南八甲田山 南沢岳→下岳→櫛ヶ峯→横岳


- GPS
- 09:55
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
沖揚平南目屋から南沢岳に登ってから南西の尾根を下って大小川沢を渡り、下岳、櫛ヶ峯、横岳に登って沖揚平南目屋に戻りました。
長い距離を歩くのは久しぶりなので大いに緊張して、沖揚平を早朝に出発することにしました。所要時間は沖揚平出発6:00、下岳櫛ヶ峯に続く尾根10:00、櫛ヶ峯13:00、横岳経由沖揚平16:00、計10時間と計画したのですが、自信がないので5:15出発です。結果は下岳櫛ヶ峯に続く尾根は予定より1時間速く、櫛ヶ峯までは疲れて1時間遅く、沖揚平までは予定通りだったので計画通り約10時間の行程になりました。
前の夜はひどく冷えたので締まった硬い雪でした。アイゼンで通しましたがアイゼンが突き刺さらないですべるほど堅い雪のところもありました。念のためスノーシューも用意しましたが結局使わずじまいです。午後には表面が融け始めましたが、ズボッと深く埋まるところはなかったです。
中野川源流のまだ薄暗い赤滝大橋を渡ってから尾根を伝って南沢岳山頂近くになると、日が昇って一変に明るく、周りがきれいに見えるようになりました。南沢岳山頂から南西尾根は快調に下れたのですが、大小川沢林道の橋までの間は複雑な地形で急な崖が現れたり、思ったより深い沢があって苦労しました。大小川沢林道は雪崩の跡があったり、林道なのに急斜面トラバースを強いらました。
下岳櫛ヶ峯に続く長い尾根を歩き始めましたが、けっこう足が疲れていることがわかりました。特に下岳の急斜面を登り始めると、まったくカメのごとくで10mほど先の木まで歩いたら休もうと進むのですが、5mぐらいで足が動かなる体たらくです。
やっと下岳山頂に着いて、ここから櫛ヶ峯に登る手前までは傾斜がゆるく全く視野を邪魔するものがない、すばらしい景色を堪能できます。櫛ヶ峯の登りは傾斜がゆるく近そうに見えるのですが、山頂まで遠く感じました。
櫛ヶ峯山頂では外人さんが一人いて、話をしてくれました。私は英語が全く駄目なのですが外人さんが片言の日本語を話してくれたのです。櫛ヶ峯を降りて横岳に向かおうとしたときカメラを櫛ヶ峯山頂に忘れたことに気が付きました。しかたないと疲れた体にむち打って、戻るために櫛ヶ峯急斜面を登ろうとしたとき外人さんが見えました。何と私のカメラを届けるために降りてくれたのです。彼は睡蓮沼へ戻るのにわざわざ横岳方面口まで降りて届けてくれました。感謝感謝です。この記事を見ることはない(見ても読めないかも)と思いますが、「本当にありがとうございました」と書いておきます。もし山頂までカメラを取りに戻ったら2~3時間はロスするでしょう。沖揚平到着は暗くなっていたかもしれません。
横岳から沖揚平へのルートは途中急斜面がありそうなので左へ膨れたのですが、真っ直ぐ降りたほうがよかったようです。時間的にも距離的にもロスしてしまいました。沖揚平南目屋が近くなって中野川らしい川と橋が目に入ったのでよくみると入山した場所と思われる橋と自分のらしい車が見えます。川岸の崖を降りて道路までたどり着きましたが、道路端の高~い雪壁を降りるのが大変そうです。少し降り口を探してみましたがありません。しかたなく根元の雪が浅くなっているコンクリート電信柱の足かけに手をかけて無様(きっと)に雪まみれになりながら飛び降りました。だれかに見られていないかと心配して見回しましたが、幸いなことに誰もいませんでした。道路に降りてから調べてみると楽に降りられるところが、10mほど移動すると沢山あることがわかったのでした。
いつもの通り、日差しが強いことがわかっていたのに全く準備をせず山を歩いたら、顔は真っ黒、目は雪目なのかパソコン画面がひどく見ずらい。暗澹たる気持ちでふて寝して、朝起きてみたら目だけは普通に見えるようになっていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
me_ga_tenさんこんばんは
南八甲田のロングコースお疲れさまです
自分は行ったことのないコースでしたので
興味深く拝見させていただきました
画像も綺麗で印象に残るものでした
今までも色々なコースを登られていているので
とても参考になります
shunpontaさん、コメントありがとうございます。
私もshunpontaさんの山行記録はよく見ていますよ。山だけでなく木や雪などさまざまなところに目が行き届いた写真には感心しています。
今回の南八甲田山行は一昨年残雪期に沖揚平→横岳→櫛ヶ峯→下岳→大川原集落まで逆に歩いた経験があったので行けたんです。でも南沢岳から大小川沢林道まではわからないので国土地理院の地図を参考にルートを作りました。大小川沢に降りれたけど大小川沢の橋が見つからず戸惑ったのですが、少し下流で見つけてホッとしました。いつも単独行でこわがりなので慎重になります。
それではまた、楽しい山行記期待しております。
me_ga_tenさん、 10時間/21kmの南八甲田の長旅、お疲れ様でした。
天気良く、素晴らしい山行ですね。
追いかけ、届けてくれた異邦人に拍手!
自分は、仕事やら仏事やらで山行は出来ずじまいでした。
me_ga_tenさんの南八甲田山行を観て気を紛らわしています。
では、またの山行記録を楽しみにしております。
Nyataro_GoGo さん、コメントありがとう。
南八甲田、ほぼコースや時間は予定通りだったのでよかったのですが、相変わらずのドジ連続で反省ばかりです。
特にカメラの持ち方は考えています。先日たすき掛けでカメラを持つと楽のようなことを書きましたが、間違ってカメラストラップをリュックを背負う前に首にかけちゃうと写せないし、休んだ時カメラを外すとドジな私は忘れるので、カメラクリップを買おうかなと思っています。これならリュックの肩ベルトにセットできるのでリュックと一体になります。トラブルは少ないと思うのですがどうでしょうか。
カメラクリップ手に入れたら、山行に試用して使い心地をお知らせします。
山は残雪でツボ足で歩けるところが多くなりました。Nyataro_GoGoさんも春の残雪山歩きを楽しんでください。
それではまた、お元気で。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する