楢俣川 ヘイズル沢左俣右沢
山人
その他1人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 694m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:10
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:20
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:05
| 天候 | 8/24 晴れのちくもり 8/25 晴れ 8/26 くもりのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り 鳩待峠-シャトルバス-戸倉-バス-沼田駅-JR-上野駅-自宅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
楢俣林道で伐採作業が行われていた。 通行には全く問題ないが、工事関係者の車両に注意。 登れない滝には基本的に巻道がうすくついている。 全体を通じて、樹林のなかの河原歩きがほとんど無いので幕営地に乏しい。また、増水が早くすさまじいと思われるので夕立等に注意。 詰めでは落石や浮き石に注意 |
| その他周辺情報 | 尾瀬ぷらり館 600円 良い湯だが、入場制限しているので、定員になると入浴できるのは出てくる人次第（待ち）になる 実際15分ほど待たされた。 |
写真
モコモコさんは暑さと靴擦れのせいで既にバテバテ
申し訳ないが強引に譲ってもらった
今回は水流右の岩棚を登った。少しぬめっていたのでザイルを出した
なぜか水線突破に拘ってしまい、2回もドボンした。
始めから巻いていれば良かった。
体力を奪われた。
ゴルジュ入口手前まで戻って右岸を巻いた
小尾根まで登ると薄ら踏み跡がついており、落ち口にピタリと出た
ここの二俣は滝のかかる左沢でなく右沢に入る
2段12m滝この滝は水を被りながら直登することも可能というレポもあり、試して見た。
途中まで様子見で登って見たが、ヌメヌメして上部がヤバそうなのでやめて良かった。
ということで巻きました。
1
この滝は水を被りながら直登することも可能というレポもあり、試して見た。
途中まで様子見で登って見たが、ヌメヌメして上部がヤバそうなのでやめて良かった。
ということで巻きました。
下草が薄くて歩きやすかった
ヤブを繋いで懸垂下降なしで滝上のゴルジュ入口付近に降りられた
この沢ラスボスの滝
皆さん水流左の岩を登るらしいが、我々は右のルンゼ状を登った
高度感があり左の岩から登っていたら、高所恐怖症気味のモコモコさんには少し辛いところだったろう
第二堰堤上のテン場は譲って我々はテン場を探しながら進むことにした
藪の中のポツンと一軒家状態ですぐに見つかったが、樹林の天然日傘がないのでこの時間になっても暑い近くの右岸から小沢が流れており条件としては良いところだと思う。
近くの右岸から小沢が流れており条件としては良いところだと思う。
感想
今回の山行はHP「その空の下で。。。」ひろたさんの遡行図を参考にさせて頂きました。ありがとうひろたさん。
8/24
以前いつ行ったのかぱっと思い出せないほど前になってしまったヘイズル沢。
前回は天気が悪くなる予報だったため、二俣から廃林道にヘスケープしてしまった。
今回天候に恵まれそうだったので、再チャレンジした。
いつもながら入渓までの林道歩きがつらい。
バス停から上の林道までの登りが特にきつい。しかも林道に出る直前から伐採のため直射日光に照りつけられて、僅かな距離でも体力が削られた。
いつもガチガチとゲートが閉じられている四差路では伐採作業のためかゲートが開いていた。
洗ノ沢橋手前一体も伐採されていた。伐採して一体何がしたいんだろう？
暑くてヒーヒー言いながら進むとようやく楢俣湖が見えるようになった。ニュースでも言っていたが、かなり渇水している。暑くてペースが上がらず、モコモコさんはとうとう靴擦れがひどくなり、楢俣川本流の橋を渡った先で手当することになった。これが後ほど引きずることになった。
ヘイズル沢に入ったが、以前の記憶が全く蘇ってこない。
その名の通りへつるところが多いが、暑いのでわざわざ水に浸かって突破したりして進んだ。
初日ザイルを出したのは、前回巻いた変形10m滝。もう一つは左岸を巻気味に登る
3段15m大ナメ滝の2つだった。
水流右に倒木のかかる7m滝は前回よく見ないで巻いてしまい、はまった滝だ。今回滝に近づいて見ると水流沿いが階段状になっていて問題なく登れた。
本日の幕営予定地まで特に問題なく行けるはずだったが、なぜか深い淵を持つ3m滝を突破するのに拘ってしまい、2回ドボンしてしまった。
しびれを切らしたモコモコさんから「ここ簡単に巻けるよ」と言われて初めて周りを見て憑きものが落ちた。20分ほど無駄にしてしまった。
左岸をサクッと巻いて、すぐ先標高1080m付近で左岸から入る小沢の出合が本日の幕営地だ。
夕立もなく助かった。
8/25
昨晩靴擦れがズキズキ痛んだ上、暑さにやられたためになかなか寝つけなかったモコモコさんを思って、起床時間を大幅に遅らせた。
多少幕営予定地に着くのが遅れても今日は昨日よりも大気が安定するとの事だったので夕立も大丈夫だろう。
本当に岩盤が発達して無駄のないきれいな沢だ。
左岸に岩塔を見送るとゴルジュの先にかかる10m滝だ。巻の前にゆっくり休憩してから、少し戻ったゴルジュ手前の河原状ところから巻に取り付く。怖がるモコモコさんにはお助け紐を出した。
台地状に乗ってしまえば薄らとついた踏み跡を辿って落ち口上で沢に戻れる。
巻き終わってからモコモコさんの足でも15分ほどで1180m二俣だ。
前回はここから右俣に入りエスケープしたのだった。
今回は左俣へ入る。次の二俣は右へ。
河原歩きがほとんど無く、出てくる滝は快適に登れ楽しい。
2段12m滝は水流沿いを登れるらしいので雨具を着て取り付いたが、ヌメっていて嫌らしそうだ。
思い切って巻くことにした。
右岸のガレルンゼを登る。落石に注意しながらかなりの高さまで登る。登り上がると台地状になるので滝頭へ向かって上流へトラバース。降りられる所を探しながらいくと滝上のゴルジュ入口に降りられた。ここを逃すと懸垂下降になるところだった。
標高1400m付近の幕営地は健在だった。
2段20m滝は左の階段状を登れるらしいが、転落一発アウトコースなので、我々は水流のルンゼ状のルートをモコモコさんに時折お助け紐を出して登った。
今日の核心は終わった。あとはのんびり幕営地まで行くだけだとゴーロ時々滝をこなしていくと第一堰堤が見えた。ふと後ろを見ると後続パーティの姿が見えた。
堰堤を越えた先でゆっくり休憩をしつつ挨拶を交わす。どうやらこの方々も第二堰堤上で幕営予定らしい。
我々の方が進みが遅いし、二人ならなんとかなるので我々は幕営地を探しながら進むことにした。
するとすぐにモコモコさんから声がかかる。
本流からヤブの中に入ったところに二人ならなんとかなる場所があり即幕営地に決定した。
近くに右岸から小沢が入りタープを張って仕舞えばいいところだ。
唯一の難点が、周りに大きな木がないので日差しで暑く、すぐ点いた焚き火が更に暑苦しくなり。結局焚き火は消して焚き火なしで過ごした。
8/26
全身びしょ濡れだった服も強い日差しですっかり乾いてたので、朝早くの着替えも楽だ。
昨日予定よりも早くに行動を終了したので、その分頑張らなければならない。
出発して間もなくゴーロから連瀑帯になり高度を挙げていくと第二堰堤。丁寧に探したわけではないが、ここまで幕営適地は見つけられなかった。昨日はあそこで行動を終了して正解だった。
第二堰堤上にある幕営地は我々の泊まったところより広いが、平坦さは同じくらいだった。
ゴーロと連瀑帯をこなすと第三堰堤。この堰堤だけは左岸を巻いた。
1780m二俣は左に入った。
ここまでくるとぐんぐん高度を上げるようになった。
時折晴れ間が見えるが、朝早くまだ沢床まで日が差し込まず涼しくて助かる。
1890m辺りの二俣は一見水涸れになってしまったような右俣に入る。
ガレガレなので落石に注意してひたすら登る。
水涸れしたと思ったが、チョロチョロと水が流れている。
標高2000mを過ぎると岩塔が周りに出てくる。急傾斜なガレを少しでも登りやすい所を探しながら行くととうとうガレが終わってハイマツ地帯になった。
登るのに夢中だったのでここまで来てやっと周りをみるとすぐ近くの岩塔を登山者が歩いているのが見えた。
少しトラバースすると登山道だが、ひっきりなしに登山者が通りなんだか出るタイミングを逃してしまった。
しばらく待って人通が切れた隙に登山道に飛び出した。
ゆっくり休憩してから下山にかかる。うんざりする木道階段の下りだ。
たまに出てくる蛇紋岩は磨かれてツルツル滑って気を使った。
暑いのとモコモコさんの靴ヅレだけでなく両足にできた豆がつぶれたとかで、ペースが上がらず次々と抜かれたが、無事下山できた。
戸倉で汗を流すこともでき、雨は沼田駅に着いたときに一時降られただけで済んだ。
天気に恵まれた沢だった。
〜あとがき〜
楢俣川流域の沢への長い林道歩きはつらい、特に今年はとても暑いのできつかった。
ゴーロがほとんどなく岩盤の発達したとてもきれいな沢だった。
第一堰堤まで飽きることなくナメや滝が続いた。
堰堤を越えると体力勝負といった感じ。岩質も変わりゴーロが多くなるが、それなりに連瀑帯があった。
幕営地に乏しいのが難点か？
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
HAYABUSAJET さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する