【過去レコ】金華山〜舟伏山〜岩田山

2005年01月10日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.7km
• 登り: 701m
• 下り: 689m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:25
• 休憩: 0:55
• 合計: 5:20

10:10 岩戸公園駐車場
10:45 11:20 金華山
13:00 13:20 舟伏山
13:40 13:20 岩田山
15:10 岩戸公園駐車場

天候

くもりのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

写真

1/10 10:55

岐阜城

1/10 11:05

金華山御嶽神社

1/10 11:06

舟伏山を見下ろす

1/10 13:01

舟伏山山頂

1/10 13:21

蛇首塚

1/10 13:43

岩田山山頂

1/10 14:22

岩田山

1/10 14:22

舟伏山

撮影機器：

サイバーショット DSC-S75 SONY

感想

ryotakana

　本日の予定は岩戸公園まで自転車で行き，金華山登山後，さらに東の舟伏山・岩田山に登るというもの．舟伏山といえば，山県市（旧美山町）の舟伏山が有名だが，岐阜市の舟伏山も続・ぎふ百山に選定されている．しかし，ガイドブックにも載っていないし，ネットで検索しても登山記録は3件しか見つからない．どんな山か疑問のままだが，日野の住宅街にある里山なので何とかなるだろう．
　朝，起きてみると，裏の空き地には薄っすらと雪が積もっている．さらに支度をしていると，横なぐりの雪が降り出してきた．空もどんよりと曇り，北陸の冬を連想させるような天気．予報では，くもり／晴れのはずなので，しばらくすれば止むだろうと，根気よく待つ．すると，雪が止み，青空も顔を出してきた．よしっ！と気合いを入れて自転車にまたがる．
　30分ほどで岩戸公園に到着．ドライブコースの導入路からの緩やかな上り坂が案外苦しく，自転車を停めた時には息が上がっていた．早速，ゲートを過ぎた脇の登山口に入っていく．日陰には雪が残っている所もあるが，大したことはなさそうだ．よく整備された道を登っていくと，達目洞との分岐．汗ばんできたのでここでフリースのジャケットを脱ぐ．
　山頂に達してから，今回は色々歩いて三角点を探してみたが，見つからなかった．岐阜城の入口付近のベンチでおにぎりを1個食べたが，やはり動かないと冬の寒さが身にしみる．早々に舟伏山に向かうことにした．
　最初の予定では，一旦，岩戸公園に戻り，自転車で舟伏山に移動する予定だったが，山頂の案内板を見ると，達目洞へ下れば意外と舟伏山に近い．達目洞から舟伏山へ歩き，岩田坂に下山してから自転車を回収すればよいだろう．山頂広場の東端から瞑想の小径への下山道へ入り，しばらく下ると，右手に達目洞への分岐が現れる．岐阜公園や岩戸公園からのコースと違い，こちらは登山者の数も少ないようで，ひっそりとしている．途中，視界の開けた所からは長良川や対岸の百々ケ峰が良く見える．四叉路を右にたどると達目洞への下山路，左は鼻高コースだろうか？道が荒れているとのことで通行禁止となっていた．ぐんぐん下っていくとお寺のようなところにたどり着いた．「達目洞」というのは地名のようだ．
　R156からうかい大橋へとつながる道路の下をくぐり，日野の住宅街を歩いて日野舟伏のサークルKを目指す．うかい大橋ができる以前，公園ゴルフに行くときによく通った道だ．ネットの登山記録にも書いてあったとおり，舟伏山の登山口は分かりにくい．ここかな？と思ったところを少し登ると赤テープが見えたので確認できた．登ってすぐに送電鉄塔があり，このあとは送電線に沿って登っていく格好になる．おそらく，この登山道も鉄塔の巡視路なのだろう．緑色の水道タンクの脇を通って高度を上げると，さっき登った金華山や百々ケ峰，眉山などがよく見渡せる．なかなかの急登だ．約30分で山頂に到着，ここで再び残りのおにぎりを食べる．山頂まで来ると，灌木に囲まれてしまい展望は得られない．山頂近くに「蛇首塚」という塚があるが，長良川へ水を飲みに降りてきた竜の首を切り落としたとか，村人が大蛇を誤って傷つけ，大蛇の願いを塚にしたとか諸説あるらしいが定かではないようだ．
　山頂から来た道を引き返そうかとも思ったが，せっかくなので隣の岩田山のピークも踏んでいくことにした．山頂からさらに東へと進む．ゆるく下って登り返すと岩田山に到達するはずであるが，どんどん踏み跡が薄くなっていく．たぶん鉄塔巡視路からはずれていくからであろう．時折ある赤テープだけが頼りだ．倒木も多く，またいだり，くぐったりで実に歩きづらい．山頂に近づく頃にはヤブ漕ぎに近い格好になっていた．そんなこんなでたどり着いた山頂は草木がぼうぼうに生えていて展望も何もない．「岩田山270m」と書かれたプレートが2つ木にぶらさがっている．ただそれだけである．一応，ピークに来た証拠写真だけを撮って下山とする．来た道を少し引き返し，三叉路の「エキ」の道標を信じて左折する．おそらく，名鉄の岩田坂駅のことだろう．ここからの道は先ほどにも増してひどくなる．ほとんど手入れがされていないというか，人が歩いていないというか．本来の自然の山というのはこういうものなのかもしれないが．もうこうなったらヤケクソで，急斜面を滑るように下っていった．道なき道を進んでいくと，突然，民家のすぐ裏に降り立ち，塀に「岩田坂1丁目」と書いてあった．
　住宅街からR156へと出て，あとはひたすらR156沿いに岩戸公園まで歩いた．30分ほどで着くかと甘く考えていたが，1時間かかった．いつも車で通るときはほとんど信号がないので短く感じていたのだろう．おまけに岩戸トンネルを通らなければならず，せっかく山を歩いてきれいになった肺が一気に汚れた気がした．