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Yamareco

記録ID: 592832
全員に公開
雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

雨乞岳 〜雪山は やっぱり甘くなかった〜

2015年02月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.8km
登り
859m
下り
853m

コースタイム

登山口6:54〜杉峠11:33〜雨乞岳頂上13:00
雨乞岳頂上13:21〜杉峠13:51〜登山口16:29
天候
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口まで数百メートルは除雪してありません。
距離もそんなにないので、冬用タイヤでない車は雪道に入る手前での駐車をお勧めします。
(21日現在)
コース状況/
危険箇所等
トレースがないと、表示やテープも少ないので、とにかく分かりにくい。
登山口
2015年02月21日 06:54撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 6:54
登山口
無事を願って手を合わせる
2015年02月21日 07:49撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 7:49
無事を願って手を合わせる
2015年02月21日 07:52撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 7:52
表示が頼り
2015年02月21日 08:40撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 8:40
表示が頼り
2015年02月21日 08:41撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 8:41
渡った後、どっちに進もう
2015年02月21日 09:02撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 9:02
渡った後、どっちに進もう
2015年02月21日 09:03撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 9:03
無意識のうちに動物の足跡まで頼りにしてしまう
2015年02月21日 09:37撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 9:37
無意識のうちに動物の足跡まで頼りにしてしまう
見る分には 美しいのだが
2015年02月21日 09:49撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 9:49
見る分には 美しいのだが
たまに手掛かりが見つかるとほっとする
2015年02月21日 10:07撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 10:07
たまに手掛かりが見つかるとほっとする
2015年02月21日 10:11撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 10:11
2015年02月21日 10:19撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 10:19
ようやく杉峠にたどり着いた
2015年02月21日 11:31撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 11:31
ようやく杉峠にたどり着いた
でも、あの大杉が
(2012年11月西方向から撮影)
2012年11月04日 09:01撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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11/4 9:01
でも、あの大杉が
(2012年11月西方向から撮影)
こんなになってしまった
残念だ
2015年02月21日 13:51撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:51
こんなになってしまった
残念だ
峠から御在所と国見を望む
2015年02月21日 11:36撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 11:36
峠から御在所と国見を望む
峠より 雨乞岳頂上に向かって急登からはじまる
2015年02月21日 11:37撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 11:37
峠より 雨乞岳頂上に向かって急登からはじまる
下雪が固くて滑る (見た目より急)
ワカンの爪も効果無し
2015年02月21日 12:11撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:11
下雪が固くて滑る (見た目より急)
ワカンの爪も効果無し
白と青のコントラストが美しい
(惜しむらくは逆光)
2015年02月21日 12:18撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:18
白と青のコントラストが美しい
(惜しむらくは逆光)
急登を終えてようやく一段落
2015年02月21日 12:20撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:20
急登を終えてようやく一段落
でも、まだまだ目的地は向こうだ
2015年02月21日 12:21撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:21
でも、まだまだ目的地は向こうだ
頂上はこの向こう
2015年02月21日 12:21撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:21
頂上はこの向こう
2015年02月21日 12:22撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:22
雪庇 何メートルあるのか
2015年02月21日 12:22撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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雪庇 何メートルあるのか
2015年02月21日 12:28撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2015年02月21日 12:33撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2015年02月21日 12:27撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2015年02月21日 12:35撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:35
2015年02月21日 12:44撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:44
頂上まで これだけの距離が長く感じる
2015年02月21日 12:47撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:47
頂上まで これだけの距離が長く感じる
2015年02月21日 12:48撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:48
東雨乞岳
2015年02月21日 12:57撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:57
東雨乞岳
東雨乞岳
2015年02月21日 13:28撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:28
東雨乞岳
中央上にイブネ
2015年02月21日 12:59撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:59
中央上にイブネ
背後に続く自分の足跡
2015年02月21日 13:21撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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背後に続く自分の足跡
さあ、頂上まであと一歩
2015年02月21日 12:57撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 12:57
さあ、頂上まであと一歩
ササ原もすっぽりと雪の中
2015年02月21日 12:59撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 12:59
ササ原もすっぽりと雪の中
雨乞岳頂上 向こうは御在所岳(左)と鎌ヶ岳(右)
2015年02月21日 13:16撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:16
雨乞岳頂上 向こうは御在所岳(左)と鎌ヶ岳(右)
東雨乞岳につづく稜線
2015年02月21日 13:03撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:03
東雨乞岳につづく稜線
御在所岳
2015年02月21日 13:17撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:17
御在所岳
鎌ヶ岳
2015年02月21日 13:01撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:01
鎌ヶ岳
イブネ
2015年02月21日 13:23撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:23
イブネ
2015年02月21日 13:23撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
2/21 13:23
雪庇
2015年02月21日 13:34撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:34
雪庇
雪庇と東雨乞岳と
2015年02月21日 13:32撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:32
雪庇と東雨乞岳と
来たコースを戻る
2015年02月21日 13:29撮影 by  NIKON D40X, NIKON CORPORATION
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2/21 13:29
来たコースを戻る
撮影機器:

感想

数日前から、週末の山の天気とにらめっこしてきたが、どうも日曜日の予報が依然として芳しくない。
ということで、土曜日の仕事を急遽日曜に回して出掛けてくることにした。

前回の御池岳で、雪山へのイメージが変わってしまった小生。その余韻も覚めやらぬ中、今回は同じ鈴鹿の雨乞岳。

だが、結果は天気も景色も申し分なかったものの、悪戦苦闘の連続。
御池岳の再現を期待した甘い考えはあっさり覆された。
以下はその顛末。

雨乞岳は、3年前の秋( ’12年11月)に一度テントを背負って登っているが、滋賀県側からのコースは今回が初めて。
山歩きにリスクは付きものとはいえ、できるだけ冒険じみたことは避けたい小生としては、願わくばガイド代わりのトレースがあることを期待しながら、且つ、状況によっては途中撤退も視野にいれて、登山口のある甲津畑に向かった。

甲津畑の林道に入って間もなく、路面の雪が急に多くなった(単に除雪されていないだけなのだが)。しかも早朝ということもあって、その雪も轍状にカチカチに凍ってハンドルを取られる。
迷うことなくチェーンを装着。

ところが、装着後わずか数百メートル走ったところで、あっというまに登山口に到着してしまった。わざわざチェーンを濡らすために着けたようなものだ。
歩き出す前から早くもケチがついた。

車内で軽く朝食を摂った後、出発の身支度をしていると、イブネまで行かれるという大阪からの男性が一足さきに登って行った。杉峠までは一緒のコースだ。
十数分後の6時54分、自身も出発。

ここ数日のうちに降った新雪の上には、先行の男性の足跡が残るだけ。
上に行くに従って雪が増えていくのは分かり切っているだけに、どうもあまりいい予感がしない。
1時間くらい歩いたところで、スノーシューの装着準備をしている男性に追いついた。ここまでは、針葉樹林帯が主だったこともあって、さほど歩きに支障はなかったが、それもここまで。小生もワカンを装着。
というより、自分一人だったら、もうとっくの昔にあきらめて撤退していた。

お互いに先頭を交代するかたちで歩き出した。
しかし、コースの手掛かりになる目印がほとんど見当たらない。
時々、道と思って歩いていたところから、遠く離れたところにポツンと現れる道標やテープが見つかると、その度にそちらの方向に移動。やたらと無駄に体力を消耗する。
 
それでも出発から4時間半、なんとか杉峠にたどり着いた。
もう、体力的にはほとんど限界の自分だが、ここまで来て、しかもこの天気で雨乞頂上を目指さない、なんて言ったら後々悔いが残る。

それよりなにより、この峠のシンボル、大杉の姿が様変わりしてしまったことに驚いた。前回来たときには、老木から枝分かれした杉があんなに青々と天に向かっていたのに・・・。

この枯れ木も、何年後かに朽ち果ててしまったとき、
「ここには昔、2本の大杉が実際にあって、あの信長や・・・」
などということになってしまうのだろうか。寂しいことだ。
(訂正:この2本の木は本来の大杉ではないみたいですね。失礼しました)

大阪の男性はここから北方向のイブネへ、自分は南方向の雨乞岳に向かう。
お互いに「気をつけて」の言葉を交わして別れる。

さあ、雨乞頂上まではまだかなりある(今の自分には)。
第一関門は、ここからしばらく続く急登だ。
余力がほとんど残っていない中、固い下雪の上に新雪が積もって、踏込んだ足が下に流されて踏ん張りがきかない。ワカンの爪もこの急坂ではほとんど役目を果たしてくれない。
直登する力はもうないので、道なき道を九十九折りに登って行く。滑っても下まで行ってしまう心配はないが、滑った後、元の位置に態勢をもどすのがまた大変だ。
40分ほどかけて林の中の急登をなんとか乗り切った。

そこから望む頂上までの景色は、真っ白な雪が青空に映えて素晴しい。
絶好の撮影ポイントが続いている。
が、ただでさえカメラの腕には自信がないところにきて、逆光ときた。
運もない。

頂上に近づくにつれ、足どりは軽くなるどころか、ますます重くなる。
御池岳のときとはまったく逆だ。
背後に続く、雪面に描かれた自分の足跡には愛おしささえ感じてくる。

1時丁度、ようやく雨乞岳頂上に到着した。
出発してから6時間6分(コースタイム3時間50分)、杉峠から1時間半(同40分)。予定を大幅にオーバーしてしまったが、周囲はササが雪に埋もれて、前に来たときとは一変、視界も広がって景色は申し分ない。

西方面から来られたのだろう。人影はもう無かったが、足跡が一つ残っていた。

御在所岳と鎌ヶ岳をバックに、東雨乞岳が目の前に迫る。(東雨乞まで足を延ばす当初の予定は、とっくに頭から消えていた)

独り占めの景色をもう少し堪能させて貰いたいところだが、時間も時間。普通なら12時には下山に向かっていてもいい頃なのに、今日はもう既に1時を回っている。悠長にお湯など沸かしている時間はない。
立ったまま予備食のパンをかじって、早々に頂上を後にした。

登りには苦労したが、下りは雪がクッションになって膝にくることはない。
せめて帰りくらい、景色をじっくり眺めながら楽しんで下ろう。




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コメント

少し遅れて出発しました!最高の雨乞岳でしたね。
1up2downさん、はじめまして。
私達は7時半くらいに岩ヶ谷林道を出発しています。
先行されているトレースが二つありましたので、その内の一つが1up2downさんだったんですね。
素晴らしい雨乞岳でした、絶景でした。
静かな山旅ができて最高でした。
2015/2/22 20:31
Re: yoshikun1さん、さっそくコメントありがとうございます。
年齢はそこそこいっていますが、山歩きも、このヤマレコも、
まだまだ初心者の私です。
雪国の田舎育ちながら、雪山に関しては、まだまったく分かっていないな、
と今回の雨乞でも思い知らされました。
機会がありましたらアドバイス等、またよろしくお願いします。

それにしても、杉峠の大杉。なにか人生の縮図を見たようで複雑な心境でした。
2015/2/22 21:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
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