寄沢・雨山峠・1108P & 箱根湿生花園(アケボノソウ)


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 792m
- 下り
- 784m
コースタイム
寄大橋 -(2時間37分)- 雨山峠 -(1時間)- 1108P -(37分)- 寄コシバ沢渡渉点 -(1時間25分)- 寄大橋
※区間所要時間には休憩、寄り道・道草も含めた時間です。
天候 | ◆2023年9月10日(日) 晴れ時々曇り 寄沢・雨山峠・1108P ◆2023年9月12日(火) 晴れ時々曇り 箱根湿生花園 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
寄大橋駐車スペース↓ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-53 ◆2023年9月12日(火) 箱根湿生花園 アクセス・駐車場について↓ https://hakone-shisseikaen.com/access/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆2023年9月10日(日) 寄沢・雨山峠・1108P 《 寄 沢 》 寄大橋、水源の森管理棟から約15分、宇津茂林道終点=登山口から入ってすぐの場所に「左=成長の森へ川をわたる」「右=登山道 雨山峠へ」という比較的新しい指導標が立っています。これは左へ行く方が高低差がなく最初の渡渉点にすぐ出られます。 最初の渡渉点、左岸→右岸を1番目として5回ほど渡渉を繰り返します。これまで最初の渡渉点を渡ることができれば2回目以降なんとかなってきました。過去一度だけ最初の渡渉点で渡ることができず転進しすぐ近くにある後沢右岸尾根から鍋割山に向かったことがあります。寄沢の渡渉では途中、支沢を横切ったりしますがそれはカウントしていません。5回目(実際は寄沢本流ではないですが大きな沢です)、右岸に渡ってガッチリした木製梯子を越え少し歩けば釜場ノ平で、テーブルベンチが二つ設置してあります。 今日見たところでは指導標、ピンクテープが設置してあり薄っすら踏み跡もあるのでそれを確認しながら進んでいけば大丈夫かと。ただピンクテープは遥か斜め前方に付設されていることが多いのですぐ横を注意するのみならず斜め前も意識するようにしてください。 3回目の渡渉点は梯子がある位置よりも下流で渡っていましたが今日は流れが変わっており梯子までいきそれを降り右手から渡りました。戻りの際は左岸から梯子に向かって右手の流れが狭い箇所から渡りました。往きでは陰に隠れて分かりませんでした。 少々気になったのが4回目の渡渉(右岸→左岸)が終わると河原を離れて巻き道(?)に入っていきます。以前は指導標があったのですが今は流されてなくなっています。このあたりは正面にテープを見たら必ず進行方向右手にある取り付きを見つけ出さなければなりません。今日見て思ったのはその右手に入る取り付きに大きな瓦礫が流れ込んでおり普通ならここから入るとはなかなか思えないです。ただそれでも河原の中の岩稜帯を長い時間歩くことはないですし案内テープもよく見ればありますのでとにかく右手をしつこく見ること、最終的には鹿柵に沿って径路があるので必ず視界に鹿柵が入ります。径路外、沢の岩稜帯にいる場合はそちらに力ずくでも移動し所定の径路に乗ってください。 寄沢は2019年10月、台風19号の被害を受けてから以降、通行止めになっています。 登山口から釜場ノ平、寄コシバ沢渡渉点、そこから5〜6分先の地点までは転落や滑落の危険はあまりないと思います。寄沢の大きな河原を渡ったあとどこに取り付くかで迷うかもしれません。そこが注意点でしょうか。 ツルハシ尾根取り付き以降、鉄製桟橋や空中道標2つ、雨山峠直下寄沢源頭部は2021年12月に歩いたときと変わりはありませんでした。このルートをご存知の方々ならイメージが湧きやすいと思います。ある意味、整備はそれからなされていないように思えました。ですのでロープなどの経年劣化はご用心です。 寄沢源頭部の沢床を歩くエリアも台風13号崩れの熱帯低気圧による影響は感じませんでした。水量は普通で通常の登山靴で大丈夫です。シラヒゲソウも2019年9月にみたときと変わらず右岸に咲いた姿を見ることができました。 《 雨山峠〜1108P 》 茅ノ木棚沢ノ頭周辺の3ヶ所の鎖場(雨山峠から向かって) 1ヶ所め=下り、2ヶ所め=登り、3ヶ所め=登り(一番長い) そんなに傾斜はきつくないですが3ヶ所めの登りは前半が斜めに設置されているので恐怖感はあるかもしれません。 基本的には足場もしっかりついているので一歩ずつ確実に落ち着いて対応すれば大丈夫なレベルです。 ※1108P ヤマレコでは「鉄砲沢ノ頭」と表記されています。別のところや資料では「茅ノ木棚沢ノ頭」と表記されています。実際にこのあたりを歩いてみると「茅ノ木棚沢ノ頭」は「鉄砲沢ノ頭」から西へ、標高1050m地点に山頂標識が立っています。 どなたか失念しましたがヤマレコ・ユーザーさんの日記で「〜沢ノ頭」は〜沢を登り詰めた先にあると考えると「鉄砲沢ノ頭」と表記すべきは標高1050m地点ではないか、そういった意味では1108Pは「茅ノ木棚沢ノ頭」が正しいのでは、と書かれていました。では、「茅ノ木棚沢ノ頭」の山頂標識は? 少なからず立てる位置や名称に不一致がありそれがそのまま巷間広がることは少なからずあるそうです。 ということで現状、この場では「1108P」と書いています。 《 ツルハシ尾根 》 一般登山道ではありません。1108Pから下っていきます。取り付きにはなにも標識はありません。尾根筋を外さず下りることもできますし知っていれば尾根の左側(東側)に敷設されている九十九折れの林業作業径路を使うこともできます。この作業径路に乗ると下り始めはちょっと回り込む感じですが無理なく下りることができます。ですが敷設から年数が経ち倒木が径路を塞いでいる箇所もいくつかあります。ただ実際は1108Pからの最初の下りは真っすぐ直滑降したほうが時間・距離のロスが少ないです。途中、尾根の中ほどに緩やかになる箇所がありここまでは道を知っていれば難なく達することができます。ちなみに登りも下りもそうですがこの尾根の林業作業径路はパッと見ただけでは分かりません。慣れれば非常にスムーズでルートとして重宝します。尾根を30分前後下りると一般登山道と合流しさらに約5分進むと寄コシバ沢の渡渉点に出ます。 ツルハシ尾根を把握すると寄コシバ沢、雨山峠経由のルートより安全で便利で使い勝手良く鍋割山の登山が可能になります。 《 ヒル 》 後沢出合あたりから寄コシバ沢を越えて10分近く進んだ箇所ぐらいまでいました。 ご用心願います。 ※上記いずれも個人の感想です。お取り扱い、くれぐれもご注意ください。 ◆登山計画書:神奈川県警のオンライン https://www.police.pref.kanagawa.jp/kurashi/umi_yama_jiko/fmtozan.html ◆2023年9月12日(火) 箱根湿生花園 https://hakone-shisseikaen.com/ ※JAFカードがあれば一人100円引きになります ◆2023年9月12日(火) お食事処 大原 https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14023879/ ※小田原漁港内にあるアジフライやエビフライが有名な食堂 |
写真
感想
《 9月10日・日 寄沢・雨山峠・1108P 》
夏の締めの山歩きとして、沢沿いを歩く雨山峠へ。
シラヒゲソウが見頃らしい。
5時間を超える山歩きは久しぶり。
ただ、距離はあるものの、高低差はあまりないので、水分・塩分、行動食を多めに準備して出発。
沢沿いは涼しく、渡渉も思ったより水量は多くなく、心地よく歩き進む。
シラヒゲソウは群生していた。植物園で見るのも悪くないけれど、山の中で咲いているのに会えるのは本当に嬉しい。
稜線を歩く中、蛭ヶ岳山頂がチラッと雲間から望めた。
そうそう、ヒル対策もしたけれど、やっぱり出た!
でも「ヒル下がりのジョニー」のおかけで弱っていたのか、被害に遭う前に取り除くことができた。
ホッ(❁´◡`❁)
明日・・・明後日? 筋肉痛は必至だけれど、歩けてよかった😸
《 9月12日・火 箱根湿生花園・お食事処大原 》
翌月曜日、やはり、あちこち筋肉痛に。
Σ(゜д゜lll)
平静を装っても、階段の上り下りは、ヘコヘコ・・・情けない歩き方になる。
本日は、箱根湿生花園の散策、ということで、1日間が空いたが、ちょうどよいクーリングダウンになる。
急な雨も落ちるかも、ということだったが、むしろ晴れている時間帯の方が長く、秋の青空に夏の雲、という感じだった。
蝶やバッタもいたけれど、主役はトンボ。
アキアカネ(ナツアカネ?)、シオカラトンボ・・・他にもいたような。
ハギ、ホトトギス、リンドウ・・・ハスもまだ咲いていた。
ワレモコウは、あちこちに。
ヒツジグサの花は見えず、残念。
名前の分からない花が多かったけれど、本当に花の種類も多く、楽しめた🎵
(あとで「ジャコウソウ」と分かったけれど、画像を撮り損ねて残念💦)
湿原植生復元区に向かうと、ススキも目立ってきた。
ここでもワレモコウが多く、夏を思わせる白雲もあり、季節の移り変わりを感じた。
お目当てのアケボノソウはすぐに見つけられた。これまで来たなかで一番多かった印象。
冬の間は休園になるから、おそらく今年最後の箱根湿生花園。
お天気にも恵まれ、秋の花々に出会えてよかった。
帰りは小田原(早川)漁港で、これまたお目当てのアジフライ🎵
熱々のフライが上顎にジューっとくるけれど、それも含めて美味しく感じる(笑)。
エビもホタテも美味しいけれど・・・冬のカキフライが今から楽しみヾ(*´∀`*)ノ
いいねした人