました。
2023年08月22日 05:19撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 5:19
鳥海山の固有種、チョウカイアザミにさっそく出会えました。
登りながら後ろを振り返ると、稜線に見事な太陽!
2023年08月22日 05:24撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 5:24
登りながら後ろを振り返ると、稜線に見事な太陽!
河原宿までは八丁坂と名が付く、比較的緩やかな岩の多い道が続きます。
2023年08月22日 05:33撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 5:33
河原宿までは八丁坂と名が付く、比較的緩やかな岩の多い道が続きます。
伏拝岳が見えてきました。
2023年08月22日 05:56撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 5:56
伏拝岳が見えてきました。
河原宿小屋跡。左は公衆トイレです。
2023年08月22日 06:02撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 6:02
河原宿小屋跡。左は公衆トイレです。
有名な雪渓が見えてきました。
2023年08月22日 06:04撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 6:04
有名な雪渓が見えてきました。
この雪渓の近くはエアコンの冷風のような風が出ていて、天国のような気分がしました。
2023年08月22日 06:16撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 6:16
この雪渓の近くはエアコンの冷風のような風が出ていて、天国のような気分がしました。
清水が湧き出ています。非常に冷たいので、浄水器で濾過して飲み水にするのも良いかも知れません。
2023年08月22日 06:36撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 6:36
清水が湧き出ています。非常に冷たいので、浄水器で濾過して飲み水にするのも良いかも知れません。
後ろを振り返ると中央に月山が見えます!
2023年08月22日 06:57撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 6:57
後ろを振り返ると中央に月山が見えます!
チョウカイアザミの美しい姿!
2023年08月22日 07:06撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 7:06
チョウカイアザミの美しい姿!
最初の迷いポイント。雪渓をトラバースするのはこの真ん中のところです。ヤマレコのルート通りに進んでいたら、通り過ぎていて戻る羽目になりました。岩のペンキをトレースした方が良いです。
2023年08月22日 07:16撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 7:16
最初の迷いポイント。雪渓をトラバースするのはこの真ん中のところです。ヤマレコのルート通りに進んでいたら、通り過ぎていて戻る羽目になりました。岩のペンキをトレースした方が良いです。
河原宿小屋跡がはるかに点のように見えます。ずいぶん登ってきたものです。
2023年08月22日 07:32撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 7:32
河原宿小屋跡がはるかに点のように見えます。ずいぶん登ってきたものです。
薊坂はこのような笹の中をひたすら直登してきます。
2023年08月22日 07:32撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 7:32
薊坂はこのような笹の中をひたすら直登してきます。
伏拝岳に到達! この向こう側は外輪山の断崖絶壁で、新山が圧倒的なスケールで鎮座しています。
2023年08月22日 07:58撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 7:58
伏拝岳に到達! この向こう側は外輪山の断崖絶壁で、新山が圧倒的なスケールで鎮座しています。
伏拝岳から日本海を望む。最高の天気でした!
2023年08月22日 08:00撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:00
伏拝岳から日本海を望む。最高の天気でした!
外輪山の勇姿。このあと、ここを降っていくのに苦労することになるとは・・
2023年08月22日 08:04撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:04
外輪山の勇姿。このあと、ここを降っていくのに苦労することになるとは・・
断崖絶壁の向こうにある新山。御室小屋が見えます。よくあんな所に山小屋を建てたなと思いましたが、行ってみるとかなり開けたところです。
2023年08月22日 08:08撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 8:08
断崖絶壁の向こうにある新山。御室小屋が見えます。よくあんな所に山小屋を建てたなと思いましたが、行ってみるとかなり開けたところです。
伏拝岳から七高山に向かう時、眼下に見える山々。美しい・・
2023年08月22日 08:14撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:14
伏拝岳から七高山に向かう時、眼下に見える山々。美しい・・
行者岳。小さな岩という印象でした。
2023年08月22日 08:17撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:17
行者岳。小さな岩という印象でした。
七高山に向かう道すがら見えた新山の全容。
2023年08月22日 08:29撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:29
七高山に向かう道すがら見えた新山の全容。
正面が七高山になります。
2023年08月22日 08:29撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:29
正面が七高山になります。
新山へと向かう分岐路。
2023年08月22日 08:33撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:33
新山へと向かう分岐路。
七高山山頂。新山と標高が7mしか違いません。
2023年08月22日 08:37撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 8:37
七高山山頂。新山と標高が7mしか違いません。
七高山から見た新山。なかなかの迫力です。
2023年08月22日 08:37撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 8:37
七高山から見た新山。なかなかの迫力です。
七高山から下りて新山を横から直登します。岩登りですので慎重に・・
2023年08月22日 08:58撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 8:58
七高山から下りて新山を横から直登します。岩登りですので慎重に・・
新山の山頂付近の乱雑な岩。ペンキのマークを丁寧に追っていけば迷わないと思います。
2023年08月22日 09:03撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 9:03
新山の山頂付近の乱雑な岩。ペンキのマークを丁寧に追っていけば迷わないと思います。
新山山頂にて。5〜6人くらいいると一杯になりますが、事前に言われていたほど狭くはありませんでした。
2023年08月22日 09:10撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 9:10
新山山頂にて。5〜6人くらいいると一杯になりますが、事前に言われていたほど狭くはありませんでした。
新山からの絶景。
2023年08月22日 09:11撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 9:11
新山からの絶景。
少し降ったところから山頂を見上げるとこんな感じです。
2023年08月22日 09:24撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 9:24
少し降ったところから山頂を見上げるとこんな感じです。
御室小屋に行くにはこの間を通ります。写真の印象ほど狭くはないです。
2023年08月22日 09:24撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 9:24
御室小屋に行くにはこの間を通ります。写真の印象ほど狭くはないです。
御室小屋が見えてきました!
2023年08月22日 09:28撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 9:28
御室小屋が見えてきました!
けっこう広い温室小屋の台地。暑いのでジュースでも・・と山小屋の前までいきましたが、あいにく「全て売り切れ」でした。残念・・
2023年08月22日 09:55撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 9:55
けっこう広い温室小屋の台地。暑いのでジュースでも・・と山小屋の前までいきましたが、あいにく「全て売り切れ」でした。残念・・
七五三掛(しめかけ)への下りが始まります。
2023年08月22日 10:07撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 10:07
七五三掛(しめかけ)への下りが始まります。
見事なカール地形で、昔は氷河があったのでは、と言われるのも頷けます。
2023年08月22日 10:08撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 10:08
見事なカール地形で、昔は氷河があったのでは、と言われるのも頷けます。
七五三掛への下り道は「花の道」といった印象で、そこら中に花が咲いていました。
2023年08月22日 10:34撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 10:34
七五三掛への下り道は「花の道」といった印象で、そこら中に花が咲いていました。
下り一辺倒ではなく、途中で急な登りがあります。かなり足に来ました。
2023年08月22日 10:58撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 10:58
下り一辺倒ではなく、途中で急な登りがあります。かなり足に来ました。
ここからは基本的に降り道。
2023年08月22日 10:58撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 10:58
ここからは基本的に降り道。
花が咲き乱れるのどかな風景。
2023年08月22日 11:22撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 11:22
花が咲き乱れるのどかな風景。
本日の後半戦、千畳ヶ原が見えてきました。まだまだ遠い・・
2023年08月22日 11:28撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 11:28
本日の後半戦、千畳ヶ原が見えてきました。まだまだ遠い・・
御浜小屋方面ではなく、手前の巻き道から鳥海湖への道を降りていきます。
2023年08月22日 11:28撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 11:28
御浜小屋方面ではなく、手前の巻き道から鳥海湖への道を降りていきます。
左に行くと千畳ヶ原。まず右に行って鳥海湖に寄ります。疲れすぎているので鳥海湖でおにぎりを食べることに。ただ、鳥海湖の写真を撮り忘れるという失態。
2023年08月22日 11:38撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 11:38
左に行くと千畳ヶ原。まず右に行って鳥海湖に寄ります。疲れすぎているので鳥海湖でおにぎりを食べることに。ただ、鳥海湖の写真を撮り忘れるという失態。
近づいて来た千畳ヶ原。ただ、このあたりから気温があがり、非常に辛くなってきました。
2023年08月22日 12:13撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 12:13
近づいて来た千畳ヶ原。ただ、このあたりから気温があがり、非常に辛くなってきました。
鳥海湖で休憩を挟んだ後、千畳ヶ原の涸れ川。ここが二番目の迷いポイントで、この涸れ川を道と勘違いして進みましたが、GPSで正規の道をそれたことに気づき、藪漕ぎをして戻るというハプニング。この頃には気持ち的にかなり萎えてきていました。
2023年08月22日 12:22撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 12:22
鳥海湖で休憩を挟んだ後、千畳ヶ原の涸れ川。ここが二番目の迷いポイントで、この涸れ川を道と勘違いして進みましたが、GPSで正規の道をそれたことに気づき、藪漕ぎをして戻るというハプニング。この頃には気持ち的にかなり萎えてきていました。
湿原の中を木道が続きます。
2023年08月22日 12:39撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 12:39
湿原の中を木道が続きます。
景色は最高に良いのですが、いかんせん遮るものがなく、とにかく暑かったです。時折風も吹きますが、それでも暑かった・・
2023年08月22日 12:39撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 12:39
景色は最高に良いのですが、いかんせん遮るものがなく、とにかく暑かったです。時折風も吹きますが、それでも暑かった・・
月山森に向かう辛治郎沢を昇っています。
2023年08月22日 13:15撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 13:15
月山森に向かう辛治郎沢を昇っています。
この写真のように、所々60度くらいの急なところがあります。落石はしなそうですが、神経を使いました。
2023年08月22日 13:26撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 13:26
この写真のように、所々60度くらいの急なところがあります。落石はしなそうですが、神経を使いました。
辛治郎沢をようやく過ぎて月山森を横目に。
2023年08月22日 13:49撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 13:49
辛治郎沢をようやく過ぎて月山森を横目に。
綺麗な池。ボタ池という名前だそうです。暑かったので飛び込みたいくらいの気分でした。
2023年08月22日 13:50撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 13:50
綺麗な池。ボタ池という名前だそうです。暑かったので飛び込みたいくらいの気分でした。
河原宿小屋跡はまだまだ先です。
2023年08月22日 13:57撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 13:57
河原宿小屋跡はまだまだ先です。
やっと見えてきた河原宿小屋跡!このときの嬉しさと言ったら・・
2023年08月22日 14:06撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 14:06
やっと見えてきた河原宿小屋跡!このときの嬉しさと言ったら・・
やっとの思いで八丁坂を下り、ついに見えてきた滝ノ小屋。ただ、気持ちが緩んだのか、ここからの降りが一番足に来ました。
2023年08月22日 14:47撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 14:47
やっとの思いで八丁坂を下り、ついに見えてきた滝ノ小屋。ただ、気持ちが緩んだのか、ここからの降りが一番足に来ました。
滝ノ小屋でコーラを買い、なんとかたどり付いた登山口。
2023年08月22日 15:20撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 15:20
滝ノ小屋でコーラを買い、なんとかたどり付いた登山口。
湯ノ台口の前にあるトイレ。中も掃除が行き届いていて、綺麗でした。
2023年08月22日 15:21撮影 by  iPhone 11, Apple
8/22 15:21
湯ノ台口の前にあるトイレ。中も掃除が行き届いていて、綺麗でした。
帰りに寄った鳥海山荘。なかなかいいお湯でした!
2023年08月22日 16:42撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/22 16:42
帰りに寄った鳥海山荘。なかなかいいお湯でした!

装備

個人装備
レインウエア(上下) 長袖シャツ パンツ アンダーウエア ソックス グローブ 帽子 防寒着 着替え(ソックス・アンダーシャツ) スパッツ サングラス トレッキングブーツ バックパック ポール(ポイントプロテクター必須) ヘルメット ヘッドランプ(予備電池含む) 水筒またはハイドレーションパック クッカー・ストーブ・燃料 食器・カトラリー アイゼン コンパス 地図&マップケース 時計 タオル(手ぬぐい) ロールペーパー・携帯トイレキット ガベッジバック(ゴミ袋) ライター・防水マッチ GPS・高度計 筆記用具 カメラ 日焼け止め・リップクリーム ナイフ 救急用品・常備薬 健康保險証•身分証明書 携行食・非常食 登山届(事前提出) ツェルト 携帯電話 ダクトテープ・細引き エマージェンシーコール(ホイッスル) 熊鈴・熊よけスプレー 浄水器
備考 高所であると油断した結果、正午以降の暑さ対策が不十分だった。特にアンダーウェアの選択と保冷ボトルの必要性を痛感した。

感想

とにかく暑さ対策の必要性を痛感した山行だった。

今回の登山の感想はこれに尽きる、という印象です。前半は朝5時に出発し、七高山を経由したにも関わらず山頂まで4時間ぴったりと、非常に快調に登れました。涼しかったのが幸いしたと思います。

ところが、山頂から外輪山を降り始めた10時から、気温が急上昇。照りつける太陽に体温がどんどん上がり、来ていたタイツや長袖アンダーウェアをまくらないと、熱中症でどうにかなるのではと思うような状態になりました。

幸い水はハイドレーションに多め(3L)に入れて来ましたし、塩分・ミネラル・アミノ酸も持って来ていたので、数時間ごとに飲むようにしました。それでも照りつける太陽で、絶え間なく汗が流れ、水を飲む頻度も必然的に増えます。ところが、その水も「ぬるま湯」のような温度になり、体温の冷却には役に立ちません。「サーモボトルに氷を入れて持ってくるべきだった」と思いました(実際、そういう人を何人も見かけました)が、後の祭り・・。

時に正午を過ぎた鳥海湖以降は太陽の陽ざしの強さで気分が滅入り、足取りも重くなり、素晴らしい景色を楽しむ余裕も余り無く、食欲もわかず、ひたすら最後まで歩き通すことだけを考えて歩いている有様でした。

上述の塩分・ミネラル・アミノ酸・あめ玉などを頻繁にとっていたため、疲労はピークでも、筋肉が動かなくなることが無かったのは幸いだったと思います。そうでなければ、途中で座り込んでいたかもしれません。

この日、山頂から鉾立や大平方面に向かう登山者は50人以上はいましたが、鳥海湖から千畳ヶ原方面へ歩いていた登山者は、私の他には1人しか見かけず、ほとんど単独で歩いている状態でした。当日の天気を考えると、このロングルートは控えるべきだったと思います。

山頂にスムーズに登頂できたところまでは良かったのですが、その後のルートの計画は無謀だったと今では思います。特に今年は気温が非常に高く、2000m以下の区間が大半である鳥海山の場合、晴天の場合は気温が25〜28℃くらいになる可能性が高いです。従って、「暑さ対策」を入念にやらないと、熱中症の危険が高いと思います。氷を沢山入れた保冷ボトルは必須だと思います。

また、私は出発時はタイツと長袖のアンダーウェアを付けていたので、日焼け止めも塗っておらず、ひどい日焼けを負ってしまいました。服装は暑いので半ズボンと半袖シャツが良いと思いますが、その場合の日焼け対策も必須です。

コース選択についても一考の余地ありです。今回私が選択したコースは約15kmもの長さがあり、高低差も1400m近く、日帰りで行くにはかなり過酷で、気温が低い季節にするべきだと思います。コース上には水場がなく、水が尽きた場合は沢水を飲むしかありませんので、もし8〜9月上旬迄の暑い時期にこのコースに行くのであれば、ソーヤーミニなどの携帯浄水器もあった方が良いと思います。

鳥海山はアルプスのような3000m級の山の涼しさはありません。晴天の場合は、早朝出の午前中帰着をお勧めします。午後、歩く時間は極力短くするべきだと思います。くれぐれもお気を付け下さい。

ともあれ、山頂までの道のりの景色の美しさは格別です。山頂直下の岩登りもちょっとしたスリルがあります。湖もありますし、カールもあれば、湿地帯もある。咲き乱れる花の美しさは格別です。

私は今回色々と失敗がありましたが、皆さんはぜひ入念な準備をされて、この山の美しさを楽しんで頂ければ幸いです!!

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技術レベル
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体力レベル
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