白神山地・暗門の滝(癒しの西俣沢とハードなマタギ道)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 628m
- 下り
- 617m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:15
とのことです
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
暗門第二の滝までは整備されていますが、その先は自己責任エリアになります。 落石に注意。 |
その他周辺情報 | グリーンパークもりのいずみ(日帰り入浴380円) |
写真
感想
初めての白神山地、暗門の滝付近は、ほんの入り口にすぎないとのこと。
それでもブナの森は素晴らしく、豊かなも森。
森の奥深さを実感しました。
そしてマタギ道という裏道の存在に、白神のロマンを感じてしまいました。
何かの廻あわせで実現した沢登り。みなさん大変お世話になりました。
突然の水泳大会は楽しすぎ!
またよろしくお願いします。
あれは2015年8月初旬のことでした。
まだ山歩きを始めて間もない頃、当時は滅多になかった1人の自由な時間を得た私が向かった先が、白神山地の暗門の滝でした。
山を始める以前から、清流や滝に無性に惹かれていた私は、とても気軽な気持ちで、3つも大滝が拝めるというそのハイキングコースを歩き始めました。
魚影を見るたびに水面を覗き込み、アーチが素敵な石の橋に思わず顔が綻びました。
最初は舗装されていた遊歩道は、徐々に黒部の下ノ廊下を彷彿とさせる様相に変化していきました。
2つ目の滝からの急登は、滑落しないように、まるでどこかの3,000m峰の岩山でも登っているみたいに、気を引き締めて慎重に一歩一歩を運びました。
お洒落優先でデニムのパンツなんかで来たことを後悔しました。
身体中から汗が吹き出し、一本しか持たなかったペットボトルの水はみるみる減っていきました。
いざとなったら沢の水を飲もうと覚悟を決めました。
最後にとても高いところにある洞穴のようなトンネルを通過する頃には、私の心は完全に前人未到の秘境へと突き進む探検隊になっていました。
3つめの滝は、それまでの2つの滝を圧倒的に凌駕する、この探検のゴールに相応しいものでした。
私は大変満足して、しばらくその涼しい滝の下で休みました。
その時ずっと眺めていたのが、遥か上空に見える滝口です。
あんなに高い場所から水がものすごい勢いでとめどなく飛び出してきている。
あの上には一体どんな光景が広がっているんだろう!
あの日感じた「こんなにも胸を掻き立てる何か」の正体を、8年越しにこの目で確かめることができました。
長い時を経て、ようやくひとつの物語が完結したような気持ちです。
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