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ヤマレコ

記録ID: 615348 全員に公開 沢登り丹沢

中川川水系 伝法沢

日程 2015年04月18日(土) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れのち曇り(西丹沢はやや風冷たかった)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
用木沢出合
・7-8台程度駐車可
・登山届、トイレは西丹沢自然教室で
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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コース状況/
危険箇所等
■中川川水系 伝法沢

  中川川上流Co750mで右岸から細い流れで入る短い沢だが、一本南の大石沢と
  同様で谷は意外に深く、下流部には「一体何段続いているの〜」と思わず
  呟いてしまうナメ滝と垂瀑の連瀑帯(15段 落差39m)、そして
  中流部Co870mにはU字彫刻刀で垂直に彫ったような3段17m滝があり、
  その高巻きは意外に手こずる中級者向けの沢。
  遡行グレード:2級(短いので2級としているが内容的には2級上)

〕冖畋出合から白石峠方面の舗装林道を進み、約15〜20分で右からトリキ沢が
 合わさると舗装林道から一般登山道に変わります。
 すぐに木橋で左岸から右岸へ、再び木橋で右岸から左岸へ登山道は渡ります。
 西側(左側)を気にしながら歩くと、Co(標高)750mで北西から細い水量の
 小沢が堰堤の上で中川川と合わさってきます。水量比は1:10といったところ。

伝法沢に入ると沢は左に(西北西に)曲がりますが、ここで目前に何段も続く
 ナメ状の小滝が奥まで続いておりビックリ。
 下から見る限りでは6段程度にしか見えませんが、途中や上流にも続いており
 最終的に数えた段差は15段、落差にして計39mといったところでしょうか。
 これをひとつの滝に数えるには距離がありますけれども。
 とりあえず取付いてみました。
 2×3m、2条2m、2段3m、2条2mと4つのナメ状小滝を左から登ると
 左から小さな支流が合わさり、本流にはさらに小滝が続きます。
 4段7×12mの下2段は左から、上2段は右からスメアリング利かせて、
 次の2条5×7mも右から攀じると、登りにくそうな2mと5mの垂瀑に
 近い立った滝です。
 5m滝の右凹角には倒木が立てかけられたようにありますが、一面苔壁のうえ
 ホールドもスタンスも砂岩で浮いているのがわかります。
 「これは無理!!」
 先ほど登った2条5×7mを慎重にクライムダウンし、右岸(左のこと)の
 脆いザレを攀じって、左の浅い尾根を30m程度木登りで上がって、斜度が
 緩んだ辺りを上流に向けトラバースして、急な土ザレをクライムダウン
 して沢に戻りました。
 これほどの連瀑は丹沢では数が少ないレアもの。
 ほとんど人の入らないマイナー沢なので悪いながらちょっと得した気分。

小滝とナメを通過しながら沢は右(北)へ曲がると両岸高くゴルジュに入ります。
 するとCo860m辺りで左に高い15×20m涸棚、中央に落ち葉の詰まった急なルンゼ
 そして右にはU字刀で垂直に彫られたような少々不気味な雰囲気を漂わせる
 3段17m滝(水が垂れている程度の水量)に完全にゆく手を遮られました。
 下から2段3×5m、6m、8m垂瀑の3段構成です。
 高巻きをいろいろ探りましたが、中央方向のルンゼを20mほどステミングで登って
 右の尾根状に取り付きました。
 しかしやはり見た目以上に悪い。何とか木や根伝いに木登りして落ち口の3mほど
 上流で沢に戻りました。
 ここはオブザベーション能力、クライミング力がある程度求められるので
 メジャーな沢しか行かない初級者クラスには厳しいでしょう。

い海梁譴両緡は打って変わって比較的平凡な渓相となります。
 沢は北向きから北西向きに変わり、2mほどの棚を幾つか越し、Co960m三俣の
 中央を詰めていけば伝法沢左岸尾根(ヌタ小屋沢と伝法沢の界尾根)Co1080m
 辺りに出て遡行終了です。
 下降はそのまま尾根を東海自然歩道まで登って、白石峠経由か善六ノタワ経由の
 一般登山道でしょうが、私は左岸尾根をそのまま読図で下降しました。
 919m小ピークで尾根は南東から南へ一旦向きを変えて少し下り、Co890mから
 急峻に見える南東側の広い斜面を下ります。
 途中砂ザレ斜面も出てくる太った尾根状なので、悪場に腰が引ける人は厳しい。
 南東方向へ木下りしていけば植生保護柵にブロックされました。
 この柵の右脇を柵沿いに急下降すれば伝法沢出合に戻れました。

■丹沢限定沢登りルート集(All by kamog)
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■沢登り、クライミング、読図講習(by kamog)
 http://mt-farm.info/
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 雨具 ザック 行動食 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード タイブロック ハンマーバイル ナイフブレード アングルハーケン 渓流シューズ

写真

用木沢出合
2015年04月18日 07:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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用木沢出合
白石峠方面の登山道を行く
2015年04月18日 07:57撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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白石峠方面の登山道を行く
堰堤の上で右岸から合わさる伝法沢
2015年04月18日 08:02撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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堰堤の上で右岸から合わさる伝法沢
左に曲がると
2015年04月18日 08:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左に曲がると
おぉナメ滝の連瀑だ
2015年04月18日 08:22撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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おぉナメ滝の連瀑だ
2
左から支沢
右の本流にはまだまだ連瀑
2015年04月18日 08:28撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左から支沢
右の本流にはまだまだ連瀑
右に倒木架かった5m滝
2015年04月18日 08:42撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右に倒木架かった5m滝
2
ガッチリしていればクライミングできるんだけれど引っ張ったら砂岩の浮きばかりなので止めた
2015年04月18日 08:44撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ガッチリしていればクライミングできるんだけれど引っ張ったら砂岩の浮きばかりなので止めた
1
ここに乗ってしまったら撤退は厳しくなる
常に「戻れるか?」を考えながら登っている
2015年04月18日 08:47撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ここに乗ってしまったら撤退は厳しくなる
常に「戻れるか?」を考えながら登っている
クライムダウンする
2015年04月18日 08:49撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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クライムダウンする
左のここから巻こう
2015年04月18日 08:52撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左のここから巻こう
ズルズル急斜面だった
2015年04月18日 09:08撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ズルズル急斜面だった
斜度が緩くなったのでトラバースする
2015年04月18日 09:08撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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斜度が緩くなったのでトラバースする
降りたところのナメと連瀑の落ち口
2015年04月18日 09:15撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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降りたところのナメと連瀑の落ち口
1
この連瀑は数えてみたら15段で、滝の落差だけすべて足したら39mと読んだ
2015年04月18日 09:16撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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この連瀑は数えてみたら15段で、滝の落差だけすべて足したら39mと読んだ
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おわぁ大棚だぁ
2015年04月18日 10:06撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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おわぁ大棚だぁ
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どこから巻こう・・・
2015年04月18日 10:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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どこから巻こう・・・
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ここも急で脆そう
2015年04月18日 10:07撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ここも急で脆そう
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もしかしたら・・・
2015年04月18日 10:09撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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もしかしたら・・・
と思い最初の2段3×5mを登ってみる
もちろん下れるという判断をしながらね
2015年04月18日 10:10撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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と思い最初の2段3×5mを登ってみる
もちろん下れるという判断をしながらね
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上2段の様子
2015年04月18日 10:13撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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上2段の様子
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中段6mは左から登れるかもしれないけれど、触ってみたらやはり脆かった
2015年04月18日 10:16撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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中段6mは左から登れるかもしれないけれど、触ってみたらやはり脆かった
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結局、左のルンゼを登ることにする
2015年04月18日 10:20撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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結局、左のルンゼを登ることにする
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ステミングで登っていく
2015年04月18日 10:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ステミングで登っていく
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でもそれなりに悪い
2015年04月18日 10:31撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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でもそれなりに悪い
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ここからトラバースして大棚の上に出た
2015年04月18日 10:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ここからトラバースして大棚の上に出た
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上流は小棚が適当な間隔で現れる
2015年04月18日 10:32撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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上流は小棚が適当な間隔で現れる
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左岸尾根が近くに見える
2015年04月18日 10:36撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左岸尾根が近くに見える
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Co960m二俣
左へ
2015年04月18日 11:01撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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Co960m二俣
左へ
最後の詰め
2015年04月18日 11:25撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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最後の詰め
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尾根に出ました〜
2015年04月18日 11:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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尾根に出ました〜
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お初となる伝法沢左岸尾根を下る
2015年04月18日 11:52撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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お初となる伝法沢左岸尾根を下る
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Co919mで尾根は南を向く
2015年04月18日 12:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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Co919mで尾根は南を向く
そのまま南へ尾根を下ると伝法沢中間部に降りてしまうので、地形図から判断して南東方向の急斜面を下る
2015年04月18日 12:09撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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そのまま南へ尾根を下ると伝法沢中間部に降りてしまうので、地形図から判断して南東方向の急斜面を下る
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砂ザレの急斜面も現れる
2015年04月18日 12:12撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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砂ザレの急斜面も現れる
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ミツバツツジも見頃
2015年04月18日 12:13撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ミツバツツジも見頃
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キックステップ多用しながら急斜面を下りると植生保護柵にブロックされた
2015年04月18日 12:26撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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キックステップ多用しながら急斜面を下りると植生保護柵にブロックされた
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柵エリアの右脇を下りていく
2015年04月18日 12:33撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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柵エリアの右脇を下りていく
右に伝法沢、左に中川川(白石沢)
2015年04月18日 12:33撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右に伝法沢、左に中川川(白石沢)
先ほど登った連瀑も見渡せる
2015年04月18日 12:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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先ほど登った連瀑も見渡せる
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河原に戻れた
2015年04月18日 12:36撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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河原に戻れた
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登山道に戻ってから伝法沢出合を振り返る
2015年04月18日 12:38撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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登山道に戻ってから伝法沢出合を振り返る
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感想/記録
by kamog

やはり白石沢の支流たちはどれもこれも舐められない。
水元沢、トリキ沢、大石沢、ヌタ小屋沢、本流の白石沢、そして今回の伝法沢。
短いけれどゴルジュや登れない滝が適度に出現し
その高巻きもなかなか容易ではない。
しかし、今日も素晴らしい滝たちに出会えたことに感謝します。
訪問者数:589人
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