春色の八王子町田尾根緑道 鑓水〜小山内裏〜小山田
- GPS
- 02:06
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 10m
- 下り
- 76m
コースタイム
- 山行
- 0:122
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 0:00
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路……「小山田」から神奈中バス町田ゆき、または淵野辺ゆき乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南多摩斎場〜小山田のあいだは、一応「みんなの足跡」を参考にしつつ、さらに尾根通しで鶴見川源流に出やすい道を選んだものの、途中一部不明瞭気味で(ピンクリボンあり)、枝道に入ると立入禁止柵が現れたりもします。道標はもちろんありません。地図を読んでルートファインディングできない方は歩かないのが無難。南多摩斎場側から進むと「散歩禁止」という立て札が立っていますが、多分野菜泥棒対策? 何もせずに通り過ぎるだけなら問題ないでしょう(実際何も問題なし)。 尾根緑道につきましては、極めて良好に整備され、一切危険はありません。近所の良き緑のオアシスであると言えましょう。 トイレ……尾根緑道上は随所にあります。ほか、鶴見川源流にもバイオトイレあり。 |
写真
感想
ヤマレコで皆様のレコを拝見していると、以前ならば山歩きの眼中にも入れていなかった里山が実は結構面白いことに気づき、いろいろなところを自分自身のマップ赤線網に組み入れたくなるというものです。とりわけ今の季節、首都圏でしたら標高200m前後の芽吹き〜新緑が余りにもまぶしく、里山歩きのベストシーズンかも知れません。
そんな折、京王相模原線の南大沢駅界隈にある事業所に出向く用事があり、午後はまるまるヒマ (週末は仕事したので)、というスケジュールとなりました。この季節の多摩丘陵は美しいという事実は、かねてから何度も南大沢に通った経験から分かっていましたので、「これは、この近辺の里山道をMy赤線網に組み入れるチャンス到来!」と即座に判断! 武相国境尾根の北端部に位置する横浜高尾山から、町田市の南北に横たわる稜線を縦断して、南高尾〜高尾山界隈の山域へとつなげる一環として、八王子市と町田市を分ける「尾根緑道」を歩いてみようとワクワクしつつ、ここ数日を過ごしておりました (笑)。
しかし……何ともつれないことに、本日の天気は雨 (T_T)。それでも、遅咲きの桜と淡緑の芽吹きが折り重なる風景が雨に濡れる……というのは、これはこれで風流かも知れないと思いまして、土砂降りではなければ予定通り敢行しようと思いまして、仕事を終えた後バスに乗車! 歩いているうちに土砂降りになったらどうしよう、という一抹の不安を抱きつつバスを降りたのですが、バス通りからアプローチ道を通って尾根緑道に出てみると、余りにも素晴らしい、目に沁みるような春色・萌え色の眺めにすっかりメロメロ……。そのまま桜を愛で、若葉を愛でつつ、南多摩斎場まで歩いてしまいました。
尾根緑道は、往年の古道であるらしいところ、戦前にはすぐそばに相模原の軍補給廠があることからして、戦車の性能試験用として太い道が切り開かれたことに由来するようです。しかしその後、平和目的=遊歩道に転用された結果、稜線のすぐそばに大都会な風景が迫るにもかかわらず、本当に貴重な里山の風景が残り、周辺住民の憩いの場として親しまれているとのこと。何とも素晴らしいことでございます……。
南多摩斎場からは、今後の赤線つなぎを考慮して、かつ鶴見川の源流を見てみたいということで、地図とにらめっこして尾根道をたどったのですが、いやはや……舗装された農道というわけでは全然なく、スーツと革靴で歩く道ではありませんでした……。ただでさえヤブっぽさMAXな雰囲気のところに雨脚が強まり……泣きそうでした(笑)。一応ピンクリボンもありましたが、こりゃぁ〜ちょっとしたバリルート……。恐らくかつては里山の往来道として重宝されていたのかも知れませんが、クルマ社会化とともに廃れてしまったのでしょう。
滑って転んでスーツをドロドロにしてしまわないよう、慎重に慎重を重ねて山を下ったあとは、意外にもクルマが結構行き交う(南大沢方面への抜け道だからでしょう)田舎道を歩いて鶴見川源流へ。雨が強まってコートもスーツも鞄もすっかりずぶ濡れとなってしまいましたが (^^;)、瑞々しい緑に囲まれて豊かに湧き出る源流の風景に少々ほっこりしつつ、2時間少々のプチ(しかし雨中+スーツ姿で無茶苦茶な)ハイクを締めくくったのでした。
まぁ傍目には、雨の中カメラを下げてひたすら濡れ鼠になって歩くヤツは、ただの酔狂でしょうなぁ……(笑)。
以上、冴えない里山歩きの記録ではありますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
コメント
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bobandouさん、こん○×は(^o^)/
雨の中、スーツ姿でご苦労様です
好天なら近所の方々のいい散策路なんでしょうね。舗装路が大半かと思いますが、目の保養をしながらだとあっという間なんでしょうか。
鶴見川の源流は結構はっきりしているのですね。大岡川源流とは大違い
河口まではフルマラソン強…これを辿るのも面白いかと思いますが、町田からは都市部を突っ切ることになるのでしょうね。
mamepapa
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
今日は大雨の予報ながら、今のところ曇っているのを眺めるにつけ、「何で昨日はこうじゃないんだ」と恨めしい気分です (汗)。スパッツが欲しいほど濡れましたので……。
それはさておきこの尾根緑道は、近所の人々にとって最高の散歩道だと思います〜。ホント、稜線だけは昔のままの大自然ですし、晴れていれば小山内裏公園の東西展望台から丹沢が見えまくり……。案内の看板によると5km以上あるという立派なミニハイクコースですが、余りにも見事な森の眺めに目がハートになりまして (笑)、パチパチ撮りながらの歩きですと疲れを全く知らず本当にあっという間でした。
舗装路の脇には、土むき出しのウォーキング用ルートも並行整備されておりまして、ホンネを言えばそちらを歩きたいところですが、雨天でドログチャになりそうでしたので遠慮しました (苦笑)。
鶴見川源流部は、小山田の谷戸のあちこちから湧いたたくさんの細い流れが集まり、図師大橋のあたりでは早くもイッチョマエの川になるという感じで、里山の保水能力の高さに驚かされます。とくに田中谷戸にある本流の源流は、明確な場所からジャンジャン湧き出るというあたり、何やら三島市街&柿田川あたりの富士山湧水みたいで面白かったです。もちろん情緒は富士山湧水の方が上だと思いますが、谷戸にぽっかりと湧水があり、マラソンの距離で海に注ぐというあたり、実は鶴見川にもそれなりのドラマ性があるのかなぁ〜と思ったりします。小机あたりから西の中流域は都市と田んぼが入り組んだところで、護岸の雰囲気も境川や引地川と比べれば「少々のどか♪」な雰囲気のようにも思われますので、花粉ハイシーズンで山に近づきたくない季節に歩くコースとして悪くないかな?と思い始めています。河口は工業地帯ながら「ふれーゆ」もありますし……
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