開聞岳(薩摩富士)


- GPS
- 04:25
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 811m
- 下り
- 815m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 4:28
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
踏切を過ぎてドンツキ左の未舗装の駐車場が二合目登山口に近いと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一部木道が老朽化していますが、気をつけて進めば問題ないレベルだと思います。 道はガレ場が多く、足下に空洞があり注意が必要ですが、登山者が多くよく踏みしめられていて、概ね良好です。 |
その他周辺情報 | 瀬平自然公園からの開聞岳はすごくきれいでした。駐車場が狭いので気をつけてください。 |
写真
感想
登山歴3か月の中高年です。
熊本県南の自宅から、九州自動車道、指宿スカイラインを南進。道中、開聞岳が見え隠れし、徐々に気分が盛り上がってきます。
山麓にある「枚聞(ひらきき)神社」で今日の安全を祈願。「かいもん山麓ふれあい公園」の二合目登山口に近い駐車場に車をとめます。
天候は若干曇っていましたが、山頂に近づくにつれて快晴に。薩摩半島の南端というロケーションもあり、気温12度程度と薄手のソフトシェルで充分です。
登山道は、カタツムリのような螺旋状の道。二合目から四合目付近までは、シダが繁茂した南国情緒あふれる道で、法面が侵食されており徐々に道幅が狭くなっていきますが、道の状態は概ね良好。
五合目で東側の展望が開け、九州最大の湖である池田湖、鹿児島湾(錦江湾)、桜島などを眺めて一休み。
六合目付近では、黄色い花を咲かせた石蕗が群生している道を進みます。安山岩の大きな石がゴロゴロしたガレ場が連続し険しくなっていきます。
七合目では、南側の展望が開け、東シナ海、硫黄島などを見渡すことができます。「仙人洞」と呼ばれる場所では、岩と岩の間の空洞が広いので足下注意です。大木の下に洞穴があり、小さな仙人が住んでいそうな不思議な場所でした。
八合目では、西側の展望が開け、枕崎まで続く海岸線や池田湖、麓の町並みなどが見晴らせます。海からの湿った空気で苔むした木々「雲霧林」の木漏れ日が心地よい道を進み、ハシゴ場を過ぎると最後の急登。頂上は目前です。
山頂(924m)の展望は、薩摩半島を360度見渡せる大パノラマで、東側、南側、西側展望の各所で見えていた名勝を一望できます。
岩場に登ると、瀬平(せびら)海岸、池田湖、錦江湾、桜島、大隅半島が眼下に広がり、登頂の喜びに浸ることができました。海岸線が見通せる特等席でおにぎりをがぶり。「御嶽神社」にお参りして下山開始。
下山後、瀬平自然公園で老松の葉陰から開聞岳をパチリ。池田湖の湖畔からも撮影し、後ろ髪を引かれる思いで帰路に着きました。
※開聞岳の別名は「薩摩富士」。先の大戦で、この独立峰の山容をこの世の見納めとして、知覧の特攻基地から数多の特攻隊員が飛び立ちました。愛する祖国のために、沖縄の海上に散った英霊のご冥福を心からお祈りいたします。
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