45年前の檜洞丸〜同角の頭〜ユーシン

2015年03月17日(火) [日帰り]

コースタイム

またスキャンを進めて出てきた，1970年3月26日〜27日の記録です。

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

左上はどうもバスの時刻表らしく，と言うことはここは新松田駅。

終点の西丹沢のバス停付近から。
この時代は箒杉の少し先，部落の真ん中にバス停がありました。

今の箒杉の下を通る道は未だありません。
昔の部落の風景。

西丹沢自然教室も無く，未舗装の林道を歩いてつつじ新道に入り，ここはゴーラ沢出会い。

ザックはみんなキスリング型。
既に絶滅種ですよね！

右側の山腹の惨状は，犬越路トンネルへ向かう林道工事のなせる技。　この頃の林道工事は掘った土砂は全て谷へ落とすだけのヒドイもの。

檜洞の山頂は昔も今とあまり変わりなかったかも。
アイゼンは殆どの人はX型。

小屋の写真は無かったけれど，記録を見ると一泊の山行なので，これは翌日。

同角の頭。

途中の崩壊地。　先日通った時との差を思い出せない。

同角の頭。　ユーシンが不便になってしまってからは，この道は歩いてないですねえ。

同角からの下り。

割合狭い尾根が続きます。

花崗岩系（多分石英閃緑岩）のザラザラに崩れた地形が続くところ。

どんどん下ります。

この梯子は今はどうなっているのかな？

今はもっと崩れているのでしょうね。

丹澤にもあるキレット。

大石山山頂？

これは間違い無く山頂。

さて，ユーシンに向けて下ります。

名前の由来となった大石の下を通って。。。

ユーシンの河原に到着。
このあとは当然ながら玄倉林道をチンタラと玄倉のバス停まで。　勿論丹沢湖など無い時代です。

感想

Jagdhorn

この頃のつつじ新道登山口側のバス停（終点）は西丹沢と称し，今は箒杉へ上がる細い道になってしまったけれど，そこを上がったところにありました。
ゴーラ沢出合へ行くまでの道の横にはスズタケが繁茂し，殆ど谷底も曲がり角の向こうも見えない道だったのに。。。
同角山稜は長い間歩いていないけれど，久しぶりにキレットを通過してみたくなりました。　キレットには橋が架かっている様ですが。。。
ユーシンまで未だ車で入れた頃に大石山へは行ったけれど，その時はロープが無いとザラザラでかなりいやらしいところもあったから，今はどうなっているか確かめたくなりました。今は鎖場になっているようですね。

コメント

いーぐる

こんな感じでしたね
キスリング型のザックにＸ型アイゼン・・・、そう、こんな感じで歩いてましたね。ニッカ―ズボンも懐かしいですね。（今でも機能的でいいと思うんだけど）
それから黒白写真も深みがあっていいですね。　でも最近の若者は黒白に画像変換したデジタル写真と思うかも？なにせ、フイルムなんて見たこともない若者が普通だから。

Jagdhorn

Re: こんな感じでしたね
角の擦り切れた，石油のシミが付いたキスリングは，家で重さをチェックしようと紐を締めずに肩紐を持ったら紐の付け根が裂けてご臨終となりました。　
写真はそうですねえ。　ふと思ったのですが，f15さんはアメリカ帰りの影響かな？　私は「白黒」派かな･･･と言って普段使うこともないけれど。
昔話はもう少し白黒シリーズが続くと思います。　カラーnegaはちょっと見たけどやはり退色してますね！　はたして修整がどのくらい効くか？
リバーサルは膨大な量でこれを始めたら山へ行けなくなりそう｡｡｡　天候不順とか休息日とかに少しづつずつ。

メロンパン

貴重な写真ですね
1970年というと私がまだ生まれていない頃ですね。
昔の丹沢の様子がわかる記録でとても興味深いです。
キレット付近は、今は草が茂っていて、
この写真ほど荒れた感はありません。
大石山の様子は昔と今とであまり変わりがないように見えます。
そして山を歩く人々の笑顔も、昔も今も変わりませんね。

Jagdhorn

Re: 貴重な写真ですね
melonpanさん。コメントありがとうございます。
昔の写真をディジタル化して保存しようとズルズルとやっております。
最近と言うよりもう10年以上も前からですが，丹沢に行くたびにスズタケが無くなり，下草が無くなるから崖が崩れる｡｡｡　そんなところばかり眼にするようになりました。　今日は，未だ鹿にやられていない頃なのに大災害を起こした直後の西丹沢の麓の写真をご紹介します。