鍋割山(=ΦωΦ=)二つの別れと再会と青い空
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 995m
- 下り
- 987m
コースタイム
天候 | ◆2015年2月15日(日) 晴れ 早朝 R134 湘南大橋=−1℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
《往 路》 巨ネコ宅集合 → 国道134号線 → 表丹沢県民の森P ※kengamineさんのお車にnavecatが乗せていただき巨ネコ宅から登山口へ 《復 路》 表丹沢県民の森発P → 渋沢駅南口着 「食堂 若竹」にてしばし歓談の後、順次解散 ※kengamineさんのお車で渋沢駅まで行き「食堂 若竹」へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ミズヒ沢出合~ミズヒ大滝 ミズヒ沢出合、鍋割山荘用の飲料水ボッカ場から約10分、ミズヒ沢の左岸に ある踏み跡をたどって歩いていきます。最後、滝壺に出るのに岩場を越える 必要があり少し手間取ると思います。 ◆ミズヒ大滝~マルガヤ尾根928p ミズヒ大滝から4~5分戻った地点から登れそうな斜面を適当に登りました。 かなり急斜面で両手両足を使う局面が多々あります。下りで使うには技量 装備など多面的に優れた力量を要するかと思います。 ◆マルガヤ尾根 もしご関心ありましたらお手数ですが↓こちらをご覧ください。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-388606.html ◆鍋割山稜(マルガヤ尾根合流点〜鍋割山) 本日時点ですが下りになる登山道では雪道に慣れていない方はなんらかしら 滑り止めがあった方が安全です。nはスノースパイクを付けました。 ◆鍋割山〜後沢乗越 凍っていたりドロドロだったりしています。ごく一部凍っている箇所もありますが アイゼン等の類を装着されている方はお見かけしませんでした。 |
その他周辺情報 | ◆近くのコンビニ 1、セブンイレブン 秦野堀山下店 神奈川県秦野市堀山下631 2、セブンイレブン 秦野戸川店 神奈川県秦野市戸川365-1 地図→http://cvs-map.jp/map?ll=35.3882746%2C139.178383&s=14 ◆WC 表丹沢県民の森・駐車場にあります。おそらく汲み取り式です。 ◆登山ポスト 廃止→西山林道の奥、二俣の登山ポスト(本日、用紙は見当たりませんでした) 移設→戸川林道の奥、戸沢の登山ポストは滝沢園入口付近へ移設 両方とも2015年3月27日ごろの予定 理由は悪天候時、登山者カードを回収できない場合が想定されるので、とのことです |
写真
感想
昨年の11月9日、18年間一緒に過ごした愛猫ムー子が亡くなりました。
人生の約半分を共にしていたし、ここでは気恥かしくて書けないほど溺愛していたので、生前からもし亡くなったら酷いペットロスになるんだろうと覚悟していた。
が、いざその時が来てみると不思議なくらい冷静な自分がいた。もちろん悲しく淋しい気持ちで、しばらくは心ここにあらずといった感じではありましたが。
一週間もするとほぼ落ち着いてきて、とある方にだけはこのことを伝えておこうとメッセージを送りました。それが今回ご一緒していただいたnavecatさんです。
navecatさんとは数年前に某レコ内で猫談義に花が咲き、以後レコ友さんとしてのお付き合いが始まったのでした。
そんなnavecatさん自身も昨秋にやはり愛猫を亡くされていて、その愛猫と私が会ったことがある(実際には一目見ただけで逃げられた、というのが正しい 笑)といことで、お互いにとっての追悼登山的な意味合いでの山行を今回計画して頂きました。
日曜の早朝にnavecatさんのお宅に伺い、昨秋亡くなった保護猫兄ちゃんの祭壇にて無言の再会。立派に手向けられていて、短い間だったけど愛情をいっぱいに受けていたんだね。
丹沢へ向かう車中でも当然ながら猫談義。
丹沢に着けば気持ちは山モードに。丹沢をいろいろ歩かれているnavecatさんから今回ご案内頂いたのはマルガヤ尾根からの鍋割山。
当初案では塔ノ岳にも足をのばす予定でしたが、navecatさんの腰の具合があまり良くないことを勘案して鍋割山から直接下山することにしました。
個人的にも唐松岳、平標山、そして今回と中3日登山が続く状況でしたので助かりました(^^;)
そのマルガヤ尾根はのっけから落ち葉ののったザレた急斜面が続き、すぐにふくらはぎがパンパン。いつものように弱音や愚痴を吐きたいところだったが今日はなんとか我慢しました。
ところどころ迷いやすい個所などを教えて頂きながら喘ぎ喘ぎ登っていくと、ひと際開けた場所に着いた。ここが無木立広場でご飯を食べたり昼寝をしたりとかマッタリしたくなる気持ちのいいところ。この日は風も冷たく強いし、そしてなによりマッタリ過ごす場所は下山後にとってあるのですぐに出発。
鍋割山稜に合流し、凍結した道に気をつけながら歩いて鍋割山荘に。ここでも一息ついただけですぐに下山にかかる。
下山中には沢山の人とすれ違った。みなさん鍋焼きうどん目当てでしょうか。こんな寒い日に食べたら美味しいだろうな〜。
サクッと下山して渋沢駅へと車を走らせる。そして駅前にある若竹で軽く打ち上げ。ここでも話の中心は猫のこと。
私もお酒が飲める状況だったらもう少しのんびりとしたんでしょうけど、いかんせん車ですからね。そんなに長居することもなく、おひらきとなりました。
反面、そのおかげで東名が混む前に帰ることができて助かりました。
お互いに愛猫が亡くなってから何度かメッセージのやり取りをしてきましたが、やはり文字だけよりも直接お会いして話す方がよりいいですね。おかげで胸のつかえみたいなものが取れた気がします。
navecatさん、今回はありがとうございました。
気がつけば一昨年の秋以来でしたね。
これからも山に猫によろしくお願いいたします!
kengamineさん(以下kenさん)とご一緒させていただくのも今回が4回目になります。
↓過去3回の登山・・・
1、2012年05月 蛭ヶ岳(朝日向尾根&鍋割山荘泊り)
2、2012年11月 蛭ヶ岳(蛭ヶ岳南尾根&鍋割山荘泊り)
3、2013年11月 蛭ヶ岳(市原新道&白馬尾根)
2回目の2012年11月のとき、下山後にkenさんのお車で巨ネコ宅へ向かい無事に
巨ネコ本人とご対面。そして今は亡き保護猫(兄)にも一瞬でしたが、顔合わせを
してもらいました。
過去3回はすべて丹沢最高峰・蛭ヶ岳へ。3回とも一般登山道以外を絡めてのルート。
今回1年3ヶ月ぶり4回目の同行登山は当初、鍋割山から折り返し塔ノ岳‐堀山の家‐
二俣‐表丹沢県民の森の予定でしたが私の腰に違和感があり鍋割山とミズヒ大滝&マル
ガヤ尾根に絞らせてもらうことになりました。7日(土)=唐松岳、11日(水)=平標山と
ハードな連戦続きのkenさんには距離=10km弱、累積標高=1,000m弱の山行でクール
ダウンしていただくということで・・・(^^;
この日の同行登山の前提としまして昨年9月に旅立った保護猫(兄)への弔問がありました。
保護猫(兄)に一番最初に会ったユーザーさんがkenさんでした。2012年の11月、保護
して約半年後のことでした。2年3ヶ月ぶりの再会は予期せぬ形になりましたがあの1回
だけで終わることなくこうして継続できたことをありがたく感じております。
また、巨ネコともあのとき以来の再会。お見せし損ねた”フェルトにゃんこ”も残骸化
していましたが直接手にして見てもらうことができました。
これで実際に保護猫(兄)に会ったことのある3組5人のユーザーさんとの再会を果たし、
最後の、お別れのご挨拶ができたことは飼い主としても一段落ついた思いでいます。
と同時にkenさんのお宅でも18年一緒に過ごされてきた愛猫さんが昨秋亡くなったそうです。
kenさんとの4回目の登山の実態は二つの別れを惜しむ合同追悼登山という趣きでした。
ミズヒ大滝からマルガヤ尾根を登るルートは急傾斜で息も絶え絶えですが無木立広場に
差し掛かるとパァーっと頭上に青空が広がりそれまでの景観から一瞬にして別世界へ
入っていくようです。我々と昨秋、お別れをした二匹の猫どうしが直接会ったことは
ありませんが今頃は“虹の橋”で仲良くしているのかなと、そう思わせてくれる無木立
広場の上に広がる青空でした。そして左手に少しだけ見えていた富士山の姿が急傾斜
だからでしょうが1歩登るごとにその威容をどんどん大きく現していってくれました。
個人的にですが、昨年9月からの4回を数えた追悼登山がすべて無事故で好天に恵まれた
ことを安堵するとともにこの機会をいただけたことに深く感謝するものであります。
kenさん、「くろがね小屋コメント」その実態は「猫コメント」から始まった
お付き合いも3年1ヶ月が経ちました。ともに昨秋、周辺に大きな変化を迎え、
受けとめてきたなかでの今回の山行、感慨深いものがありました。大変お世話
になり、ありがとうございました。またの機会、よろしくお願いします!
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