大倉〜塔の岳〜丹沢山ピストン

2023年09月25日(月) [日帰り]

• GPS: 12:00
• 距離: 18.9km
• 登り: 1,703m
• 下り: 1,702m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:53
• 休憩: 1:52
• 合計: 11:45

5:47 大倉バス停
5:49 5:49 どんぐり山荘
5:53 5:53 大倉山の家
5:59 6:00 表丹沢
6:08 6:09 丹沢ベース
6:19 6:25 観音茶屋
6:47 6:47 雑事場ノ平
6:54 6:54 見晴茶屋
7:17 7:17 一本松
7:55 7:55 駒止茶屋
8:06 8:06 堀山
8:18 8:21 堀山の家
8:46 8:46 天神尾根分岐
9:24 9:46 花立山荘
9:56 9:57 花立ノ頭
10:02 10:02 金冷シ
10:23 10:42 塔ノ岳
10:44 10:44 尊仏山荘
11:12 11:12 日高
11:30 11:30 竜ヶ馬場休憩所
11:34 11:34 竜ヶ馬場
11:53 11:53 みやま山荘
11:56 12:21 丹沢山
12:22 12:22 みやま山荘
12:39 12:39 竜ヶ馬場
12:44 12:47 竜ヶ馬場休憩所
13:01 13:02 日高
13:33 13:33 尊仏山荘
13:40 13:40 尊仏山荘
13:42 13:42 塔ノ岳
13:45 13:46 塔ノ岳
14:03 14:04 金冷シ
14:10 14:10 花立ノ頭
14:22 14:28 花立山荘
14:50 14:50 天神尾根分岐
15:07 15:25 堀山の家
15:40 15:40 堀山
15:49 15:49 駒止茶屋
16:05 16:06 一本松
16:26 16:26 見晴茶屋
16:30 16:30 雑事場ノ平
16:58 17:00 観音茶屋
17:10 17:11 丹沢ベース
17:21 17:21 表丹沢
17:27 17:27 大倉山の家
17:32 大倉バス停

天候

快晴，登山日和
ただし昼頃から丹沢山のあたりは曇っており，非常に風が冷たかった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

最寄りは渋沢駅
ビジターセンターの駐車場が開くのは午前8時だったので，その向かい側にあったコインパーキングに駐車　1日500円

コース状況／危険箇所等

ビジターセンターに登山届の用紙と登山ポストあり
危険と感じる箇所はそれほどなかった

その他周辺情報

登山口近辺に蕎麦屋さんがありおいしそうだった
次は行ってみたい

写真

9/25 5:44

ビジターセンターの登山届ポスト
朝顔が綺麗に咲いていた

9/25 6:02

配水場がある
どうやらこの丹沢の水を水源としているらしい
飲み水が補給できるのはありがたい

帰りに飲んでみたがとても美味しかった
案内板には「美味しかったらこれを機にぜひ移住！」とあったのだが，それ単体が移住の決定打になるかといわれると…さすがにな…

9/25 6:27

公衆トイレのチップ箱
これ自体はさほど珍しいとは思わないが…

9/25 6:27

塔の岳を意識してこのネーミングなのかな？

9/25 7:03

彼岸花の残骸を発見
彼岸花も彼岸へ行ってしまったようだ――と少しセンチな気分になったがよく考えたらこいつら地下茎で全然余裕で生きてるんだっけ

9/25 7:17

昭文社の地図には「一本松跡地」とあった
それらしいものを探して辺りを見回したがこれがそうか？　というような切り株さえ見つけられなかった…

9/25 7:17

何だ…？　この石積みがそうなのか……？？

9/25 7:23

そして野生のシカに遭遇！
角がない　メスだ　かわいい
この周辺にもう2頭ほどおりそこまで人間を警戒する様子もなかった

9/25 7:23

つぶらなかわいいお目目をしながら元気に下草を食っている
ほどほどにしてくれよ

9/25 7:25

そしてこれはジョロウグモのメス　まるまると太っており卵を抱えているのかなあなどと想像する
さっきのシカが4本脚，このクモが8本脚，自分（ホモサピエンス）は2本脚なので，あとは6本脚が来てくれれば丹沢秋のメスサミットができる

9/25 7:41

駒上茶屋
ここに限らず山の中途の小屋やロッジはあまりこの時期やっていなさそうな雰囲気がした　実際にどうかは知らない

9/25 7:55

木立の向こうに見える稜線　これも綺麗だ

9/25 8:11

お…　お　おい　おい！？！？
こんなゲロマブのチャンネーがこんなところに！？
清楚な白の佇まい，かわいらしくも立派なツボ，そして柄には優美なささくれが微かに……

これはもしや，もしや，もしや憧れの猛毒キノコ，ドクツルタケさんの幼菌では？！？！？！？！？！？

9/25 8:11

こちらはイグチの老菌…だろうか？
ずいぶんと年季の入った様子

9/25 8:12

カサの裏を確かめようと触れたら，折れて？　取れて？　しまった
ごめん…。

9/25 8:17

かわいい掲示

9/25 8:42

天神尾根方面との分岐
向こうの道はかなり暗く，通っている人もいなさそうな雰囲気だ

9/25 8:57

ホトトギスかと思われる
綺麗なカタチしてるよな〜
茎の毛の様子も撮っておけば確信できたんだけど…

9/25 9:09

登り路だが開けてくると風も気持ちいいし景観も素晴らしい
よく晴れていたので富士山がはっきり見えた

…正面向きの赤とんぼも映り込んでいるのでそっちも見てほしいかも

9/25 9:18

花立山荘に向かう道
どことなく，日本人の心の中に眠る原風景的「夏」の概念を感じて心が惹かれるというか，この先に何が待っているんだろうと足を速めたくなってしまう

9/25 9:20

花立山荘到着
この日も前日まともに寝られていなかったためここで15分ほど仮眠，日差しが気持ちいい…

9/25 9:21

花立山荘からの景観もむろん文句なし

9/25 10:22

塔の岳登頂
母にとっては新記録
この辺ですでに雲が増えてきている

9/25 10:54

でっかキノコ
このシルエットを見ていると…なんていうか…お風呂の栓を抜いたときの小さい竜巻みたいなやつを思い出す…

9/25 10:54

裏側はこんな感じ
これは何の仲間だろう？

9/25 10:54

これは…これも何？

9/25 11:12

塔の岳から歩いてきて中間地点くらい，丹沢山を望む

9/25 11:15

トノサマバッタみたいな感じの幼虫がいっぱいいた
登山道や木道の上で踏みつぶされているやつも2匹いた

9/25 11:36

尾根筋から谷を見下ろすというのもなかなか綺麗

9/25 12:01

日本百名山のひとつ，丹沢山頂に到着！
曇り空になり，風が非常に冷たく吹きつけてきた
ここの小屋の品揃えを覗かなかったのが心残り（登山バッジとか）

9/25 12:44

ゴミ袋を置いて行ったバカ者は誰ですかね〜〜〜〜
近くに煙草の吸殻も落ちていましたけどね〜〜〜〜？　しかも灰がかなり長く残っていたので多分火をつけたまま捨てたんですよね？？？　二度と山に来るな

9/25 13:03

カエルさん！
喉の裏の薄墨色の模様と…

9/25 13:03

背中の線が折れ曲がっていることからタゴガエルではないかと思います

9/25 13:30

地表にでっかいキノコ

9/25 13:44

ツマグロヒョウモンとかあの系統のやつだと思うんだけど，あの系統のやつ，チョウの図鑑を見ると間違い探しか？　ってぐらい似たやつがたくさん載っていたので，また図書館か博物館で間違い探しをしないとわからないなこりゃ

9/25 13:47

塔の岳小屋の屎尿分解用ソーラーパネルと，その奥に広がる都内の建造物

9/25 13:47

自分の巣もこの中のどこかにあるのか…

9/25 14:05

行きはあまり見ていなかったのだが帰りに気づいた大規模な崩落跡

9/25 14:13

リンドウ
鮮やかな青が美しい

9/25 14:50

これも行きには気づかなかった看板
登りルートだとこの看板が背負っている茂みが完全に看板を隠している

9/25 15:19

魅惑の尺取虫！
ハマキガ幼虫が雰囲気似ている気がするけど…

9/25 15:36

カサの泥を拭きとってみた。
明らかに朝より伸びている。
もしかするとこれ，山に来るのがあと1日か2日くらい遅かったら綺麗に育ちきった姿を見ることができたのでは…？
そしてこれはやはり！　どう考えても！　テングタケ科の毒キノコなのでは！？？！　猛毒のやつなのでは！？！？！？　とテンションがマックスになる

9/25 17:03

朝は何も考えずに通ったけど，こうして警告されると何気にコワイな…

装備

個人装備

ザック（20L） 飲料 行動食 スマホ 充電器 レスキューシート 化繊ダウン レインウェア（上下） ヘッドランプ 予備電池 靴下の替え 地図 コンパス 計画書 タオル 日よけ帽子 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 時計 サングラス

感想

どら

自分がキノコに興味を持ったのはもう20年近く前のこと
それもおいしいキノコではなく，毒キノコ――中でも人を惨死に至らしめるドクツルタケやタマゴテングタケ，滲出液や蒸気でも中毒させるカエンタケにシャグマアミガサタケ，食用のキノコに似ていて中毒事件を引き起こすニセクロハツとかニガクリタケといった，致死的な猛毒を持つ毒キノコの魅力のとりこになった
中でもドクツルタケ！　あの天使のように美しく清楚な純白の姿と，それに反して大人の男をも一本で殺してしまう強力な毒性！　当時9歳ぐらいだった自分はそれに猛烈に憧れていつか本物を見たいと子供心に願った……昆虫少年がオオムラサキやヘラクレスオオカブトに憧れる（※個人差があると思われます）のと同じように……
ドクツルタケこそは私のオオムラサキだったのだ

それに！
まさかこんなところで出会えるとは！
採取したいような，もう2，3日通い詰めて成長を見届けたいような，いやいっそ齧って味見してしまいたいような……とりあえずもっとたくさん写真を撮りたい……
まるで大好きな芸能人のライブかコンサートかに思いがけず当選したうえ行ってみたら最前列の席で握手までしてくれたとかそういう感じのはしゃぎ方をしてしまった。

いや専門知識もないし種同定にかかわる試薬とかも垂らしてないから本当にドクツルタケで合ってるのかわからないし，これだけ大はしゃぎしておいて人違いならぬキノコ違いだったらメチャクチャ恥ずかしいのですが！！




キノコだけじゃなくて山の話をしろよ
今回は韓国遠征に向けたトレーニング山行でした
多少の疲労は当然あるものの，余裕をもって歩けたので手ごたえアリかな？

……キノコの話に比べてあっさり過ぎる