宮川谷・辻子谷・生駒山
tahsyan
体力度について
- GPS
- 08:00
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,401m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:00
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
(24時間利用可能・無料) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 雨後は滑りやすい箇所あり。 |
写真
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レーダーのある高安山(右)が見える。
金剛山(左)はやはり雲の中、信貴山(中央)、高安山(右)が見えている。
感想
近場の生駒山に行った。ガソリン高騰の折、往復で20�鼠召蠅世�らガソリン代も350円ほどで済むので助かる。
近場は良いのだが、殆ど歩いているのでコース選定が悩ましい。できるだけ違うコースをミックスしたい。ということで、1年ぶりに馬池など三池を回ることにし、「くさか・辻子谷」の組み合わせは良く歩いているので、「宮川谷・辻子谷」を組み合わせた。
* * *
むろ池の駐車場を出た途端に小雨が降り出す。雨の天気予報ではなかったはずだが、と思うが、今の「天気予報」は未だ予報の域には達していないと思っているので、これも致し方ない。それだけ自然は人間の英知を上回っているということに尽きる。
むろいけ園地をあとにして、阪奈歩道橋に出る頃には雨は止んでいた。ダンプ街道も今日は土曜日であり、今のこの時間(6時15分頃)にはまだ走ってないだろうと踏む。
清掃車が二台向こうから通り過ぎたが、ダンプは無し。道路の所々に水たまりがあるので、清掃車がはねないよう祈りながら歩く。こちらが歩いているのをみると水たまり付近ではスピードを落とすのが分かった。
田んぼの稲もだいぶたわわになり、色付いてきている。順調に育っているようだ。
農道の先から生駒山への歩道が続く。まもなくゴルフ場の横に出る。プレーしている人はまだいない。
平坦な道から上りに転じ緩やかに下っていくと灯籠ゲートの広場に着く。ここで一息入れる。
* * *
ここからなだらかな歩きやすい道が続く。車両も走れる管理道はくねくねと曲がっているが、自然歩道はそれをショートカットしていく。
途中、どこが山頂なのかよく分からない饒速日山を過ぎると管理道に合流する。
生駒山へは、辻子谷との合流部まで行って階段を上がるのだが、今回はその手前の宮川谷コースに入り、石切に下りる。
宮川谷コースというが、道は尾根づたいだを歩くので、おそらく尾根の南側の谷が宮川谷だろうと思う。
一人すれ違い、その次は三人組とすれ違う。早い時間に上がってくる。20数分ほどで登山口の配水タンクに出る。標高180�辰曚匹△蝓△海海�らは一気に大阪平野が展望できる。六甲山は稜線に雲がかかっているがよく見えている。
* * *
この付近は山腹に当たるので坂道ばかりだ。石切の住宅地を抜け、辻子谷に架かる橋を渡ると所々に石仏のある道に出る。四国八十八ケ所霊場めぐりにあやかったいわゆる辻子谷石仏だ。
かなりの急勾配でほぼ一直線に生駒山の方に上がって行く。道路の両側には住宅が張り付いている生活道路でもある。
谷が二股になった箇所にかかる「すなくら橋」を渡ると、やがて石段となり、これを上がったところが興法寺だ。
興法寺は、河内西国霊場第26番札所に当たり、「西の聖天さん」といわれていた(「東の聖天さん」は宝山寺)ようだ。ただただ静かなたたずまいを味わう。
さらに右に進路をとり上がって行くと灯籠ゲートからの管理道に合流する。ここから階段を上がり、管理道をショートカットする形で山道を上がって行くとあじさい園に通じる管理道に出る。
あじさい園を斜めに横断していく枝道を歩き、ここでもショートカットする。
やがて国道308号にでる。R308は「酷道」と言われている。道が狭く急勾配のためだ。東の奈良側に上がりきったところが暗峠になる。
R308を横断し、管理道を南へ行く。以前は棚田が見えたが、今は田んぼは数えるしかない。
何人かがこの国道を上がってきてるかと思えば、団体さんが暗峠から下ってきているのが見える。歩きなども多い国道だ。
やがてなるかわ休憩所に着き、一息入れる。
* * *
ゆるやかな坂道を上がると展望抜群の「ぼくらの広場」(524m)に着く。大阪平野が一望できる。その奥には六甲山が横たわっている。あいにく金剛山は雲で覆われ見えない。
ここは生駒山縦走の休憩スポットでもあるので、次から次と人が来るのでそこそこで退去する。ほぼここで中間点で、折り返しとなる。
暗峠を越え、徐々に標高を上げていくと「パノラマ駐車場」に出る。ここからもぼくらの広場に劣らず展望が良い。スカイラインを横断しひと登りで鬼取山に着く。
平坦道を進むと赤白などのアンテナ群が近づいてくる。南ゲートから山上遊園に入る。家族連れでそこそこにぎわっている。「SL列車」内の一等三角点(642m)を写真に収める。
その先からは遊具越しに愛宕山が見えている。
今日はケーブル駅前から階段を下って宝山寺をめざす。真っ直ぐに下っていく。家族連れが駐車場から上がってくる。
なおも階段を下っていくと階段はなくなり石舗装の坂道となる。濡れていると滑りやすい道だ。膝がガクガクしてくるころに宝山寺に着く。
宝山寺の参道の階段には多くの行灯が何列にも設置されていた。昨日「生駒聖天お彼岸万燈会」が開催されたようなので、設置ではなく、撤去作業をしていたようだ。一日だけの催しではもったいないように思うが…。
* * *
山麓公園道に取付く頃には日も照りだした。門前町の住宅内の道を行く。斜面地に多くの家が建っている。空き家もそこそこありそうだ。
門前町奥の三叉路で生駒山麓公園への道に入る。林道風の歩きやすい道が続く。わずかに上っている感じだ。
くねくね道から左に大きくカーブする地点で右の道に入り、まずは切池をめざす。入口部に倒木があるのが目印だ。蜘蛛の巣も多いが、気がつくのは大概巣に引っかかったあとだ。
三叉路風の分岐で左はいるとまもなく切池に着く。池の東側は入る意思をなくすほど草が繁茂しているので正面から写真は撮れない。
池の南側を西へ進む。「志路」といわれる道に合流する直前は、谷筋に何本かの木が橋代わりに置かれているが、それほどの水量はない。この付近は道が分かりにくい。
三叉路で「志路」に入り右へ行くと休場池に着く。切池より大きな池だ。風がなく周りの森が池面に映っている。一人が釣りをしている。光陽台という団地がすぐ近くにあるが、そこにはまだ行ってない。
池でV字形に西へ向かう。谷筋の露岩帯を抜けると一番大きな馬池に出る。端の方に水草が繁茂しており、ススキもちょっとでている。三池とも休憩できるスポットがないので、長居はできない。
さらに進むと林道風の道となり山麓公園道に合流し、1，2分で生駒山麓公園に着く。
* * *
正面にいつも閉まっている広い臨時駐車場があるが、珍しくここに車が何台か止まっている。クリーンセンター工事用車両駐車場とあった。
山麓公園内の道を下り、せせらぎのベンチで一息入れる。
そして山麓公園内を抜けて、バイクのサーキット場を通り生駒縦走歩道に合流する。
ここからはで駐車場に1時間ほどで着く。産廃業者のダンプは一台も通らない。よく考えてみると、今日は「秋分の日」で祝日だったのだ。土曜日だからではなく、祝日だったので作業をしてなかったのだ。
頭を垂れる稲穂を見ながらむろ池への道を行く。中堤から左へ池沿いの道に行くと赤いツリフネソウが咲いていた。金剛山でも見ているので、2回目だ。
駐車場に戻るとグッと車の数は増えているが、容量が大きいので満車になることはまずないだろうと思う。
* * *
園地の道も10年ほど前と比べると台風などでだいぶ荒れてきている感じだ。地球温暖化による異常気象が常態化しつつある中で、自然相手の維持管理もこれからますます大変になってくるだろうが、頑張って欲しい。
こういう所が利用できなくなると自然とふれあえる場がますます無くなっていってしまう。それは将来に大きな禍根を残すに違いない。
近年荒れ模様であることは、どこの山の道にも言えることで、残念だがそれが現実なのだ。
いつまでも山登りができる環境であって欲しいと願うばかりだ。
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