厳冬期の編笠山。強風に見舞われながら感無量の登頂。
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:37
天候 | 晴れ時々ガス&森林限界上は強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道小淵沢ICから10分〜15分程度。 到着時も下山時もガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・富士見高原ゴルフ〜標高1900Mあたりまでは傾斜緩やかで積雪少なめ。 私たちは登りはノーアイゼンで通過したが、凍結気味の箇所もあるので、 下りは12本爪アイゼンで通過。軽アイゼンやチェーンスパイク装着が無難で 有効と感じた。トレース、道標、リボンは所々あり、ルートは明瞭。 ・標高2000Mあたり〜編笠山山頂 強風の影響からかトレースが所々消えている箇所が見受けられた。 道標が少なくなり、標高標識とピンクリボンが頼りとなる。 樹林帯は雪が適度に締まっていて登りも下りも概ね歩きやすい。 傾斜がそこそこあるので、軽アイゼンでは厳しいと印象を持った。 私たちは標高2000M少し下方から12本爪アイゼンを装着した。 たまに膝上程度の踏み抜きあり。ルート上のラッセルは不要。 森林限界上は部分的に雪がクラスト気味っぽい箇所もあったが、 ルート上は概ね軟らかい雪でアイゼンは効きやすいと感じた。 |
その他周辺情報 | ・富士見高原スキー場駐車場(B-1)に登山ポスト有 ・富士見高原スキー場にトイレ有 ・下山後の温泉 ホテル八峯苑 鹿の湯 http://happoen.jp/ 日帰り入浴600円 |
写真
装備
備考 | 反省点、備忘録 ・ミズノブレスサーモインナーグローブの左指先が破れる。 爪が少し伸びていたようでその影響か? 代替グローブを持っていたので事なきを得た。次回以降爪切り必須。 ・サングラス、ゴーグルが道中曇る。 バラクラバ+ゴーグルで山頂アタックしたかったが、ゴーグルが 曇り+凍ってしまったのでサングラスで何とか山頂アタックした。 ゴーグルの曇りについては死活問題で今の所明確な解決策思いあたらず。 ・オーバーグローブ(BDソロイスト)の操作性について。 ピッケルやストックを持つくらいの操作は問題ないが、 ファスナー開け閉め等の細かい操作が困難。 慣れで解決されるのか否か、因みにデジカメシャッターは押せる。 ・スマホバッテリー切れ オーバーズボンのポケットに入れていたら、寒さに耐えきれなかったのか バッテリー切れを起こした模様。自宅帰宅後回復したが、一部ボタン押下が 支障がでる状態になった。次回、今回と同等の気象条件の際、スマホは厳重に しまっておくことにしたいと思う。 |
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感想
山仲間T氏がこの土曜日スケジュール空いているとの事で、
折角ならこの厳冬期に比較的高山へ挑戦したいと画策。
しかし、強い寒気が流入し強い冬型気圧配置で難しい気象条件。
熟考の結果、撤退の可能性を十分視野に入れつつ編笠山を目指す事にした。
以下感想
・富士見高原スキー場の駐車場到着時点で、車載温度計で−7〜−8度。
風はほとんど感じない。上空は青空だが編笠山方面がガスに覆われている。
・スタート地点は晴れていて行ける所まで行くということで登山開始。
・暫くは緩い傾斜ので寒さも風もあまり感じず気持ちいい雪山ハイク。
・標高2000Mを超えると傾斜もきつくなり、気温も低くなった印象。
・樹林帯のなかでも時折冷たい風を感じた。登頂へ不安が募る。
・標高2300Mあたりで、予想外に青空が辺りに見えた。
・視界不良の場合は、山頂のルートロスが懸念された為、強風に関わらず
撤退を考えていたが、もしや編笠山山頂付近のガスが晴れたのか??
期待を胸に森林限界間近までやってくると編笠山山頂方面はハッキリ見えた。
・風は強そうだが、視界は良好だ。空は碧くまさに八ヶ岳ブルーだ。
これなら登頂できるかもしれない、防風対策を施し山頂へ向かった。
・森林限界上は体感的に-10〜-12、3度で風速15M〜20Mくらいだろうか。
時折、風に煽られバランスを崩しそうになる。風をやり過ごし一歩一歩進む。
・防風対策は施したが、顔や指先など皮膚の表面に冷たさを感じた。
・指先の冷えはマズイ、と思いピッケルを左右に持ち替えながら指を動かす。
・強風と格闘すること20分〜30分程度だろうか、とうとう編笠山山頂へ到着。
・これまでの山行の中で1に2を争う満足度と達成感だ。感無量である。
・しかし、強風の為感激に浸る余裕はなく、記念撮影を済ませそそくさと退散。
・森林限界付近まで下りてきてようやく一心地ついた。強風から解放され安堵した。
・下山はスムーズ。雪山の下山は夏の登山道より凹凸がないので比較的楽に感じる。
・無事駐車場へ帰還し、近くの温泉鹿の湯で冷えた体を温めた。
総括
厳冬期の八ヶ岳へ挑み厳しい気象条件ながら無事登頂を果たす事ができた(ぎりぎり)。
北八ヶ岳方面はガスに覆われていたような気がしたので(強風の為ハッキリ視認できず)、
編笠山のガスが晴れたのは幸運としか言いようがない。感無量である。
今回も成功。
mutsukiさん、こん※※は
自分は2/12~13と展望荘に居て、以後の予報が思わしくないので下山したものです
強風の中、森林限界上の行動はさぞ大変だったとお察しします
自分もインナーにミズノブレスサーモ使ってますが、糸がほつれやすくて困りますね!
osamu310さん、コメントありがとうございました。
12日は赤岳と阿弥陀岳へ登頂されてたんですね。
凄い行程ですね(驚)
やはりブレスサーモはほつれやすいんですね。
暖かいんですけど考えものですね(笑)
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