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Yamareco

記録ID: 6048439
全員に公開
ハイキング
近畿

静かな地蔵谷峰

2023年10月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
エスエス その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:12
距離
7.2km
登り
538m
下り
527m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:58
休憩
1:15
合計
5:13
9:31
9
駐車地点
9:40
9:40
55
取付き急斜面上の尾根
10:35
10:40
40
610mピーク
11:20
11:30
23
650m地点
11:53
12:33
27
13:00
13:05
20
西峰の738m峰
13:25
13:35
35
614m地点
14:10
14:15
29
県道に着地
14:44
駐車地点
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口出合の沢にあった地蔵さん(これが山名由来の地蔵か?)
2023年10月13日 09:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 9:37
登山口出合の沢にあった地蔵さん(これが山名由来の地蔵か?)
急斜面上稜線の杉
2023年10月13日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 9:54
急斜面上稜線の杉
急斜面上稜線を上がる
2023年10月13日 09:54撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 9:54
急斜面上稜線を上がる
稜線に出たらユズリハの藪にウンザリ
2023年10月13日 10:08撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 10:08
稜線に出たらユズリハの藪にウンザリ
奇形な幹が怪獣の口のようだ
2023年10月13日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 10:16
奇形な幹が怪獣の口のようだ
稜線の東は自然林で、西側は杉の植林だ
2023年10月13日 10:22撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 10:22
稜線の東は自然林で、西側は杉の植林だ
大杉の見事な姿
2023年10月13日 10:58撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 10:58
大杉の見事な姿
この大杉も途中が折れている
2023年10月13日 10:58撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 10:58
この大杉も途中が折れている
大きな山毛欅があった
2023年10月13日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 11:28
大きな山毛欅があった
地蔵谷峰の三角点
2023年10月13日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 11:56
地蔵谷峰の三角点
山頂の山毛欅
2023年10月13日 11:56撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 11:56
山頂の山毛欅
この山毛欅も大きい
2023年10月13日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:20
この山毛欅も大きい
山毛欅の木肌
2023年10月13日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:20
山毛欅の木肌
これも木肌
2023年10月13日 12:21撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:21
これも木肌
地蔵谷峰の標識
2023年10月13日 12:25撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:25
地蔵谷峰の標識
ここにも標識
2023年10月13日 12:25撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:25
ここにも標識
稜線の植林帯
2023年10月13日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:35
稜線の植林帯
ユズリハの藪を行く
2023年10月13日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:51
ユズリハの藪を行く
こんなユズリハの藪がずーっと続く
2023年10月13日 12:52撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:52
こんなユズリハの藪がずーっと続く
稜線のヌタ場は鹿の雄の土付の後か?(らってイングコールをする時期には雄鹿は身体に泥をつけるとか?)
2023年10月13日 12:55撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 12:55
稜線のヌタ場は鹿の雄の土付の後か?(らってイングコールをする時期には雄鹿は身体に泥をつけるとか?)
藪状の雑木林の中にもあか布で安心できる
2023年10月13日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 13:11
藪状の雑木林の中にもあか布で安心できる
木々の上は晴れで明るいが、樹下の我々はうす暗い場所をウロウロ
2023年10月13日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 13:11
木々の上は晴れで明るいが、樹下の我々はうす暗い場所をウロウロ
急傾斜の樹林帯を木々に掴まりながら下る
2023年10月13日 13:16撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 13:16
急傾斜の樹林帯を木々に掴まりながら下る
ユズリハの実が付いていた
2023年10月13日 13:19撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 13:19
ユズリハの実が付いていた
県道近くは樹林帯でも猛烈な急傾斜である。下を見て
2023年10月13日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:01
県道近くは樹林帯でも猛烈な急傾斜である。下を見て
ここも急傾斜だが、木々が密集していると安心感がある上にそれに掴まりながらの下山だ
2023年10月13日 14:01撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:01
ここも急傾斜だが、木々が密集していると安心感がある上にそれに掴まりながらの下山だ
藪の中は通れない場所があるので、上へ下へと下り七尾に行き来する
2023年10月13日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:06
藪の中は通れない場所があるので、上へ下へと下り七尾に行き来する
2023年10月13日 14:07撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:07
県道(生杉-能家間)に着地して
2023年10月13日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:10
県道(生杉-能家間)に着地して
2023年10月13日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:10
県道の能家方向
2023年10月13日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:10
県道の能家方向
県道の生杉方向
2023年10月13日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:10
県道の生杉方向
ススキが原はめっちゃ広く、無数のすすs気が揺れている
2023年10月13日 14:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:31
ススキが原はめっちゃ広く、無数のすすs気が揺れている
ススキが小躍りしているようだ
2023年10月13日 14:31撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:31
ススキが小躍りしているようだ
揺れるススキ
2023年10月13日 14:33撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:33
揺れるススキ
買った米を干しているのはここ何十年も見ていない光景だ(懐かしさがこみあげて来る)
2023年10月13日 14:34撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:34
買った米を干しているのはここ何十年も見ていない光景だ(懐かしさがこみあげて来る)
2023年10月13日 14:35撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:35
能家の山神神社
2023年10月13日 14:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:37
能家の山神神社
神社拝殿?
2023年10月13日 14:37撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:37
神社拝殿?
イチョウはまだ色づいていない
2023年10月13日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:38
イチョウはまだ色づいていない
能家の寺
2023年10月13日 14:39撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:39
能家の寺
ススキの乱舞
2023年10月13日 14:40撮影 by  Canon PowerShot SX740 HS, Canon
10/13 14:40
ススキの乱舞
撮影機器:

感想

朽木の百里ケ岳東方に791.6mのピークがあって、百里ケ岳以外ではそこそこの標高であるが、地理院地図には山名の表示がない山だ。その山の名前は『地蔵谷峰』という。山名の由来は不明なれど、登った記録はそれなりにあるので、期待して出かけた。
登山のコースとしては、東尾根(仮称)と西ピーク(738m)からの西尾根(仮称)である。更に、百里新道の805mピークから東へ尾根を縦走するコースも考えられるが。今回は東尾根から地蔵谷峰-西ピーク-西尾根と周回コースとした。
東尾根取り付きは地蔵谷と県道の出合であり、ここに社に祭られた地蔵さんがあった。この地蔵谷が山名の由来なのであろうと思われる。
尾根末端は県道に垂直のように切れ落ちているので、地蔵谷の流れに沿って進むと尾根に向かって急斜面ではあるが、何本か踏み跡が見える。その内の最奥の出合から100mくらいに足跡が見える草付の木々が少し生えた斜面をステップを切って登る。木々を手で掴んで必死に高度を50mほど稼ぐと尾根に乗って、安心して歩けるようになったので直ぐに休憩だ。踏み跡も見えるので、これで安心と稜線を進むとユズリハが出て来て、それらが行く手を遮るかのように群落をなしている。ユズリハの弱点を縫うように僅かな枝の開き具合のある場所を進むが、これは鹿道のような気がする。
ユズリハは濃く成ったり、薄く成ったりで楽な道はない。しばらく進むと610mのピークに出て、ユズリハはいつの間にか邪魔ではないくらいだ。尾根の東は自然林で明るいが、西は植林で真っ暗な感じだ。
ピークから長い下りや平坦な尾根を進むと再び登りになると、杉の大木があったり、山毛欅の立派な太い木も現れて、朽木の山は大きな木が多いことに感心しきりであった。地蔵谷峰の最後の斜面を息を切らせて登ると、三角点とそのすぐそばに大きな山毛欅が鎮座していた。残念なるかな、山頂からは周囲は何一つ眺めることができないことであった。東尾根も木の葉の間からチラチラ見える山波があったが、山座同定が出きようがない情況だった。
今日は随分と涼しく、ついこの前のハイクでは暑い暑いと汗びっしょりだったことからすると雲泥の差異で、陽ざしの当たる場所でランチをするほどの季節なのだ。そういえば水分の消費も随分と少ないようだ。
地蔵谷峰から西の738mピークへはかなり標高を下げてからの登りだが、陽ざしもなく風も通リ抜けるので、快適な縦走日和だ。稜線の右は北方向なので、葉越しに見えるのは駒ケ岳ではないかと思うのだが、それを確認出来るほど姿は見えないのが残念だ。いつの間にか再びユズリハの藪に右に左にと蛇行しながら済むと、ユズリハが薄くなって樹林の中の西峰738mピークに到着した。
ここからは下りだけだが、どんな下りなのか?それが気掛かりだ。738mピークからは南西方向の尾根を下りだすと、傾斜は比較的強く木々が密集した歩きにくい道だ。時折赤テープがあるが、GPSの確認なしには下れないほど踏み跡は少ない。木々の密集と共にユズリハも現れて、傾斜の強い場所は難儀した。
610m標高付近は平坦地となったので、ここで最後の休憩をした。この付近から右(西から北西)方向に山並みが葉越しに見えるのは百里ケ岳であろうが、そうだと思えるほどその姿が見えない。葉の隙間から垣間見える山姿では何ともいい難い感じだ。
600m地点から400mの県道までの標高差200mは傾斜と密集した灌木と樹林で、中々厳しいものであった。最後まで傾斜はきつかったが、舗装道路が見えると嬉しいもので、着地点が法面でないことだけを信じて確認すると軟着地出来るのが見えて一安心して斜面を下れた。あとは30分ほどの道路歩きだ。
県道脇はススキの原っぱで見事であったが、ここは田圃跡なのであろうと思われた。昔は賑わった田圃も今はススキの原なのかと思うと寂しいものがある。
能家の家並が見えて来た時に民家の庭に新米を棚に吊って干しているのを見た。この姿を目の前で見るのはもう数十年も前ではないのか?と、いつ見ただろうかと思い返してみるが、無理な相談だった。映像でしか見ていないことを思い知らされた。
朽木の能家の裏山のような地蔵谷峰であるが、踏み跡も乏しい上にユズリハの藪に惑わされるシンドイ部分はあるが、静かないい山であった。これからもこのような姿でいてくれるなら、百里新道からの長い尾根歩きを是非計画してみたいと思うのであった。
”八”、”竹”、”兵”、”嶋”

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