コットンスノーの綿向山から竜王山へ縦走☆(御幸橋駐車場から周回)


- GPS
- 06:00
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 934m
- 下り
- 927m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※登山ポストは駐車場から20分ほど歩いたヒミズ谷出合小屋にあります。 ※トイレは西明寺口と西明寺バス停にありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《表参道コース》 コースは全体に良く整備され、案内板も豊富なので危険箇所や道に迷い易い場所はなかったと思います。 七合目からの冬道ルートは急登ですが、明瞭な尾根なので頂上分岐まで分かりやすい道でした。 《竜王山縦走コース》 イハイガ岳分岐から、立ち止まっていてもずり落ちていく程の激下りの区間がありますが、ロープや木々もあるので滑落の危険は少ないように感じました。 私は雪を落としながら下りてしまったので、先行者との距離はあった方がいいと思います。 《竜王山登山口〜御幸橋駐車場》 竜王山から下山して林道に合流する場所が竜王山登山口です。 ここから案内板に従い西明寺方向に右折、林道終点から右に行くと西明寺バス停ですが、駐車場には林道終点を左に折れた方がショートカットになります。西明寺バス停にはトイレがあるので、トイレに寄ってから引き返したほうが、車道を歩くより早く駐車場に戻れると思います。 |
その他周辺情報 | 大河原温泉 かもしか荘 大人500円 http://www.kamoshika-yado.com/ |
写真
感想
今年はまだ登れてなかった鈴鹿山脈ですが、関西の雪山としてはメジャーなのに、私たちはまだ未踏だった綿向山に初めて行って来ました。
自宅を朝5時に出発して、R307からR477に入り、音羽の交差点を左折してトイレのある西明寺口のバス停を右に入ると、すぐに御幸橋駐車場に着きました。
ここまで積雪や凍結した場所はありませんでしたが、駐車場にはうっすらと雪があり、30台ほど停めれそうな広い駐車場には、まだ半分くらいの空きがありました。
準備をして7時40分に駐車場を出発。駐車場の奥から堰堤沿いの道を歩いて行きます。
駐車場には10台以上の車がありましたが、タイミングのせいなのか前後に見える範囲に人の姿は見えませんでした。
2つ目の堰堤の右の階段を上がって、舗装された林道を更に進むと、林道終点と書かれた標板の先にヒミズ谷出合小屋がありました。
ヒミズ谷出合は表参道コースと北尾根コースとの分岐点になるようです。
小屋の中に登山ポストがあったので、登山届を出してから表参道コースで山頂を目指します。
登山道になった道には、既にしっかりと雪がありますが、締まっているのでツボ足でも歩きやすいです。
植林の急斜面を葛折りに登って行くと、すぐに一合目の標板があり、その後もジグザグに二合目、三合目と凡そ10分毎に高度を上げていきます。
三合目から作業道のような道幅の広い道になり、途中で綺麗なあざみ小舎と名前の付いた東屋がありました。
あざみ小舎を過ぎてから、再び斜面をジグザグにトラバースしながら登る道になり、駐車場から山頂までの距離の中間地点になる四合目から暫く歩いて、入り口に夢咲の鐘のある五合目小屋に着き、この日最初の休憩を取りました。
五合目小屋でアイゼンを着けていると、数組の登山者の方が入って来られて挨拶を交わしました。
五合目小屋を出て、道幅の狭いトラバースを慎重に歩きながら六合目を過ぎ、広くなった七合目の行者コバに着きました。
ここからは冬道ルートとなり、本来の登山道を離れます。
冬道は急傾斜の尾根を直登する道ですが、相変わらず良く締まった雪なので、アイゼンが効いて登りやすいです。
自然林の尾根にはいつの間にか霧氷の木々がいっぱいで、急登の途中で時々足を休めながら見入ってました。
急な尾根を登りきった場所が竜王山へ向かう縦走路との分岐で、綿向山頂上と書かれた方向に向かいます。
分岐からすぐに何人かの人が休憩中の綿向山(1,110m)の山頂に、駐車場からちょうど2時間の9時40分に到着しました。
周囲は360°のパノラマで開放感たっぷりの頂上は、風もなく空は快晴でしたが、周囲の山には薄い雲がかかって遠望は今ひとつでした。
頂上に到着される方が増えてきて、まだ時間も早く竜王山方向にトレースもあったので、休憩もそこそこにして竜王山へ縦走することにします。
綿向山から北に伸びる縦走路の稜線は展望抜群で、空の青と雪の白とのコントラストが最高でした。
分岐からすぐにブナの珍変木と書かれた案内板があり、枝がアーチ状になったブナを潜ると幸せになると言われているそうですが、雪のせいで潜る所が狭くなっていたので、また次の機会に潜ることにします。
やがてイハイガ岳との分岐点になり、竜王山へはここから急坂を下る道ですが、イハイガ岳方面の稜線が綺麗だったので、少し寄り道して歩いてみることにしました。
道幅が10m以上はありそうな広い尾根にはトレースがありますが、トレースを外れても足が埋まることはなく、自由に歩き回って稜線の先にドンと構える雨乞岳や、さっきまで居た綿向山山頂を見ながら楽しみました。
100m程で元来た道を引き返して、いよいよ竜王山へ向かいます。
分岐から急下りが始まりますが、樹林帯に入っていくので、木々に掴まったり、要所にはロープもあるので滑落の危険は少ないと思います。
ただあまりの急傾斜にステップは崩れ、相方に雪をいっぱい落としてしまったので、先行者との距離を取ったほうがいいと思いました。
やっと急坂を下りきると、今度はまた急な登りの区間になって、少し広くなったピークになり、竜王山まで50分の案内板がありました。
ここから暫くなだらかな道になり、その後も軽いアップダウンもあって2つの鉄塔が並んだ見晴らしのいい場所に出ました。
時間はまだお昼前でしたが、ぐるりと眺望が広がった鉄塔の下でお昼にすることにしました。
朝に比べると多少は雲が多くなっていましたが、雨乞岳からイブネ、御在所岳もなんとか確認できました。
昼食後、鉄塔を出発して僅か10分で竜王山(826.8m)に到着しました。
竜王山は狭い山頂でしたが、歩いてきた稜線と綿向山が見えて、縦走の満足感を感じることができました。
下山コースは竜王山から南方向に急な道を一気に下りて行くようです。
この辺りから所々雪と土が混ざったような箇所もあり、転ぶと大変なので慎重に下りていきます。
傾斜は段々と緩やかになってドンドン下ると、竜王山から20分ほどで林道に合流する道に出ました。
竜王山登山口と書かれた標板から右に折れて林道を下ります。
林道をずっと歩いて行くと、やがて民家のある集落になり、公衆トイレのある西明寺バス停に着きました。
道中にトイレがなかったのでありがたいですね。
バス停から車道を歩いて、途中にあった自販機で冷たい飲み物を買って飲みました。
今日は暖かくて、ずっと暑いくらいだったので美味しかったです。
ここから更に車道を下ったのですが、相方がどうも道が違うと言いだしてバス停方向に戻り始めました。
バス停まで戻って、地図やGPSで確認しますが、駐車場に戻る道がよく分からず、結局さっき下った車道を再び歩いて、朝に通った西明寺口のバス停があったので、左に折れて駐車場に戻りました。
西明寺口にあった案内マップを見ると、どうやら林道から集落に下りた所から、左方向に駐車場までの近道があったようなのですが、かなり大回りで歩いてしまっていたようでした。
ともかく無事に駐車場に戻れたのでよかったです。
初めての綿向山でしたが、全体に良く整備された道は歩きやすく、案内板も豊富で安心して歩けました。
頂上からイハイガ岳分岐までの稜線は展望抜群で、急下りの尾根も面白かったです。
次回は逆周りの縦走も面白いかも知れませんね。
帰りの駐車場には外にも車が溢れていたので、流石は人気のある山だなと思いました。
下山後は大河原温泉のかもしか荘に立ち寄り入浴をして帰りました。
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