西ぐんま 花めぐり観光周回・ミヤマウズラ🌼アケボノソウ

2023年08月28日(月) [日帰り]

• GPS: 02:00
• 距離: 4.5km
• 登り: 20m
• 下り: 1m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:12
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:12

8:00 スタート地点
15:12 ゴール地点

草津、万座、嬬恋、鹿沢、北軽井沢など、花と観光で群馬の西側を大きく巡る、約7時間270kmのぐんま花旅です。

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・草津森の癒し歩道ロイヤルコース：入口に2台可。平日だったので草津温泉ホテルヴィレッジ第二駐車場に停めた。

・毛無峠：未舗装の駐車場。途中洗堀や土砂崩れあり。緊急工事していた。
https://we-love.gunma.jp/kanko/kenashitouge

・鹿沢園地野草園：休暇村嬬恋鹿沢の駐車場。

コース状況／危険箇所等

・草津森の癒し歩道ロイヤルコース：上皇ご夫妻も歩かれた散策路。この時期は蚊が多いので虫よけ必須。ホテル前の池や近くの大谷池は睡蓮が開花。
https://ryokoutablog.com/kusatsuroyalcourse/

・林野庁の草津ロイヤルコース紹介。
https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/policy/business/moderukosu/attach/pdf/index-12.pdf

・毛無峠：標高1823m群馬長野県境。県道大前須坂線の突き当り。嬬恋側は立入禁止で不通。小串硫黄鉱山跡が見える。気温17℃で風が吹き爽やか。
http://www.okadanouen.com/takaino/kenasitouge.html

・鹿沢園地野草園：鹿沢インフォメーションセンターや休暇村に併設された園地。無料。アケボノソウ開花。
https://kazawa.jp/

・自生蘭の地図から、移動の途中で車を停めて森の中を探策した。見つからなかったが楽しかった。最後は先週も訪れ、E-gunmaさんからご教授頂いた国境平へ移動してミヤマウズラとミヤマモジズリを観賞した。

写真

8/28 6:02

嬬恋村の自生蘭の地図を入手した。嬬恋村インタープリター会が2007年作成。現代との隔たりはあるが、探策の参考にはなる。

8/28 8:06

5時に起床し昼弁当作って、6時に前橋を出発。8時に草津温泉ホテルヴィレッジに到着。平日なのでホテル第二駐車場に停めた。入口の睡蓮がきれいだった。写真撮るの忘れた。

8/28 8:09

ツルリンドウ。

8/28 8:09

上皇ご夫妻も、草津国際音楽アカデミーで宿泊の際に散策された道。ロイヤルコースと名付けられた。気温20℃で蚊が多いので虫よけ必須。

8/28 8:14

ミヤマウズラ。もう終盤。

8/28 8:15

群馬県では絶滅危惧IB類に指定されているミヤマウズラ。

8/28 8:16

ウズラがはばたく姿が愛らしい。

8/28 8:17

小群生するミヤマウズラ。

8/28 8:18

唇弁から黄色の花粉塊が飛び出している。

8/28 8:18

もう終盤だがきれいな姿のも見られた。

8/28 8:20

ツルリンドウ。

8/28 8:24

ギンリョウソウモドキ。こう見えてもツツジ科シャジクソウ属。

8/28 8:33

よく見ると細かい毛があるミヤマウズラ。

8/28 8:44

ロイヤルコース入口。このスペースに2台停められる。平日ならホテルヴィレッジ第二駐車場に駐車可。

8/28 8:47

編隊を組み飛んでいるように見えるミヤマウズラ。

8/28 8:54

ツルリンドウが5本以上絡まっている。すごいな。

8/28 9:12

草津温泉ホテルヴィレッジ。第二駐車場に戻る。睡蓮撮影するの忘れた。

8/28 9:42

志賀草津道路をドライブ。標高1990m気温18℃、清々しくエアコン要らず。窓を全開にして片手ハンドル。気分は浜田省吾。風を感じる。

8/28 9:50

殺伐とした草津白根山。湯釜の鋭い縁。

8/28 9:53

お約束の国道最高地点。9月10日は志賀高原ヒルクライムが開催されるが、群馬側も午前中は通行規制がある。

8/28 9:54

草津白根山と芳ヶ平。活火山と湿原という組み合わせは草津ならでは。

8/28 9:54

美しい湿原と池塘の芳ヶ平。

8/28 9:54

水蒸気と噴煙があがる荒涼の草津白根山。奥は草津本白根山。

8/28 10:08

万座から県境へ向かう。牛池。酸性度の高い水は、生物がおらず透明度が高い。

8/28 10:26

万座温泉から20分で毛無峠。毛無山を眺める。小串硫黄鉱山の約10kmに及んだ索道柱が突っ立つ。産業遺産。

8/28 10:30

ハクサンボウフウ。周辺はお花畑。

8/28 10:30

リンドウ。

8/28 10:31

破風岳。名前通り一帯は風がいつも強い。

8/28 10:40

毛無峠。なけなしの金で燃料入れて群馬の果てにやってきた。看板は以前より色褪せたな。右に浅間山、左に榛名山。

8/28 10:43

昭和初めの最盛期は2000人を擁した硫黄鉱山。時代の衰退が伺える夢の跡。旧車パジェロも平成6年車でバブルの跡。

8/28 10:59

移動して、展望台から眺める万座山南峰方面。

8/28 11:50

移動しながら、自生蘭地図を見て途中の森を探索。オクモミジハグマ。

8/28 11:51

ギンリョウソウモドキ。

8/28 11:52

タマゴタケ。ランは見つけられなかったが楽しかった。

8/28 12:01

嬬恋パノラマライン北ルートから眺める四阿山。

8/28 12:01

左から土鍋山、破風岳、毛無峠、小串硫黄鉱山跡、毛無山。

8/28 12:16

嬬恋高原キャベツ畑、浅間山〜湯ノ丸山。ぜひ「嬬恋産キャベツ」と指名でのご購入を。柔らかく甘い生食がお薦め。

8/28 12:35

休暇村嬬恋鹿沢に停めた。

8/28 12:39

キャンプ場脇のベンチをお借りして昼食。

8/28 12:39

今朝作った、豚ネギ炒めwithエバラ焼肉のたれ黄金の味、嬬恋産キャベツのピクルス。

8/28 12:49

デザートはわらび餅とフルーツ黒豆あんみつ。まったり。

8/28 12:57

食後の散策（笑）。鹿沢園地野草園。今日の計画はピークも無く歩かないので、ここが核心だな（爆）。

8/28 12:58

サワギキョウ。毒草アルカロイドを含む。

8/28 12:58

アケボノソウ。

8/28 12:59

昼下がりに見るアケボノソウ。曙太郎は闘病中。

8/28 12:59

小宇宙を現したような美しい花。

8/28 13:00

シラヒゲソウ。ウメバチソウ属なので、しべ周辺が似ている。

8/28 13:01

湿地に乱立するサワギキョウ。

8/28 13:02

ゲンノショウコ。薬用の証拠があるので「現の証拠」

8/28 13:02

イワアカバナ。茎全体に毛がある。

8/28 13:02

撮影テクニックでアケボノソウを浮かび上がらせる。

8/28 13:03

アブラガヤ。稲穂ではない。

8/28 13:03

クサフジ。葉が食用になる。

8/28 13:04

満開のアケボノソウ。

8/28 13:05

オミナエシ。蒸し暑いのでオロナミンCが飲みたい。丸眼鏡を鼻にずらした大村崑の看板が頭に浮かぶ。

8/28 13:05

ノコンギク。葉がざらつく。

8/28 13:07

ノハラアザミ。

8/28 13:08

マルバダケブキ。

8/28 13:09

シラヒゲソウ。群馬県では絶滅危惧IB類に指定。

8/28 13:16

ハクサンフウロ。

8/28 13:17

ヤマオダマキ。

8/28 13:18

ノガリヤス。「おこしやす」と舞妓さん。

8/28 13:20

新たなアケボノソウゾーン。

8/28 13:20

アケボノソウが溢れる。

8/28 13:21

アケボノソウ三姉妹。欽ドコのわらべ「のぞみ かなえ たまえ」だな。メダカの兄弟を唄って踊れたらアラフィフ。

8/28 13:21

凛として立つアケボノソウ。

8/28 13:22

満開のアケボノソウ。

8/28 13:23

トモエシオガマ。

8/28 13:25

シラネセンキュウ。「ありがとう」と言いたい人がいる。

8/28 13:25

トリカブト。

8/28 13:26

ヌスビトハギ。牧野富太郎博士による命名。花の形が盗人の足跡だそうだ。

8/28 14:24

前橋へ戻りながら、今週もE-gunmaさんからご教授頂いた北軽の国境平へ。今回はもっと東をさまよった。ミヤマウズラ。

8/28 14:38

先週より花開いていた。

8/28 14:40

咲き始めたハナイカリ。

8/28 14:40

錨のような花。

8/28 14:47

小さなミヤマモジズリ。

8/28 14:48

ミヤマモジズリ。この花も群馬県では絶滅危惧IB類に指定。

8/28 14:57

立ち並ぶミヤマウズラにさようならを。

8/28 16:41

パジェロが国道17号の信号待ちで、走行距離44万4444kmとぞろ目。

8/28 18:04

いつもの陸橋へ。ちょうど、今日通った二度上峠に日が沈む。浅間隠山。

8/28 18:30

美しい夕焼け。

8/28 20:06

東の空には月齢11.7。うさぎはうつ伏せでトレーニング中。

撮影機器：

Z 7II ボディ ニコン

TORQUE 5G KYG01 au 京セラ

感想

ぐろさん

　前日の玉原高原では、アケボノシュスランは見つけられなかった。月曜の午後も大気が不安定なので山歩きは中止に。予定通りランや花々を観賞し、草津嬬恋、鹿沢北軽井沢など、群馬の西側を大きく巡る7時間270kmの旅。ちなみに歩行は2時間4km程度（笑）。温泉の名湯地へ行っても入浴しない、なぜなら私は群馬県民（笑）。

　玉原の帰宅後に、ランの植生を調べていたら、嬬恋村インタープリター会が2007年に作成した自生蘭地図を見つけた。大まかだが興味深く見た。現代との齟齬はあるだろうが、参考にはなる。別荘地や牧場は入れないな。四阿山登山道はランの宝庫。

　日が短くなりつつあり薄暗い5時に起床。季節は進み、早朝は秋の空気になっていた。昼の弁当を作って6時に自宅を出発した。8時前に草津温泉ホテルヴィレッジに到着。夏休みも終盤でファミリーが散策していた。

　上の入口に二台ほど停められるが、平日なので第二駐車場に停めた。ホテルの前を通り、パターゴルフコース脇の樹林帯を北上して、ロイヤルコースに入る。反時計回りで歩んでいく。ウッドチップが敷かれた散策路は上皇ご夫妻も歩かれた。気温20℃で蚊が多くて虫よけが必須。

　傘モミの広場にミヤマウズラがあった。もう終盤。茶色くなっていた。ツルリンドウが最盛期で多数見られた。その先にミヤマウズラの小群生。ここも終盤だった。クマ遊びの鐘から先はきれいなミヤマウズラが残っていた。そよ風の広場にはギンリョウソウモドキもあった。

　コース西端が入口。看板が立っている。その先はホツツジが僅かにあるだけでだった。来た道に戻って近道を歩いて再び歩き返しホテルへ戻った。ベルツ通りから志賀草津道路へ。平日の早朝は車も少なく快適。窓を開けてエアコン要らずの気温17℃。

　丁字路を志賀方面へ。山田峠を抜け国道最高地点から景色を眺める。ここから来た道を戻って丁字路を万座方面へ下る。牛池を眺めて牧干俣線を西へ。大前須坂線へ入る。途中で土砂崩れがあり、緊急工事していた。

　突き当りが毛無峠。群馬側は立入禁止。県境の看板が有名。殺伐とした荒涼の小串硫黄鉱山跡と索道柱が印象的。強風豪雪地域なので木が上に伸びず横に広がる。破風岳に行こうかなと思ったが、今日は観光なのでやる気なし。記念撮影して移動。

　来た道を戻って志賀草津道路を下る。レストハウス前に路駐して、弓池へ行っている袖ヶ浦ナンバーヴォクシーの家族連れ。取り締まれないのだろうか？温泉街は工事中で立体交差も出来つつあった。

　つまごいパノラマライン北ルートを進む。途中の今井地区で幾度か停まってラン探し。初見の場所で見つかるはずはないが、タマゴタケの群生や、ギンリョウソウモドキを見られた。
　
　神前沢地区でも停まり、ハクウンランを探したがなかった。先週国境平で見られたから、もう遅いのかもしれない。近頃は森をさまようのが趣味になって来たな。クマと間違えられる。

　国道144号を突っ切り鹿沢方面へ。休暇村嬬恋鹿沢の駐車場に停めた。ここも木陰に。キャンプ場の脇のベンチをお借りして昼食。作ってきた弁当を食べた、途中で買った嬬恋産キャベツのピクルスはとてもうまかった。

　腹いっぱいになって花散策。鹿沢園地野草園へ。アケボノソウがほぼ満開。シラヒゲソウも群生していた。ゆったりと二周して戻った。今日一番のピーク歩きは標高差20m（笑）いつもと桁が二つ違うな。

　駐車場に戻り移動。パノラマライン南ルートから北軽井沢の別荘地を抜ける。さすがに別荘地内は関係者以外は立ち入れないのでラン探しもできない。先週も行った、E-gunmaさんにご教授頂いた国境平付近へ。

　今回はもう少し東から南へ大きくさまよった。途中でゴルフ場から何かしら影響を受けているのか？、植生の変化があることが分かった。芝生を増殖や保護するための肥料や農薬かな？

　先週とは違ったところでミヤマウズラやミヤマモジズリを見ることが出来た。浅間北麓の森は偉大だなと思う。帰りながら二度上峠から浅間山を眺めるが、すでにガスに覆われていた。前橋に戻ると気温35℃。今年は33日猛暑日を記録している。

　家に戻りいつもの陸橋から夕日を眺める。今日も楽しくラン探しや花を見ることが出来た。移動時間と距離は長く7時間270kmの旅となったが、運転の疲れが全く無いのは、歩数6000でほとんど歩いていないからだろう（笑）