神域・お金明神とコリカキ場を訪ねる。
onetotani
体力度について
- GPS
- 09:33
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,051m
- 下り
- 1,036m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 9:30
| 天候 | 曇り 後晴れ 【気温】中峠：23℃ コリカキ場：26℃ 羽鳥峰：28℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
【お金峠〜ヒロ沢出合】 マイナールート？それともバリエーションルート？ ➀お金峠から北へ向かうと茂みが濃くなり、踏み跡も曖昧になります。 時々、テープは見られます。 ��塔ノ峰を過ぎると尾根筋、踏み跡は更に不明瞭になります。 キツネ峠手前のピークでは、見通しも悪く尾根が分岐しますので 北向きの尾根を下ります。 ��キツネ峠を上がった展望岩場P843の先でヒロ沢出合へ向かう東向きの 尾根が分かれますが、濃い茂みに隠れて様子が非常に分かりづらく 細心の注意が必要です。（何度も現在地、向かうべき方向をコンパス、 GPSで確認しました。） �ぜ‖茲鉾�根筋は明確になり大岩の重なる場所を過ぎると、急な下りが 突端まで続きます。 突端からの下降地点はテープ・踏み跡を確認しましょう。 ★下りの場合は格段に難易度が上がり、全く気が抜けませんでした。 |
写真
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『古来よりここは搭尾大明神様の神域です。』と記された立て札。
急降下した小さな鞍部にも、薄い踏み跡が交差していた。
感想
onetotani
9月に入っても猛暑は収まらないようなので今週もまた沢沿いの
コースにしよう。久しぶりにお金明神とコリカキ場をお詣りした後は、
キツネ峠から尾根を辿ってヒロ沢へと歩こう。
朝明から中峠へ向かう道は蒸し暑く、曙滝に出るまでにもう汗まみれだ。
早速汗を洗い流してガレ場を急登し、ポツンと現れる道標を過ぎたら
ロープの下がる捲き道へ上がり、開放的な中峠に到着すると周りは
すっかりカスに囲まれていた。 雰囲気を楽しむことなく僅かな休憩で
下水晶谷を下り神崎川の右岸、大瀞に着地すると飛び石伝いに徒渉できる
水量ではなかった。
早速用意した靴用の防水カバーと念のためビニール袋を履いて流れに
逆らい左岸へ徒渉するが、全く靴を濡らす事の無い優れものだった。
ゴルジュをゆったり流れる瀞や切り立った廊下をぬうように流れて行く
神崎川の渓谷を後にして左岸の登山道に上がり、何度も小さな支谷を
横切りお金谷の左岸台地に到着する。
以前見かけた手書きの案内板は無くなっていたが、幹に赤色で書かれた
「お金へ」から林を抜けお金谷に出て、右岸左岸を繰返した後右へ別れる
踏み跡で山腹を攀じると大きな磐座「お金の塔」が現れ、基部を左から
廻り込むと、凛々しいお顔の天狗様が睨みを利かしていた。
薄い岩が何枚も重なり出来上がった天狗のお顔はまるで意志を持って
創り上げた物のように感じる。古くから神域とされる「お金明神」から
小尾根の鞍部に出た後、山腹に絡んで登り詰めた稜線上の小さな峠：
お金峠を反対側へ乗越すようにコリカキ場へ下る。
「お金明神参拝前の禊ぎ場」とされるコリカキ場は北谷尻谷が小滝と
なって谷尻谷の滝壺に合流する神聖な場所だ。
そんなコリカキ場を正面に眺められる右岸の平坦地でゆっく食事を摂り、ガレ場が続く小さな谷を峠まで登り返し、キツネ峠へ向かい最初のピーク塔の峰を過ぎると尾根の茂みは濃くなり、踏み跡は曖昧になってくる。
そして尾根の分岐点では慎重に方向を確認しながらキツネ峠から
P843の展望岩場に出ると初めて展望が開けた。
猫岳の陰に隠れた釈迦ヶ岳方面から続く県境稜線や、奥に見られるのは
御在所岳だろう。唯一の展望地を過ぎると最大の要注意ポイントと
考えるヒロ沢出合に向かう東向きの尾根への乗り換えだ。
慎重に現在地と目指す方向を確認し、見通しの悪い石楠花の茂みを
くぐり、尾根芯を下るとやがて途絶えていたテープが目に留まり、
しばらくすると見覚えのある大岩が現れた。もう大丈夫と明確に
なった尾根を急降下すると神崎川の水音が大きく近づいてきた。
尾根の末端から山腹に絡んで神崎川の左岸に着地するが水量が多く
適当な徒渉地点が見つからない。
少しでも川幅が狭まる上流側で何とか徒渉を終え、冷えたゼリーで
喉を潤した後はヒロ沢出合から羽鳥峰峠へ戻り、羽鳥峰で最後の休憩と
展望を楽しみのんびりと朝明渓谷の駐車場へ戻る。
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mighty さん
キツネ峠からヒロ沢出合までの区間は、以前
クラシから誤って下ってしまい、水切れになり
水を求めて一旦下ろうとした区間でして、
どんな道なのか気になっていました。
今回のレコを拝見して、下らなくて
正解だったと改めて感じました。
尾根を乗り換え、石楠花のヤブをくぐりとは
自分にはとても無理です。踏破はさすがです。
コリカキ場でテントを張った時以来ですから、この尾根を歩くのは
５年振りでした。
久しぶりに歩いた今回は以前より踏み跡も薄く、より曖昧になった
印象です。
特に展望岩場から先の尾根はGPSやコンパスを頼りに、気が抜けない
下りで、久し振りにバリエーションルートを歩く時の緊張感を
味わいました。
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