記録ID: 5881212
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
カムイエクウチカウシ山 二百名山 198座目
2023年08月29日(火) [日帰り]



体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 12:17
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 1,722m
- 下り
- 1,719m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 12:17
距離 30.8km
登り 1,722m
下り 1,719m
16:07
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山前に必ず札内ダムの流入量チェック https://info-dam.hdb.hkd.mlit.go.jp/dam/dam_satsunaigawa.htm 全流入量 5m3/s以下が好ましい 熊対策について カムエクは熊の巣 「登山者が熊の巣にお邪魔する」という謙虚な気持ちで入山 熊対策は多人数で行動するのが基本 単身山行は控え、複数人で山行を 日高横断道札内林道ゲート〜日高横断道札内道終了地点 約6キロの林道歩き 標高差が100mと勾配も少ない カムエク日帰り登山をするなら自転車利用が重宝する 札内林道ゲート脇から乗ったままバイクを通す事ができる 日高横断道札内道終了地点〜八ノ沢出合 札内川を遡上 要沢靴 流入量が少なければさほど問題の発生しない 気休め程度にピンクテープがあるが、沢靴を履いてれば比較的どこでも自由に歩ける 流量さえ少なければ「徒渉点」を探すのではなく、歩きたいところを歩くのが早い 苔の生えた岩もあるのでゴムソールの沢靴の場合は注意を要する 八ノ沢出合〜三股 八ノ沢を遡上 札内川と違い「沢」となり勾配もある 岩場の登りが多く飛び石をうまく使えば濡れずに歩行可 フェルトソールの沢靴は岩場で滑るので八ノ沢出合にデポが吉 三股〜八ノ沢カール 平均勾配50%の激登 八ノ沢沿いを遡上、滝の高巻きトラバース・ロープ場が増える 2023年9月現在、支点のシッカリしたお助けロープが多く設置されておりピンクテープ多い 特に最初にあるトラバースのロープ場は「ロープなんて持たなくても歩ける」と思いがちだが、滑りやすい足場で、もし滑ると生命にかかわる場所なので、力をかけずにロープを持って通過してほしい 三股からほどなく急登の藪漕ぎもあり、ダニ対策もしたほうがベスト フェルトソールは危険 ゴム系ソールの沢靴はカールまで使用可 下山時はこの区間ストックは収納し革手袋着用にて歩行すること 八ノ沢カール〜カムエク山頂 沢沿いの激登を登り終えると、一気に静かなカールに踊り出る 福岡大ワンゲル遭難レリーフ付近がテント適地だが…熊の巣 くれぐれもこの先は山頂までザック等をデポせず行動を ここから稜線へ向けてカールをトラバースしながら登るが、八ノ沢の激登直後なのでとても楽に登れる 登山道に熊の糞・掘り返しの跡も多く、熊の気配が極めて濃い 稜線に出るとハイマツ漕ぎも増えるが、二百名山後半戦の方にとってはこのハイマツ漕ぎは労するほどものではないだろう… |
写真
八ノ沢を登り詰める
八ノ沢に入ると岩場歩きが多くなる
フェルトソールの僕は岩場で簡単に滑りまくり往生する
モンベルのサワークライマーを履いた相方はぐんぐん進む
フェルソールは八ノ沢出合にデポが吉
八ノ沢に入ると岩場歩きが多くなる
フェルトソールの僕は岩場で簡単に滑りまくり往生する
モンベルのサワークライマーを履いた相方はぐんぐん進む
フェルソールは八ノ沢出合にデポが吉
三角点たっちち
一等三角点「札内岳」
えぇ〜??札内岳‼ 歴史を知りたい
「カムイエクウチカウシ」(ヒグマの転げ落ちる所)は、ヒグマを神と崇めるアイヌ人によって命名されたものではない。
黎明期には「札内岳」と呼称されていた。
1929年に北海道大学の伊藤秀五郎らが戸蔦別川上流の「カムイエクウチカウ」という場所で小屋を建設して幌尻岳に登頂する際に、案内人の勘違いでこの地名を誤って山名として伝えたために定着したのが真相であるという。
一等三角点「札内岳」
えぇ〜??札内岳‼ 歴史を知りたい
「カムイエクウチカウシ」(ヒグマの転げ落ちる所)は、ヒグマを神と崇めるアイヌ人によって命名されたものではない。
黎明期には「札内岳」と呼称されていた。
1929年に北海道大学の伊藤秀五郎らが戸蔦別川上流の「カムイエクウチカウ」という場所で小屋を建設して幌尻岳に登頂する際に、案内人の勘違いでこの地名を誤って山名として伝えたために定着したのが真相であるという。
装備
備考 | 沢靴に対する考察 沢靴ソールには大きく分けて2種類ある フェルト系 苔でも滑らないが, 陸上に出るとグリップがきかない ゴム系 モンベルのアクアグリッパーに代表されるソール 沢の中ではフェルトよりも性能が落ちるが, 陸上でもグリップがある 日高横断道札内道終了地点〜八ノ沢出合 八ノ沢出合までは必ず札内川遡上があり, 沢靴が必須 苔の生えた岩もあり, 川の中ではフェルトソールの方が有利だが河原歩きも多く一長一短 八ノ沢出合〜三股 沢靴で歩行の方がスタンツを選ばず楽だが 八ノ沢からは岩場の登りとなり飛び石をうまく使えば濡れずに歩行可 フェルトソールは岩の上で滑る フェルトソールの場合八ノ沢出合で履き替えるのが吉 ゴム系のソールは問題なく歩行可 三股〜八ノ沢カール 急登の連続する沢沿い歩き 沢靴で歩行の方がスタンツを選ばず歩けるが登山靴でも(カムエクに来るような方なら)問題なく歩行できる フェルトソールは極めて危険 ゴム系ソールはカールまで一気に歩くことができる |
---|
感想
カムエクに行ってきました
日高に単身では入るな!
と山の師匠に厳命されていたので一緒に行ってくださる相方を探して出して何とか行くことができた
個人的に一緒に登ってくださるTさんはHMGAガイドで、個人山行では一般登山道を歩くことがない30歳台のバリバリのアルピニスト…
クライミングをしているので足の置き方も迅速で丁寧で馬力がある
50歳になった僕は彼の足元にも及ばない
ロープ・ガチャ類を彼が歩荷して彼のザックの方が遥かに重いのに僕が全く追いつかない 小走りのように急登をサクッと登ってゆく
下山時、フェルトソールで三股から下の八ノ沢を歩き何度も大ゴケしまくった僕が彼に大いに面倒をかけた…
休憩時間1時間36分のうち1時間は僕が迷惑をかけた時間
そして下山時、三俣上部から八ノ沢出合までの極端なペースダウン
自分の沢歩きの技術力の低さを思い知らされた共に登山技術で未知の領域が多くあることを知った
カムエクは噂話通り、登山の総合的な技術を試される山であった
沢登り・藪漕ぎ・熊対策・ルートファインティング…
自分一人ではコントロールできない熊対策
熊対策については多人数で行動するのが確実
この山域で熊トラブルがあった場合、遭難者個人の問題だけでなく、当該熊の殺処分や入山規制など色々と多岐にわたって影響が出る可能性が高い
単身山行は控え、複数人で行動しなければならない山域だとつくづく感じた
(ペデカリ・神威岳登山も予定していたましたが、神威岳登山中に雨量が多くなったので撤退しました)
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コメント
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ありがとうございます
何がタイヘンって一緒に行く人を探すのが一番タイヘンでした
今は今季ペテガリ岳 神威を一緒に登れる人を募集中です💧
いつもヤマレコ拝見しております。
けいじさんがエベレストでテムレスを履いてた事を衝撃的でした!
北海道に🚃ちょくちょく出現してる感じだったので、カムエク、ペテガリ岳、神威岳が未踏だったのにも驚きです。
今年は日高の🐻に出会う確率が高く、ペテガリ岳のベッピリガイ沢林道は親子熊が居ますのでご注意下さい。
ありがとうございます
マナスルやヤマレコにはあげてませんが、他のヒマラヤの山々も全部テムレスでした
熊の件
神威岳も尾根の取付き手前まで行ったのですが、真新しい糞がありました
一緒に登ってくれる仲間がおらず困っております
来週末にお知り合いで神威 ペテガリ岳登られる人ご存知ありませんか?
私の知ってる健脚さんは、みな最近登ったので知りません🙏
本州の人はセットで登りますが、道産子は片方登ると嫌になって帰ります😅
ご存知だと思いますが、来週末は天気が悪そうです。
元浦河林道が崩れて通行止になる可能性があるので、今度はスコップとパンクも多いのでスペアータイヤも用意した方が良いと思います。📱北海道の林道はずっと圏外です。
ありがとうございます
なかなか登る人はイナイですよね
来週は幌尻岳へ登るのでその後の帰宅を遅らせてチャレンジしたいと考えていました
来週末の天気予報 まだ先ナノであんまりアテにしていません💧
スコップ タイヤ どちらもアルファードに常備しております
悔しいデスが今季も諦めるしかないかなぁ〜
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