2023年 石鎚山 第2回山岳写真撮影登山 全鎖&天狗岳制覇
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 852m
- 下り
- 853m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:45
2014年4月に登頂したがその時は飛行機予約時間迄の時間が無く松山が初めてで観光をしたかったので一の鎖、二の鎖、三の鎖、天狗岳をチャレンジせずに帰宅して悔いを残した。今回約10年越しの念願であった紅葉の石鎚山の写真撮影と天狗岳登頂及び全鎖チャレンジを目標に登頂する。また天の川を見てないのでチャンスがあれば見てみたいと思い双眼鏡を準備して臨んだ。
思えば昨年も計画したが休みと天候や体調の関係で来れずに2年越しとなった。今回も10月9~10に計画していたが天候が悪くキャンセルし、今回実施3日前に中宮成就社にある白石旅館の空室情報から空きを見て予約して急遽計画した。急な事もあり紅葉シーズンなのか飛行機も空席が少なく10/16の始発便と17の最終便のみ空席がある状況でレンタカーを予約して滞在時間的には余裕を持った行程の計画をした。
10/16は主に観光を行った。過去に行ったことが無い松山城天守閣、市街地に戻り食べてみたかった鯛めしを食べ、定番ブランドの道後温泉本館(栄一氏と学生時代ロングドライブ中に行った)で入浴、また気になる東道後温泉で入浴(肌が石鹸のようにつるつるになる)、石鎚神社本社(石鎚山にある神社の総本山)を観光したのちに石鎚神社中宮成就社にある白石旅館に向かう。16時下谷発のロープウェイに乗り山梨から来られた4人組の同年代の方と白石旅館迄話しをながら共にした。猫のたまが出迎えてくれた。撫ぜられるのが好きとの事で毛並みがいい感じ。
日が暮れないうちに天の川観察候補を白石旅館のお兄さんに伺い視察して南側石鎚山を望む方向が開けている第2展望台に決めて夕食を採った。夕食は品数が多くあゆの甘露煮始めとても美味しく完食した。天の川観測は双眼鏡、ヘッデン、野生動物からの防御(旅館のお兄さんからこの辺は熊は出ませんとの事で笑われた)としてストックを持ち厚着をして出掛けた。へッデンを消すと目を瞑っているように真っ暗になりやや怖いが沢山の星が見えてアプリで南方向の天の川を探したが天の川は明確にはわからなかった。しかし初めて人工衛星を見ることができた。それもあらゆる方向に星がゆっくり流れているように1時間で10機程見ることができた。後で調べると現在4400機も回っており3700機が運用されているとの事。この数が見えて当然か?1時間程して天の川はあきらめて明るい宿にホットして戻った。夜はぐっすり熟睡した。
天候 | 快晴〜曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
1泊2日は1000円でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
標識もわかりやすく特に問題ありません。 但し試しの鎖の「下りの鎖」の標識位置は上るのが夢中で案内板が目に留まりずらく登り切った石像近くにある方がわかりやすいと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後松山方面に帰るのであれば東道後温泉「久米之癒」はアルカリ単純温泉で石鹸のように肌がつるつるする。バブルもあるので肩こり腰痛にはいい。ただ集落の中にあるので観光地の温泉気分とは異なり地元の温泉風。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ 計7kg
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感想
10/17は体調万全で6:30に登山開始した。双眼鏡や衣類など不要なものは旅館に置かせてもらった。今回はたっぷり時間があるので写真を撮りながらゆっくりと楽しく登山できる。
試しの鎖が現れ思い出しながら登る。上り下りがある鎖がある場所だ。上りは特に問題無く登れる。頂上は石像があり参拝したがそれにしても平らな所がなく狭い、下山するにも降りる場所が見つからない。過去の経験から降りる鎖がある筈と思うがわからず元の鎖で降りようとした所降り始めて直ぐに「下りの鎖」の標識が見つかった。上るときは上しか見てないのでこれは分かりずらい。頂上石像付近にも「下りの鎖」の位置を看板で記した方がいいと思う。下りは足掛かりが少なく難しい。鎖を握ったラバー付き手袋の握力を緩めながら斜めに振りながら降りるのでテクニックも必要だが何とか降りた。
この先の鎖は未知の世界だ、前回は渋滞や位置が気が付かず飛ばした経験がある。
一の鎖は岩に足掛かりもあり特に問題無く登れた。
二の鎖は前にトイレがあり休憩してから望む。登り始めると高齢の男女二人組と会う。男性が先生で女性は生徒の様な感じで足を掛ける位置を説明しながら一歩一歩登る。途中で先に行かせてもらうが岩場に足掛かりが見つからない場所が出てきて鎖のリングで上らなければならない場所があった。登山靴の性能のせいかもしれないが足が滑るのであれば鎖のリングを使う方がいいと咄嗟に判断した。
三の鎖は最も難しいと聞いており、見たところほぼ直角で足掛かりも小さく登るのをやめようかなと思うほどであった。先ほどの二人組のうち女性は登らないとの事でまた先に行かせてもらった。やはり岩に足が掛からず滑るので二の鎖で習得した鎖のリングを使って登るがリング径が大きくなく靴のつま先しか入らないのでそのうち痛くなる。トライアングルの鎖は広いので痛くはならずこちらを好んで使い登る。まるで梯子で登っている様な感じだ。下は見ないで一歩一歩確実に登り、遂に登り切った。「ヤッター」思わず声を上げる。神社の横にいた人が褒めてくれた。前回からの念願の一つが達成され感無量だ。
弥山にある石鎚神社に参拝し登山安全を引き続き願った。
今回二の鎖迄の挑戦者は朝早く出発した事もあり登山者の約1/10位と思われる。
三の鎖は1/30位ではなかろうか。紅葉もあり年配者が多く、あるいは既に登っているかもしれないのでこぞって鎖を目指す様では無かった。
鎖の特徴(やますぐサイトより抜粋)レベルは実際に登り同様に感じた
試しの鎖:74m(上り下り)中級レベル
一の鎖 :33m(上り) 初級レベル
二の鎖 :65m上り) 中級レベル
三の鎖 :68m(上り) 上級レベル
次は天狗岳だ鎖を使って降りる所から始まるが登りの4つの鎖を経験しただけに余裕で降りられる。ナイフリッジも埼玉の二子山で経験しており、ここの岩が滑りずらい材質から比較的楽に進める。途中で痩せ尾根がありさすがに慎重に進む。足掛かりが無い部分も探しながら進む。何とか天狗岳に到着した。再び「ヤッター」だ。記念撮影を撮りあいながら、これも目的の一眼で撮影し紅葉、石鎚神社、天狗岳を収めることが出来た。しかしガスが掛かり始めて晴れ待ちのような感じでゆっくり進む。前から軽快に進んでくる女性が表れた。自撮りしているので折角なので写真を撮ってあげ、撮ってもらいをしているうちにとてもさわやかでHAPPYな気持ちになる方だと思った。ブログを教え教わり旅のお土産を頂いた感じだ。気を付けてと声を掛け次を目指す。
弥山に戻り天の川が昨晩見れなかった事から山荘の従業員の方に天の川の写真を買いながら聞いて見ると、天の川は6月から盆くらいが見えやすいとの事だった。どこかのHPに1年じゅう見えるとあったがよくわからなくなったが、経験者の言葉に納得して来年の夏挑戦しようと決意を胸に下山した。下山は鎖場には行かず階段で降りる。途中鎖場では見れなかった紅葉をカメラに何枚も収め続けた。すれ違う方々と楽しく挨拶し会話をしながら下山した。時には「おくだりさん」との声が掛り学習した
「お上りさん」と返した。ホラ貝を吹く方や若いグループの方がこの挨拶をする様に感じだ。
白石旅館で荷物を引き取り山菜そばを食べ、良き登山だったお礼をして下山した。
石随山が見れる海が見たいと思い今治の「虎の鼻」という海岸公園に行ったが石鎚山は雲の中であった。
途中計画には無かった道の駅に導かれるように寄り店内を眺めていると綺麗なアメジストのドームに吸い寄せられた。まったくパワーストーンに興味が無かったが導かれる様に購入していた。石鎚山完登のお土産に大事にしようと思う。
余韻を楽しみながら帰路に着いた。久しぶりに充実した旅であった。来年向かう場所を瞑想しながら帰路に着いたが車中で直ぐに飲んだクエン酸チャージの威力を実感した。筋肉痛にならないのが不思議なくらいだ。
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