富士山



- GPS
- 11:17
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,423m
- 下り
- 2,402m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 11:02
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
やっと取れた夏休み。
漠然と何かしたいなーと思っていたところ、前々から登りたいなーと思っていた富士山に登ることにした。
富士山はめちゃくちゃ登る人が多くてゴミゴミしていたり、マナーの悪い外国人観光客などがいるイメージだったが、事前に下調べをしたところ、御殿場ルートであれば人がそもそも少なく、またキツイルートであるため登る人が限られるというようなことがわかり、これで登るしかないなと思い至った。
この選択は大正解だったと思う。
前日の夜には到着、第一駐車場はバスタクシーなどのみで自家用車は第二駐車場から使用可、第二駐車場は普通に空いていた。
トイレも近くにあってありがたい。
当日は、朝5時頃から登り始める。
登り始めてすぐに日の出があり、良い景色を見ながらゆっくり登っていく。
日本一の山だけあって道は整備されており非常に登りやすい。
しかし、登り始めてからは、細かい砂利の粒のような道が続き、これが辛い、傾斜がキツくなると登っても滑り落ちる。
滑らないように踏ん張りながら登る必要があるため必要以上に足への負担が掛かっていた、これが続くと辛いなーと思いながら登ることになる。
そして5号目から6号目、6号目から7号目がとにかく遠い、全然辿りつかない。
確か登り始めは標高1450メートルくらいだったはずだが、7号目は3000メートルを超えるのでそりゃ遠いはずだと後から思った。
ただ、7号目から山頂までも近いというわけではない。
ここからは、道は登りやすいものの、標高が高くなってきて酸素濃度が低くなり、更にこれまでの疲労もあって足がなかなか前に進まない。
特に8号目からは、心拍数がすぐに上がってしまい、なかなか標高が上がらない。
皆、ゆっくり少しずつ着実に進んでいた。
後少しで山頂というところで外国人の方に「ユーアーチャンピオン」などといって励ましてもらった、もう少し上手く言葉を返せればよかったなと反省。
ヘトヘトになりながら山頂へたどり着いた時は非常に嬉しかった。
御殿場ルートの山頂は人が全然おらず静かだった。
ここからはお鉢巡り、正直疲れていたがせっかくなので回ってみた。
ピークの剣ヶ峰まではそこそこの登りがある。
ヘトヘトの身体には非常にこたえた。
剣ヶ峰辺りに来ると人がたくさんいて、記念写真を撮影するための列ができていた。
そのまま巡っていき、他のルートの山頂部分も回ったが、ビックリするくらい人がいる。
やっぱり静かに富士山登山を楽しみたいなら御殿場ルートにした方が良いんだろうなと思った。
特に、この日は、御殿場側だけ晴れてくれて、他の方面は曇っていて景色が見えない。
その点でもナイスチョイスだったと思う。
お鉢巡りを済ませたらあとは下るだけ。
登る時かなりキツかったので、麓まで標高を落とすとなると足の負担も相当なものになって地獄だろうなーと思いながら下り始める。
すると、7号目あたりから下り限定の大砂走りが見えてきた。
これももちろん事前に下調べをして、あることは知っていたが、正直、これまで山を登ってきた経験から、駆けおりるなんておっかないし、普通に足への負担もヤバいからそんな簡単に走って駆け下りるなんて無理だろと思っていたが、良い意味で全然想像と違っていた。
まず、とにかく砂が柔らかい、足がズブズブ沈んでいく。
沈むといっても斜面の下側に沈んでいくのでそれだけで少し進む。
それを繰り返して次の足を出すと更に沈んで前に進むといった感じでイメージとしては空港にある自動通路の上を歩いているような感じだった。
そして、実際走ってみると、自然なぐらいに足がどんどん前へ進んでいき、ビックリするくらい下りやすい。
足への負担も通常の登山の下に比してかなり少ない。
今まで体験したことがないので新鮮で下りなのにテンション上がりながら駆け下りた。
更に、下りの時は雲が晴れてくれて麓の綺麗な景色を望みながら一直線に駆け降りることができるので非常に爽快な経験だった。
これを体験できただけでも、御殿場ルートで登って良かったと思う。
ただ、靴はかなりダメージを受けるので、新品の靴では行かない方がいいと思う。
2000メートル台は、ものすごいスピードであっという間に下り切った。
途中で走るのをやめたが、大砂走りは5号目付近続くので、体力のある人はもっと早く下れると思う。
景色もよく、新鮮な経験ができたため、今回の登山も非常に満足度が高かったので、他のルートで登った人も一回こっちのルートで登ってみて欲しい。
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