珍名山 山隠居の腰掛 (水ノ塔山)


- GPS
- 03:33
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 466m
- 下り
- 452m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:33
天候 | 深夜に雨が降りましたが朝には止みました。 今朝は700m〜1300mの低い雲が平地に溜まり、2300m辺りまでは雲はありませんでした。 今朝の気温は水ノ搭山山頂で8℃、少し秋らしい気温になってきました。 1日を通して雲の多い空模様で暑さはあまり感じることなく歩けました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車 小諸ICから 18km 30分 電車 バス JR北陸新幹線 軽井沢駅下車 しなの鉄道しなの鉄道線小諸駅下車、バス40分 JR北陸新幹線 佐久平下車 バス60分 交通機関連絡先 JRバス関東 小諸支店 0267-22-0588 千曲バス 小諸営業所 0267-22-2100 佐久・小諸観光タクシー 0267-22-2424 第一交通タクシー 0267-22-4141 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高峰高原ビジターセンター〜高峰温泉 湯ノ丸高峰林道でサクッと歩けます。 高峰温泉〜水ノ塔山 一般の登山道です。 水ノ塔山〜山隠居の腰掛 水ノ搭山の北にのびる尾根に沿って古い登山道の跡があります。ピンテもあるのでバリエーション感はあまり無いが苔むした原生林を歩く感じは良い。 山隠居の腰掛〜高峰高原ビジターセンター NWV山小屋までの区間は1800mラインをキープしながら胸丈ほどの笹藪を歩きました。途中に小さな沢筋が何本かあり高度をキープするための上り返しがハードです。笹のうるさくない2000mラインを行くか素直に西の県道94号(東御嬬恋線)へ下ったほうが楽なように思います。(熊さんの生息域です、今回は2頭確認しました) |
その他周辺情報 | 高峰高原ホテル 【所在地】 384-0041長野県小諸市高峰高原704 【連絡先】 TEL 0267-25-3000 FAX 0267-22-3420 Email [email protected] 【営業時間】 宿泊のお客様 チェックインPM2:00 チェックアウトAM10:00 【交通】 小諸駅よりタクシーで25分 JRバス高峰高原下車0分 小諸ICより車で25分 |
写真
少し高度を下げすぎたようだ後100m上のほうが笹の影響は少なく歩けたかも。
私ガサゴソ、熊さんもガサゴソ!この後2頭の熊さんと遭遇する(´(ェ)`)
感想
真夜中、強い雨音で目が覚める。
今朝は朝活を予定したいが3時を過ぎても雨は上がらずスタートを遅らせて日の出過ぎに山へ向かいました。
浅間山塊の真ん中あたりの水ノ搭山と籠ノ登山の縦走路にある赤ゾレ。この赤ゾレをダイレクトしたかったのだが夜の雨で地盤が緩み泣く泣く諦めることに( ω-、)
ただでさえ落石の巣の様な赤ゾレを、土砂降りの雨上がりに登るバカはいないよね(^^;
とは言え、他に代わりの山といってもどこも天気はイマイチ!と言う訳で赤ゾレの偵察と、以前から気になっていた水ノ搭山の北の尾根にある「山隠居の腰掛」と言う山へ行ってみました。
めちゃくちゃマイナーな山のため、私が知る限りでは「前橋ハイキングクラブ」が今から10年前の2013.5.19登頂した記録と、最近では「等高線の狭間から」の2023.3.4の記録意外に登頂した記録を見たことがない山です。
また山名が珍名ですよね!「山隠居の腰掛」ってどんな意味なんだろう(-ω- ?)ってか、そもそもピークらしい山頂も無いみたいなので山名と言うよりかは、古い登山コース上の地名の様な気もするが…。
そんな謎だらけの「山隠居の腰掛」を目指し雨上がりの高峰高原ビジターセンターを水ノ搭山へ向かいました。
湯ノ丸高峰林道のヤナギランも終わり、早秋の気配を感じながら登山道を歩いていると、登山道のわきにキジがいました!頻りに雨で柔らかくなった地面をつついています。
「朝早くから餌探しご苦労様」と挨拶をして歩き始めると、なぜだか私の後をついてきます!?
特にエサなどあげた訳でもないのにずーっと後ろからヒョコヒョコついてくるのです!
キジをお供に…って?
俺はこれから鬼でも退治に行くのかσ(^_^;)?
ガレ場でじっくりと赤ゾレを偵察をしているといつの間にかキジは何処かへ行ってしまいました。
犬や猿を連れてこられたらイヤだなぁ!今のうちに逃げようε=┌(;・∀・)┘
雨上がりの赤ゾレはいつも以上に赤く、その険しさが増して見えました。
水ノ搭山山頂に着くとタイミング悪くガスってしまいましたが、今日のお楽しみはその先にある謎だらけの山「山隠居の腰掛」!未踏の尾根へ進みますo(*゚∀゚*)o
水ノ搭山山頂の先に尾根への入口はあります。見る人が見れば一発で解ります。劇藪を予想していたのでしが、トレイスはハッキリと有りどうやら古い登山道のようです。マーキングのピンテも残っていたり、登山道の名残のグリーンロープや階段の跡などもありました。
目的地には前橋ハイキングクラブが設置した山名板と三角点がありました(^o^)
展望の全く無い森の中にひっそりと据えられた三角点。あまりにポツンとすぎて何か神聖な物の様に見えてきました人( ̄ω ̄;)
バリエーション感があまりなかったので、帰りは1800mラインをNWV山小屋へバリルで下ることにしました。
これがなかなかなの笹藪!高度を下げすぎたため笹は胸丈。途中に幾筋もの谷を越え苦労しました(*>д<)
笹をガサゴソ藪こぎをしていると。
谷の反対側で同じくガサゴソ!熊さんでした。私が追いたてるように吠えると動きを止めこちらの様子を伺っていました。「お先〜!」とフリーズした熊さんを置き去りに笹の斜面をトラバースして進みます。
その後、2頭目に遭遇したのだが、深い藪にバテながら沢を上り返していると、急傾斜の笹の斜面を物凄い勢いで私の横5mをガサガサ!サバキバキ!っと黒い塊かけ降りていきました。
一瞬、大きな岩が落ちてきたのかと思いました!!(゜ロ゜ノ)ノ
毎年、数回は熊さんには遭遇しますが、1日に二度も会う事は始めてでした。
深い藪の森を越えてようやく林道へたどり着き何気なくポールを見て見ると、山側に突いていたポールはグニャリと曲がってしまっていました!キツい傾斜のトラバースで負荷が大分かかってしまったようだ。
全身笹の露でびしょ濡れでビジターセンターへ戻る。なるほど雪の季節じゃないと過酷な場所なんだね「山隠居の腰掛」て(^_^;)
水ノ搭山〜山隠居の腰掛までは大したことはないが、鹿沢の山腹の笹の濃さはなかなかのものでしたよ(≧∇≦)b
コメント
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題名の意味が分からず、レコ読み始めたら水ノ塔って事?ん?何?何?みたいな(笑)
へぇー!
面白いっ!でも熊×2は嫌だな
人懐こいキジは良い!(笑)
始めて「山隠居の腰掛」を知った時は山の名前だとは思いませんでした。
大好きな浅間山塊の山々にはまだまだ未踏の場所が眠っているのですね(^o^)
今日はキジと熊をお供にちょっと変わった山歩きでした(^-^;
水ノ塔山から北に抜ける登山道が昔はあったということですか。全然知らなかったよー。
ヤマレコの地図には何も書いてないけど、嬬恋村の浅間山地図にはきちんと名前が書いてありますね。山頂表記(▲)ではなかったので、便宜的につけたポイント名?なのかもしれません。
そのハイキングクラブのブログも見てみました。「山隠居の腰掛」の案内標識もきちんとあるんですね。
面白かった!浅間連峰はまだまだ奥深いわ😍
バリエーションを長いことやっていると、時々変わった名前の山や地名を見つける事があります。
地元浅間の山々には興味深い地形や旧道が沢山あるので楽しみは尽きませんね!
今日は水ノ搭山東側の笹原から素晴らしい黒斑山の姿を拝む事ができました(*´∀`)♪
たぶんここに暮らす動物意外には誰も見たことの無い景色なのでしょうね。時々そんなご褒美に出会えることも嬉しいものですヽ(*´▽)ノ♪
長野側からだと こんな道なのか・・・ またしても一本とられました〜
グンマ側からの林道からのほうはもっとラクだったけど、こんなに物語がなくてつまらんかったです。
やはり長野側アプローチのほうが楽しそうです。
あーーーなにやってんだグンマ側・・・・ 無念じゃ!
今回もとても勉強になりました!
ありがとうございました!
やはりE-gunmaさんも訪れた事があるのですね!
今日は天候がイマイチでしたが晴天ならば水ノ搭山から原生林の森を抜けて下った辺りでの尾根からはきっと嬬恋の風景が綺麗に見えるのだろと思いました。
長野側からだと水ノ搭山の奥にある秘境のイメージですが、鹿沢の林道から登り上げてアプローチした方が登った感は強く感じられるように思えましたよ。
私は群馬側からのルートはまだまだ歩いたことの無いルートがたくさんあるので、E-gunmaさんのレコを毎回楽しみにしています!
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