芦倉山・・積雪期限定の頂上を快晴下で貸切！（南西尾根ピストン）

2015年03月26日(木) [日帰り]

• GPS: 08:32
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,030m
• 下り: 1,027m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:11
• 合計: 8:32

5:11 白山中居神社
9:55 11:06 芦倉山
13:43 白山中居神社

天候

快晴＆微風♪・・登山開始時−8℃〜頂上−3℃〜午後は気温上昇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白山中居神社の駐車場を利用（S・G地点）・・無料でトイレ有り

カーナビは、正式名の「はくさんちゅうきょじんじゃ」ではヒットしませんでしたが、「はくさんなかいじんじゃ」で検索OK

コース状況／危険箇所等

芦倉山には無雪期の登山道は無いようで、積雪期限定の山です・・ほとんど人の手が入っていない清々しいルートでしたが、逆に進む方向を自力で決めていく必要があります

駐車した白山中居神社から保川林道出合までは除雪してありましたが、林道に入ると雪道に・・まだまだ積雪は多く、ブッシュが出ている部分は殆どありませんでした

朝方が冷え込んだので雪の締りを期待しましたがこれは期待外れで、特に登りの急登部はキツかったです・・林道はモナカ気味〜平均で踝の上〜時々膝で最大が股〜午後の下山時は腐ってスノーシュー必須でした

南西尾根をピストン（南西→南東の予定でしたが落し物探しのため変更）しましたが、新雪の急登はキツかったものの雪の着き具合は良くて、雪庇やクラック等による危険個所はありませんでした・・“雪庇かブッシュかを選択”というコンディションだと大変でしょう

写真

3/26 5:27

保川林道出合からもう積雪タップリ

3/26 5:54

初河山か？・・好天の期待十分

3/26 6:01

林道で出会ったカモシカくん・・目と目が合って見送りしてくれましたが、もうチョット人間様を警戒しなさいネ

3/26 6:15

堰堤が現れたら林道を外れてショートカットしていきます

3/26 6:43

その後、明瞭な尾根に出て、南西尾根に繋がっていきます

3/26 6:48

標高が上がってくると二百名山・大日ヶ岳！

3/26 6:49

野伏くん1年ぶりです

3/26 6:57

スノーシューを着けたくなるユル雪で結構な急登・・この先標高が上がって締まるとアイゼンの雪質となりそうで、まだツボ足で頑張ります

3/26 7:09

朝日を浴びて大日ヶ岳〜毘沙門岳が輝きます

3/26 7:10

ズームで

3/26 7:12

こちらも光をサンサンと浴びて美しい

3/26 7:12

一番カッコイイ野伏ヶ岳をズーム

3/26 7:12

昨年の今頃登った薙刀山

3/26 7:13

スノーシューかアイゼンか迷いながらツボ足で頑張っています

3/26 7:14

バージンスノウがきれい（肉眼的にはキラキラ輝いていました）

3/26 7:22

いいブナ林になってきましたが、キツさとは裏腹

3/26 7:36

堂々とした山容の初河山

いよいよ目指す芦倉山が尾根を両サイドに広げる姿を見せてくれました

3/26 7:58

本日の核心部と思われる急登尾根がハッキリ確認できます

3/26 8:17

ここまで来てもアイゼンの雪質にはならず〜

3/26 8:26

ここでスノーシューを装着・・急登なのでストックに加え片手にピッケルを

3/26 8:53

さあ頂上へ

3/26 9:08

苦戦の跡

3/26 9:22

雪庇もありますが、雪の着き具合がいいので本日は危険は無し

3/26 9:26

歩いてきた稜線と野伏ヶ岳

3/26 9:47

ようやく頂上か

標識が無くて判りにくかったですが、この近辺を回ってみてここが頂上のよう

3/26 10:03

真正面に貫録の白山・別山

3/26 10:18

別山〜御前ヶ峰

3/26 10:19

三ノ峰方面

その右手に北アルプス

3/26 10:30

さらに右手に乗鞍岳〜

3/26 10:30

噴煙上がる御嶽山

大日ヶ岳方面

石徹白〜野伏ヶ岳・・大満足の雪山展望でした

3/26 10:34

こちらは能郷白山

3/26 10:34

小白山と重なる荒島岳も積雪期は素晴らしかったなぁ

3/26 10:34

ズームで

3/26 10:35

伊吹山でしょうか

3/26 10:39

昨年の秋に歩いた銚子ヶ峰〜一・二・三ノ峰〜別山・・積雪期はかなり厳しいでしょうね

3/26 10:21

本日は大人のみそラーメン

3/26 11:07

名残尽きませんが頂上を後にします

3/26 12:17

落した地図はこんなところに引っかかっていました・・微風で残っていてラッキー（^_^;恥恥

3/26 13:28

保川林道出合に帰着・・ここに車をとめたくなりますが、駐禁です

3/26 13:36

積雪は最大で3mあり、”雪の小谷ウォーク”でした

3/26 13:42

白山中居神社前からも野伏ヶ岳が拝めるのですね

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

Optio WG-1 ペンタックス

感想

sht

今回は、奥美濃・石徹白（といっても明治以前は越前藩だったみたいですが）の芦倉山へ。これまで積雪期の石徹白からは、銚子ヶ峰・野伏ヶ岳・薙刀山に登りましたが、石徹白川東岸のエリアには初めて足を踏み入れます。

予報によれば「朝方は冷え込み、移動性高気圧に覆われる」とのことで、残雪の山を楽しむには絶好のコンディションです。
当然快適スノトレが期待されましたが、意外にも雪の締りはイマイチで、特に南西尾根の急登部では新雪が乗った感じの部分が多くて大苦戦。

それでも「一歩一歩負けないように・・」のよく効く呪文を唱えながらユックリ標高を上げて行くと、奥美濃の重鎮・大日ヶ岳や端正な野伏ヶ岳方面の素晴らしい展望が広がってきて、こちらは期待通り。

そして何とか到着した頂上はラッキーにも貸切で、白山・別山を中心とした360°の大展望を満喫できました。

恥ずかしながら、登りの際に地図をケースごと落してきてしまい、捜索のためにピストンとなって南東尾根は歩けませんでしたが、それだけが今回の心残りとなりました。（何とか回収はできてホッ；）

これだけ素晴らしいスノーフィールドだけに、又の機会には南東尾根を含む周回ルート（〜丸山〜初河山あるいは〜銚子ヶ峰）も歩いてみたいです。今日のようなコンディションだと、たぶん泊り山行でないと無理でしょうが、妄想だけは膨らませておこうと思います。