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Yamareco

記録ID: 60881
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳・檜洞丸

2008年11月20日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
14:25
距離
24.0km
登り
2,058m
下り
1,673m

コースタイム

A.M.1:26渋沢駅→56→2:22大倉→91(110)→3:53堀山の家→56(75、途中30分花立山荘で休憩)→5:19金冷し →17(25)→5:36塔ノ岳(73分休憩)→34(40)→7:23竜ヶ馬場→19(30)→7:42丹沢山(10分休憩)→51(60、途中10分程休憩)→8:53棚沢ノ頭→39(50)→9:32蛭ヶ岳(43分休憩)→70(70)→11:25臼ヶ岳(6分休憩)→51(70)→12:22金山台乗越→42(60)→13:04檜洞丸(青ヶ岳山荘、9分休憩)→13:18山頂(6分休憩)→14(15)→13:38分岐 →49(35)→14:27展望園地→34(40)→15:01ゴーラ沢出合→46(40)→15:47西丹沢自然教室バス停

所要時間:14時間21分(大倉までを除くと13時間25分)
コースタイム:12時間10分(大倉〜西丹沢自然教室)
休憩抜タイム:10時間28分

距離:24.9km(水平方向)、15.4km(直線距離水平)

標高差:160m(渋沢駅)→1673m(蛭ヶ岳)→540m(西丹沢自然教室)より、1500mup、1100mdown。累計は 2230mup、1990mdownくらい。
天候 晴れ。(夜中から午前中にかけては快晴)
過去天気図(気象庁) 2008年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
丹沢に行くなら、「丹沢フリーパス(小田急線)」がお勧め。ただし縦走で西丹沢自然教室に抜けてしまう場合はあまり意味がない。西丹沢自然教室からのバスはそれほどないので、要時刻表確認。
コース状況/
危険箇所等
所々崩落箇所があるものの、さすが丹沢だけあってよく整備されている。
蛭ヶ岳の先、臼ヶ岳との間だけは、ザレていることもあって危険。慎重な下山が必要。

温泉は中川温泉が使えるが、この時は時間が遅かったのもあり、いつも通り東海大学前駅そばの、「丹沢湯彩ほたる」を利用した。
伊勢原方面の夜景。花立山荘付近から。ここで30分程休憩(時間調整)していたが、寒さで耐え切れず。
2008年11月20日 04:40撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 4:40
伊勢原方面の夜景。花立山荘付近から。ここで30分程休憩(時間調整)していたが、寒さで耐え切れず。
怖い(笑)夜の登山中、ヘッドライトが鹿に当たると、目が光って、火の玉が2個並んで動いているような感覚。中々ギョッとする。
2008年11月20日 05:33撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 5:33
怖い(笑)夜の登山中、ヘッドライトが鹿に当たると、目が光って、火の玉が2個並んで動いているような感覚。中々ギョッとする。
真っ暗な塔ノ岳山頂。
2008年11月20日 05:36撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 5:36
真っ暗な塔ノ岳山頂。
徐々に白みだす夜。東京・横浜方面の夜景はもはや幻想的とも言える。この夜景は間違いなく丹沢の素晴らしさの一つ。
2008年11月20日 05:43撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 5:43
徐々に白みだす夜。東京・横浜方面の夜景はもはや幻想的とも言える。この夜景は間違いなく丹沢の素晴らしさの一つ。
尊仏山荘の名物、猫。
2008年11月20日 06:12撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:12
尊仏山荘の名物、猫。
なんと筑波山がこれほどはっきり。左はおそらく加波山。この日は、大島、新島、神津島まで見えた。
2008年11月20日 06:14撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:14
なんと筑波山がこれほどはっきり。左はおそらく加波山。この日は、大島、新島、神津島まで見えた。
奥が房総半島。その手前が三浦半島。近くで輝いて見えるのが相模川。
2008年11月20日 06:15撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:15
奥が房総半島。その手前が三浦半島。近くで輝いて見えるのが相模川。
富士山と愛鷹山。丹沢からの富士はいい加減見飽きた(笑)初めて三ノ塔から見た富士は感動したのに…。宝永山の出っ張りが、丹沢から見るとかなり気になる。
2008年11月20日 06:16撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:16
富士山と愛鷹山。丹沢からの富士はいい加減見飽きた(笑)初めて三ノ塔から見た富士は感動したのに…。宝永山の出っ張りが、丹沢から見るとかなり気になる。
快晴。なんといういい天気。
2008年11月20日 06:18撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:18
快晴。なんといういい天気。
Every cloud has a silver lining.
ご来光見飽きても、雲間からの日の出は、どことなく感動する。
2008年11月20日 06:25撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:25
Every cloud has a silver lining.
ご来光見飽きても、雲間からの日の出は、どことなく感動する。
だが陽が昇ってしまえば、つまらないものなのだw
2008年11月20日 06:26撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:26
だが陽が昇ってしまえば、つまらないものなのだw
特殊撮影のようになっているが、そんなことはない。うっすらと張る霧に朝日が差して、空気が赤く染まっているだけ。
2008年11月20日 06:27撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:27
特殊撮影のようになっているが、そんなことはない。うっすらと張る霧に朝日が差して、空気が赤く染まっているだけ。
上空は青い。このグラデーションの美しさは写真で伝わるものでない。
2008年11月20日 06:27撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:27
上空は青い。このグラデーションの美しさは写真で伝わるものでない。
丹沢名物「崩落」。丹沢の面白さは、行く度にどこかが崩落していて、その度に違った景色が楽しめることだ(違
2008年11月20日 06:58撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 6:58
丹沢名物「崩落」。丹沢の面白さは、行く度にどこかが崩落していて、その度に違った景色が楽しめることだ(違
何故か百名山の丹沢山。とはいえ、象徴的にここが百名山になっているだけで、実際には丹沢山系全体で百名山らしい。
2008年11月20日 07:42撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 7:42
何故か百名山の丹沢山。とはいえ、象徴的にここが百名山になっているだけで、実際には丹沢山系全体で百名山らしい。
不動ノ峰から。丹沢主稜中、最高の眺望スポット。
2008年11月20日 08:41撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 8:41
不動ノ峰から。丹沢主稜中、最高の眺望スポット。
(写真:特大)まさに大パノラマ。一生に一度は足を運ぶ価値があるのではないか。
(写真:特大)まさに大パノラマ。一生に一度は足を運ぶ価値があるのではないか。
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳を望む。こちら側はそれほど危険でない。
2008年11月20日 09:07撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 9:07
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳を望む。こちら側はそれほど危険でない。
蛭ヶ岳山頂。かなり広々としている。ただし少し行くと、そこかしこで崩落している…。
2008年11月20日 09:32撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 9:32
蛭ヶ岳山頂。かなり広々としている。ただし少し行くと、そこかしこで崩落している…。
こんな感じで…。もし滑ったら、何百メートル滑落できるか、分かったものじゃない(笑)
2008年11月20日 10:40撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 10:40
こんな感じで…。もし滑ったら、何百メートル滑落できるか、分かったものじゃない(笑)
西(臼ヶ岳方向)から見る蛭ヶ岳。相当急峻。蛭ヶ岳の西側への下山は、滑りやすいため、慎重を要する。
2008年11月20日 11:22撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 11:22
西(臼ヶ岳方向)から見る蛭ヶ岳。相当急峻。蛭ヶ岳の西側への下山は、滑りやすいため、慎重を要する。
神ノ川乗越手前。写真では分かりにくいが、滑れば500mくらい下れそう。
2008年11月20日 11:48撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 11:48
神ノ川乗越手前。写真では分かりにくいが、滑れば500mくらい下れそう。
ヤセ尾根の連続。高所恐怖症の人には耐え難いかもしれない。
2008年11月20日 12:05撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 12:05
ヤセ尾根の連続。高所恐怖症の人には耐え難いかもしれない。
青ヶ岳山荘(檜洞丸山頂)。何故か鍵が開いていたが、どなたもいらっしゃらなかった。
2008年11月20日 13:04撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 13:04
青ヶ岳山荘(檜洞丸山頂)。何故か鍵が開いていたが、どなたもいらっしゃらなかった。
下山中、あまりの足の痛さに写真をほとんど撮っていない(笑)これはもう西丹沢の近く。落葉した登山道が美しいのだが…景色を楽しむ余裕は既に残されていなかった。残念。
2008年11月20日 15:15撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
11/20 15:15
下山中、あまりの足の痛さに写真をほとんど撮っていない(笑)これはもう西丹沢の近く。落葉した登山道が美しいのだが…景色を楽しむ余裕は既に残されていなかった。残念。
撮影機器:

感想

mixiの日記を…と思ったら、コースタイムしか記載していなかった。
それだけ疲れた、ということか。2010年4月現在、人生で最もきつかった山行なのは間違いない。

そもそも、深夜出発という時点で異常。通りなれた大倉尾根だから出来ることではあるが。

記憶は定かでないが、終電で渋沢駅に入り、渋沢駅前のラーメン屋で時間を潰した。ラーメン屋さんは「阿闍梨」ってお店。午前2時までやっていたから、登山前には最適(笑)

この登山のちょうど1年前くらいに、ふたご座流星群を観るため、陣馬山を夜行で登ったが、その時と違って月が出ていたので、やけに明るく感じた。夜登山をする場合は、月齢のチェックを欠かさずに。月が出ていないと、本当に漆黒の闇がやってくる。あれは怖い…。

怖いといえば、写真にも載せておいたが、鹿が怖い(笑)ヘッドライトに目が反射するため、登っている最中、突然二個の火の玉が動いているように見える。これは陣馬山で体験できなかったから、逆に丹沢で恐ろしく感じた。初めは本当に腰抜かしそうになったぜ。

日の出の時刻6時30分に合わせる予定が、想像以上に早く登ってしまい、結局塔ノ岳で1時間程待つことに。本当は外で過ごす予定だったが、あまりの寒さに凍死が見えたため、尊仏山荘のおじさんには本当に申し訳なかったが、5時半頃山荘に入らせて頂いた。失礼致しました…。花立山荘で調整していたんだけど、あまりの寒さに結局30分と持たず。バーナーでお湯沸かして飲んでいたけど、11月下旬の丹沢はそんなことで耐えられるほどぬるい気温でない。特に花立山荘から先は、風がもろに吹き上がってきて、体感温度は-10℃前後となる。

さて、蛭ヶ岳は、日帰りだと中々行きづらく、かといってお金がないため、山荘泊まりもしたくないため、行くにはこれしかなかった…。ただしあまりに体力勝負な面が否めないから、大人しく塔か丹沢山で一泊して蛭へ行くのを強くお勧めする。あと主稜よりは主脈の方が楽かもしれない。少なくとも地図をよく見る限りそう感じる。

上にも書いたが、蛭ヶ岳から檜洞丸を抜ける丹沢主稜は本当に厳しいコース。ザレ場が多く、しかもアップダウンがとにかく激しい。相当の体力勝負コース。檜洞丸辺りで、足が痛くて泣きたかった。。。青ヶ岳山荘でいっそ泊まらせて頂こうかと思って、中を覗いたのだが、どなたもいらっしゃらなかったので、泣く泣く下山。西丹沢に下る頃には、膝が感覚なくなっていた(笑)

それでも、いい思い出になった登山だった。景色は丹沢だけあって抜群だし。

ちなみに、これで丹沢は表尾根、大倉尾根、鍋割尾根、主稜を通ったことになった。残るは三峰、主脈。そこを制覇すれば、何となく丹沢マスターになった気分(笑)いずれ行きたい…が、もう夜は登りたくないw

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