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Yamareco

記録ID: 613420
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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

鬼ヶ城山

2015年04月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:05
距離
5.1km
登り
308m
下り
291m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:44
休憩
0:16
合計
2:00
12:38
0:00
18
12:56
0:00
21
13:17
13:20
5
13:25
13:27
11
13:38
13:49
17
14:06
0:00
17
14:23
0:00
6
14:29
いわきの里鬼ヶ城
◎地名データ新規登録
東西コース分岐
西コース登山道取付
眺望ポイント
ブナ巨木
◎地名データ修正
鬼ヶ城山(西峰)⇒説明文追加
天候
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鎌倉岳から下山後、川内村経由で登山口の『いわきの里鬼ヶ城』へ向かう。
コース状況/
危険箇所等
◎いわきの里鬼ヶ城
「いわきの里鬼ヶ城」は鬼ヶ城山南麓にあり、宿泊施設のほかコテージ、バンガロー、オートキャンプ場、各種スポーツ施設などを備えた総合レクリエーション施設である。
もとはいわき市営だったが現在は民営化されている。
震災後は風評被害もあり利用者が減ったようだが、現在は施設内の除染も済み安心して利用できる。
http://onigajo.com/
登山者は施設の駐車場を利用することができるが、利用の際は施設に一声かけるのがマナーだろう。
施設で登山道の状況などを詳しく教えてもらえる。
食事や日帰り入浴も可能。

◎鬼ヶ城山登山コース
東西コースに分かれており周回ルートが取れる。
西コースは林道歩きのあと、緩やかな登りが続く。
東コースは稜線まで直登の急坂が続く。
危険な個所はなくどちらから登るかは好み次第だ。

いわきの里の職員の方の話では、山中の線量は高いとのことだったが、持参した線量計では0.4~0.8μ㏜/hの間で、特に高い個所はなかった。
登山で滞在する分にはほとんど問題ないレベルだと思う。

◎展望スポット
☆鬼ヶ城山西峰
コース唯一の展望スポット。
西峰山頂は花崗岩の岩場になっており、眼下にいわきの里の施設が広がっている。
西側以外の展望が開け、北には大滝根山、東は太平洋まで望める。
登山口となる『いわきの里鬼ヶ城』
1
登山口となる『いわきの里鬼ヶ城』
鬼ヶ城の説明版
バンガローの中を登る
花崗岩特有の白い砂、阿武隈では珍しい白樺
甲斐駒山麓の白州辺りを彷彿とさせる施設だ
バンガローの中を登る
花崗岩特有の白い砂、阿武隈では珍しい白樺
甲斐駒山麓の白州辺りを彷彿とさせる施設だ
東西コース分岐
西コースから時計回りで進む
東西コース分岐
西コースから時計回りで進む
芝生の広場を進む
昼寝したーい!!
5
芝生の広場を進む
昼寝したーい!!
林道を進むと
ここから登りになる
ここから登りになる
照葉樹と花崗岩の斜面
鎌倉岳のデジャブ??
2
照葉樹と花崗岩の斜面
鎌倉岳のデジャブ??
馬酔木の花が満開
5
馬酔木の花が満開
眺望ポイント
南側が開けてるが木の枝が邪魔
左奥は芝山かな?
2
南側が開けてるが木の枝が邪魔
左奥は芝山かな?
稜線は照葉樹の気持ちのいい道
1
稜線は照葉樹の気持ちのいい道
花崗岩の巨岩が点在している
この岩、なんだか人の顔みたい
3
花崗岩の巨岩が点在している
この岩、なんだか人の顔みたい
ブナの巨木
この岩の脇を登れば
2
この岩の脇を登れば
鬼ヶ城山頂
山頂の先には見晴らしのいい岩場
昼寝にお手頃
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山頂の先には見晴らしのいい岩場
昼寝にお手頃
眼下にはいわきの里
7
眼下にはいわきの里
左奥に海が見える
4
左奥に海が見える
万太郎山の奥に大滝根山
3
万太郎山の奥に大滝根山
鬼ヶ城山東峰
西峰から急降下
馬酔木がにょろにょろ
2
馬酔木がにょろにょろ
東峰は三角点があるが、展望はよくない
東峰は三角点があるが、展望はよくない
東コースは一直線の下り
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東コースは一直線の下り
あっという間に東西コース分岐
1
あっという間に東西コース分岐
いわきの里に帰還
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いわきの里に帰還
たーだいま!
帰りは常磐道をみきーたさんの運転で
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帰りは常磐道をみきーたさんの運転で
谷和原で渋滞にかかる
ここから自宅まで2時間もかかった
1
谷和原で渋滞にかかる
ここから自宅まで2時間もかかった

感想

12日最後の山はいわき市の鬼ヶ城山へ。
北の大滝根山と同様、かつて朝廷に反抗した大多鬼丸にかかわる鬼伝説の山である。
矢大臣山に次ぐ市内第二の高峰で、震災前には年間2万人のハイカーが訪れる人気の山だった。
1993年に刊行された初代分県ガイド「福島県の山」でも紹介されていたのだが、なぜか震災後に刊行された新・分県ガイド「改訂版・福島県の山」からは削除されている。

鬼ヶ城山の登山口は総合レクリエーション施設の『いわきの里鬼ヶ城』である。
今回は鎌倉岳から国道288~399号で川内に向かい、ここから県道36号でいわきの里へと向かった。
高速なら磐越道小野ICが最寄だ。
駐車する際、施設に一声かけてたら登山道の詳しい状況などを教えていただけた。

バンガローの間を登ってゆくとすぐに東西コースの分岐になる。
登りは西の方が楽という施設の方のアドバイスを受けて西コースに進む。
芝生の広場を抜け林道を500メートルほど歩くと登山道の取付となる。
登山道は満開の馬酔木の間を緩やかに登ってゆく。
途中にある眺望ポイントは、木の枝が茂り『眺望』というほどではないが南側が開け芝山と思しき丸い山が遠望できる。

稜線に出ると照葉樹の平坦な道が続く。
ブナの大木の標識の先にはひときわ立派なブナが立っている。
花崗岩の巨石の脇を登ると鬼ヶ城山最高峰の西峰山頂に着く。
南側が開け眼下にいわきの里の施設がミニチュアのように見える。
山頂のすぐ先は北から東が開け、こちらでは北には大滝根山、東は太平洋まで望める。

一方三角点が置かれてた東峰は、樹林に囲まれ標識がないとそこが山頂とはわからないようなピークだ。
ここで男性3人組と、男女7人の2組とすれ違う。
後者はザックも持たない軽装のグループで、女性の一人はしきりに放射能が心配と言っていた。
わたしゃあんたたちの装備が心配だよ。

東コースは一直線の下りであっという間に東西コース分岐まで戻る。


一周1時間半から2時間のショートコースだが、花崗岩の山は変化に富み、稜線の照葉樹林もなかなかのものだ。
西峰からの眺望も素晴らしく楽しいコースだった。

登山口にある『いわきの里鬼ヶ城』はレクリエーション施設も充実して廉価で宿泊もできる。
敷地には阿武隈では珍しい白樺も見られ花崗岩特有の白っぽい森は一見甲斐駒山麓の白州辺りを彷彿とさせる雰囲気だ。
ここを拠点に周辺の山や渓谷を回るのも悪くないだろう。

この日は先週に続き一日3座のはしごとなったが、山頂からの展望と花崗岩の山をテーマに選んだ三つの山はそれぞれ特徴を持ちながらも自然豊かないい山の連続だった。
阿武隈の山の位置関係もずいぶん頭に入り、地図を見なくても山座同定ができるようになったのもうれしい。

帰りは夏井川沿いにいわきに向かったが、夏井川渓谷の桜がちょうど満開で目を奪われた。
生憎駐車場がいっぱいで、狭い道路に路駐するわけにもゆかず車窓から眺めるだけだったが、来年は夏井川渓谷を目的地にして計画を立ててみよう。

いわきから常磐道に乗るが谷和原で渋滞にかかり帰宅したら7時を過ぎていた。
次週は裏八溝で花を愛で、日曜はまたまた阿武隈を巡る予定だ。
今のところ土日ともに好天予報。
来週もきれいな花と素晴らしい眺望に出会えたらいいな。

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コメント

match1128さん、いい宿をしりました(^^)v
拙者の手元に2013年版の分県ガイド(福島県の山)があるのですが、確かに、鬼ヶ城山が載っていませんね。

でも「いわきの里鬼ヶ城」は早速アクセスしてみました。
我が家向きの廉価宿ですね・・・使えそう。

しかし行政区域としてはいわき市なのですね。
いわきも広いもんだ

  隊長
2015/4/16 20:25
Re: match1128さん、いい宿をしりました(^^)v
小学校のころの社会科で、いわき市は日本で一番面積の広い自治体だと習った記憶があります。
平成の大合併で順位はずいぶん落ちたようですが、それでも1232平方キロですから神奈川県の半分の広さですよね。

いわきの里はいい施設だと思いますよ。
安いし、周りに山や渓谷も多いし。
駅からの送迎サービスもあるようなので隊長でも使えると思います。
2015/4/16 22:21
プロフィール画像
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