雨に濡れながら 岩茸石山
- GPS
- 05:39
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 837m
- 下り
- 820m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:35
天候 | 曇のち雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 御嶽駅 |
写真
感想
朝方、北の空に大きな満月を見た。月は一つしかなかった。そういえば昨夜は中秋の名月、満月と重なった。重なるのは次回は7年後だと言う。生きているのだろうか。
今日も奥多摩方面に向かった。電車内は人は比較的少なく登山者も少なく感じた。天気予報では、曇マークが並んでいるからだろう。軍畑駅で下車した登山客は私だけだった。久し振りにこの駅に降り立った。前回は蒼い空が印象的であった。今日は、一面、白い雲に覆われている。駅からの標識に案内されながら、車道終点まで歩く。今日は高水三山を往く。最初に登る山さえ忘れながら、いささか急な斜面の登山道を登る。低山ハイクだからと安易に登ったが、このルート、侮れないと山行後思った。高水山では小雨に濡れた。ゆっくりと休む暇もなく次の岩茸山に向かう。雨が本降りになってきた。レインウェアを取り出し、ザックカバーを着けた。展望は全くない。眼鏡やカメラのレンズが曇った。視界が遮られ先が良く見渡せない。見えるのは目の前の景色だけだ。こんな天気の日にここを登る人が10人ほどいたのにはいささかびっくりである。長袖シャツも蒸し暑く汗で濡れている。岩茸山山頂に着いた。景色は全くない。休む人もいない。登山者は皆、山行を早く仕上げてここから抜け出すかのように急いでいる。下山道は雨に濡れ、滑りやすい状態である。雨が沢となって登山道から枯葉や木々の葉を底から取り去ったような土面は赤茶っけて、足をすくわれる。トントン拍子に下りることができず、慎重になってしまう。最後の惣岳山へは約1時間。また下って登る。しかし雨もやみ日差しが差し込んできて気分も落ち着いてきた。漸く自分の影を踏みながら歩くことができた。山頂に着くも、やはり誰もいない。もちろん展望もない。小休憩後は駅に向かうラストステージの2時間。空にが青さが広がり始めてきた。なんという一日だ。あとは一気に駅まで下る。下りはやはり赤茶けった土色に足を掬われないように所々で立ち止まってしまう。1回だけ木の根っこに登山靴が引っ掛かり転倒し左膝を痛めてしまった。登山口まで下る。もう雨の心配はない。山麓は晴れ間が広がっていた。御嶽駅に無事到着した。
最寄り駅からKさんに電話した。久し振りに声を聴いた。話しできて嬉しく思った。
おかげで山中の雨の登山の鬱憤を吹き飛ばしてくれた。
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