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Yamareco

記録ID: 6148042
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鞍掛山・大岩山(鞍掛山南東尾根↑錦滝コース↓)

2023年11月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:49
距離
19.2km
登り
1,869m
下り
1,867m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
1:20
合計
7:50
7:10
26
7:36
7:42
6
崩壊
7:48
7:50
30
8:20
8:28
101
10:09
10:31
4
10:35
10:38
22
11:00
11:00
29
11:29
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5
11:34
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19
駒薙ノ頭
11:53
12:08
14
12:22
12:22
3
駒薙ノ頭
12:25
12:25
21
12:46
12:46
34
13:20
13:20
14
13:34
13:44
4
13:48
13:48
35
14:23
14:26
7
14:33
14:44
16
崩壊
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
矢立石駐車場は朝7時で約10台。
コース状況/
危険箇所等
○尾白川林道
 落石・倒木・崩落・へこみ多数。車で進めるのは駐車場から精々300m。標高1265mの崩落は自転車で越えるのは難しい。そこも踏み跡沿いにロープが設置されており、徒歩では終点まで難なく通過可能。

○鞍掛山南東尾根
 尾白川林道終点(標高1400m)から標高1470m、1570mから1650mまでのザレた急斜面、標高1940mから2000m付近の大岩の間に大きい隙間があるあたりが大変。標高1690mから標高1780mまではテープに従って狭いルンゼに入り込んでしまい、脱出に難儀したが、尾根伝いもシャクナゲの藪が面倒らしい。

○雁ヶ原~錦滝
 テープやトラロープが豊富にあり、よくある荒れた登山道といった印象。ただしかなり急。

○他
一般登山道。全体的になだらかで気持ち良い。ただし鞍掛山~コルまでと標高1800mから雁ヶ原まではやや注意を要する急斜面がある。
寝坊したが白州のローソンからのモルゲンロートが最高だったので良いことにする
2023年11月04日 06:24撮影
2
11/4 6:24
寝坊したが白州のローソンからのモルゲンロートが最高だったので良いことにする
尾白川林道 車は厳しい
2023年11月04日 07:16撮影
11/4 7:16
尾白川林道 車は厳しい
公には通行禁止なのがもったいないくらい美しい
2023年11月04日 07:32撮影
11/4 7:32
公には通行禁止なのがもったいないくらい美しい
一番大きい崩落 ここで自転車を置いていった 徒歩では難なく通過可能
2023年11月04日 07:41撮影
11/4 7:41
一番大きい崩落 ここで自転車を置いていった 徒歩では難なく通過可能
崩落を反対から
2023年11月04日 07:42撮影
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崩落を反対から
寝坊したが錦滝の水しぶきに虹が見えたので良いことにする
2023年11月04日 07:49撮影 by  iPhone 11, Apple
1
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寝坊したが錦滝の水しぶきに虹が見えたので良いことにする
尾白川林道終点
2023年11月04日 08:20撮影
11/4 8:20
尾白川林道終点
ここから取り付き
2023年11月04日 08:21撮影
11/4 8:21
ここから取り付き
しばらくは花崗岩の大岩の間に溜まった真砂のザレを四駆で登る
2023年11月04日 08:31撮影
11/4 8:31
しばらくは花崗岩の大岩の間に溜まった真砂のザレを四駆で登る
一旦平らになったがまた岩っぽい
2023年11月04日 08:49撮影
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一旦平らになったがまた岩っぽい
バリエーションにしてはそこそこテープがある
2023年11月04日 08:58撮影
11/4 8:58
バリエーションにしてはそこそこテープがある
ここで大岩を巻いた(巻いたところ)
2023年11月04日 09:01撮影
11/4 9:01
ここで大岩を巻いた(巻いたところ)
ここを左にいくと厄介なルンゼに迷い込む
2023年11月04日 09:13撮影
11/4 9:13
ここを左にいくと厄介なルンゼに迷い込む
そこそこテープがあり厄介
2023年11月04日 09:18撮影
11/4 9:18
そこそこテープがあり厄介
厄介 右側をへつったが例のごとくザレた真砂になんとかステップを作って登った こんなところが何ヶ所かある 懸垂下降セットを持っていなかったら引き返していたと思う
2023年11月04日 09:26撮影
11/4 9:26
厄介 右側をへつったが例のごとくザレた真砂になんとかステップを作って登った こんなところが何ヶ所かある 懸垂下降セットを持っていなかったら引き返していたと思う
厄介 この先の抜け出すところが核心(写真なし) 高さ5mくらいの岩壁をクライミングするか、足場の悪い高さ3mくらいのチムニーで右側に逃げるかになり後者を選択 落ちすぎないよう念のため付近にあった丈夫な倒木にロープを引っかけて登った
2023年11月04日 09:29撮影
11/4 9:29
厄介 この先の抜け出すところが核心(写真なし) 高さ5mくらいの岩壁をクライミングするか、足場の悪い高さ3mくらいのチムニーで右側に逃げるかになり後者を選択 落ちすぎないよう念のため付近にあった丈夫な倒木にロープを引っかけて登った
抜けたところ ありがとう倒木(写真中央)
2023年11月04日 09:36撮影
11/4 9:36
抜けたところ ありがとう倒木(写真中央)
大岩の重なった尾根 岩の隙間が広い箇所があり面倒くさい
2023年11月04日 09:58撮影
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大岩の重なった尾根 岩の隙間が広い箇所があり面倒くさい
展望地の手前にも景色の良いところがあった 写真は富士山と鳳凰方面 甲斐駒も良く見えた
2023年11月04日 10:09撮影
11/4 10:09
展望地の手前にも景色の良いところがあった 写真は富士山と鳳凰方面 甲斐駒も良く見えた
展望地 甲斐駒の圧倒的な迫力が素晴らしい 坊主山の岸壁が目立つ
2023年11月04日 10:29撮影 by  iPhone 11, Apple
11/4 10:29
展望地 甲斐駒の圧倒的な迫力が素晴らしい 坊主山の岸壁が目立つ
甲斐百山93座目
2023年11月04日 10:35撮影
11/4 10:35
甲斐百山93座目
駒岩へのアップダウンはかなりの急斜面 よく拓いたものだ
2023年11月04日 10:47撮影
11/4 10:47
駒岩へのアップダウンはかなりの急斜面 よく拓いたものだ
やまなしの森林百選 鞍掛山の天然カラマツ林 カラマツの紅葉も標高2000mではそろそろ終わりかけ
2023年11月04日 11:03撮影
11/4 11:03
やまなしの森林百選 鞍掛山の天然カラマツ林 カラマツの紅葉も標高2000mではそろそろ終わりかけ
なだらかで気持ちの良い尾根
2023年11月04日 11:26撮影
11/4 11:26
なだらかで気持ちの良い尾根
変な名前 綺麗な標高
2023年11月04日 11:34撮影
11/4 11:34
変な名前 綺麗な標高
駒薙ノ頭
2023年11月04日 11:35撮影
11/4 11:35
駒薙ノ頭
甲斐百山94座目 
2023年11月04日 11:53撮影
11/4 11:53
甲斐百山94座目 
駒岩の少し下から鞍掛山
2023年11月04日 12:49撮影
11/4 12:49
駒岩の少し下から鞍掛山
尾根を左に折れる 倒木、急斜面のザレ 
2023年11月04日 13:05撮影
11/4 13:05
尾根を左に折れる 倒木、急斜面のザレ 
1622m標高点付近はやや険しい
2023年11月04日 13:26撮影
11/4 13:26
1622m標高点付近はやや険しい
雁ヶ原を下から眺める
2023年11月04日 13:43撮影
11/4 13:43
雁ヶ原を下から眺める
適当に沢の源頭を下りる
2023年11月04日 13:45撮影
11/4 13:45
適当に沢の源頭を下りる
右から沢が合流するところで右にトラバース、尾根に乗る
2023年11月04日 13:47撮影
11/4 13:47
右から沢が合流するところで右にトラバース、尾根に乗る
ピンクテープ、ロープ多数
2023年11月04日 13:49撮影
11/4 13:49
ピンクテープ、ロープ多数
昔は良く整備されていたんだろうなあ
2023年11月04日 14:12撮影
11/4 14:12
昔は良く整備されていたんだろうなあ
綺麗な紅葉と急な階段 概して下側の方が険しい
2023年11月04日 14:15撮影
11/4 14:15
綺麗な紅葉と急な階段 概して下側の方が険しい
錦滝を横に見るこのあたりは結構崩れていたのと、その脇は安全そうだったので脇を下った ロープがあるので登れはしそう
2023年11月04日 14:21撮影
11/4 14:21
錦滝を横に見るこのあたりは結構崩れていたのと、その脇は安全そうだったので脇を下った ロープがあるので登れはしそう
錦滝を横から
2023年11月04日 14:22撮影
11/4 14:22
錦滝を横から
戻ってきた
2023年11月04日 14:23撮影
11/4 14:23
戻ってきた
林道は帰りも美しくて静かだった
2023年11月04日 14:29撮影
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林道は帰りも美しくて静かだった

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 食料 行動食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ダクトテープ 細引き ロールペーパー 保険証 携帯 モバイルバッテリー 充電器 時計 タオル ストック 携帯トイレ 熊スプレー ヘルメット ロープ スリング カラビナ

感想

○アプローチ
 朝、本当は日の出と共に行動開始くらいに思っていたのだが、アラームをかけ忘れて寝坊した。結局行動開始は7時、日の出から1時間過ぎたが、来る途中で甲斐駒のモルゲンロートがとても綺麗だったので良かったことにした。
 ヘルメットを被り自転車に跨る。尾白川林道は、比較的平坦でそこそこのスピードで漕げるところも少なくないが、通行止めになっているだけあって、細かい落石や倒木、へこみに砂などあまり良い状態ではない。
 なんとかかわしながらペダルを回していたが、標高1265mの崩落で足が止まった。林道の幅いっぱいに土砂が流れ込んでいる。上に踏み跡とロープが伸びており、辿っていくと人が一人通れる道がついていた。ここで自転車を置いて反対側に渡った。
 通じる3ルートが全て通行止めになっている錦滝の前を通る。そこそこ立派な滝だ。ちょうど綺麗な紅葉がよく映える。公には来られないのがもったいない。その後も終点まで、徒歩であれば難なく行くことができた。

○鞍掛山南東尾根
 尾白川林道終点から既に岩っぽく、どこでも登れるような様子ではない。登れそうなところを選んで取り付いた。しばらくは岩の間のザレた真砂の急斜面に、両手両足を突っ込んで進む。落ち葉で地面の様子が分からないので、危ういところは払ってから手足を置かねばならないのが面倒だ。
 斜度が大きくなると岩が出てきて、それを超えることを繰り返す。途中から赤いビニールテープと鳥よけに使う赤銀テープが出てくる。こんなバリエーションにもマーキングがあるのは流石人気山域だと思った。
 テープを追っていると、標高1690mのあたりで、大岩を左に巻く踏み跡に案内された。嫌に狭いルンゼに入っていくなあと思っていたが、テープが続いていることからついていく。途中でテープがなくなってしまったが、そのあたりで逃げる道は見当たらない。そこそこ登ってきてしまっているし、そのうち逃げ道があるかもしれないので、持ってきた懸垂下降セットで戻れそうな分だけ登ってみることにする。
 シャクナゲやコメツガが現れるようになると尾根が近いが、その直前にルンゼから脱出するところが核心だった。高さ3mくらいのチムニーで逃げようとしたが、足場が悪い。念のため、付近にあった丈夫な倒木にロープを引っかけて簡易ハーネスに結んで登った。その後は短いシャクナゲの藪を抜けると元の岩っぽい尾根に戻った。
 あとはあまり難しくない。標高1950m付近は大岩の隙間が広めに空いており、渡れるところを探したり跳んで渡ったりしたがそれくらいだった。

○鞍掛山~大岩山~雁ヶ原
 展望地の手前にも景色の良いところがあった。静かに景色を楽しみたければこっちの方が良い。さらに数分で崩れた祠のある展望地に着く。
 眼前に迫る甲斐駒の迫力ある姿が素晴らしい。特に坊主山の岸壁が目を引く。荒々しい岩肌、常緑針葉樹林の緑、カラマツのオレンジ、足もとの白砂の色彩がとても綺麗だ。ずっと被っていたヘルメットをやっと脱いで休憩した。
 鞍掛山から先もかなりの急斜面だが、登山道はしっかりついている。駒岩から先はなだらかな尾根が続き、歩いていてとても気持ち良かった。やまなしの森林百選に選ばれている、鞍掛山の天然カラマツ林の紅葉を楽しみながら歩いた。
 大岩山の往復を済ませ、駒岩から日向山方面へ向かう。標高1800mで尾根を左に降りると急斜面になり、倒木やザレに気を遣うようになる。1622m標高点付近もやや岩っぽくて険しい。それを越えれば視界がパッと開け、雁ヶ原の白いビーチに出る。日向山を踏もうかとも思ったが、ここで満足してしまったのでやめておいた。

○錦滝コース
 日向山の方から視線を感じる。こっちに来る人は少ないのだろう。もったいない。ヘルメットを被り、ある程度装備を持っているんだぞ、と錦滝コースへ踏み入る言い訳を見せる。どうせ自転車で被るので面倒でもない。
 錦滝コースは、全体的にテープやトラロープが豊富にあり、よくある荒れた登山道といった印象だった。標高1350m以下はかなり急だったが、立ち入り禁止とするほどのコースには感じられなかった。そもそも登山とはそういったリスクのあるアクティビティーで、日向山目的のハイキング客に対してすべき張り紙は、「通行禁止」ではなく「何があっても責任を負いません」だと思うのだが……。
 錦滝に出て、誰もいない林道を下る。自転車のブレーキをぎゅっと握りしめ、美しい紅葉を楽しみながら、ガタガタの林道を駐車場まで戻った。

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