瑞牆山・瑞牆山荘から往復(テント泊)


- GPS
- 05:01
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 893m
- 下り
- 854m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:49
天候 | 11/11:晴れのち曇り、11/12:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6:30出発時約20台。11/12 8:00 下山時45台。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんが、瑞牆山荘〜富士見平小屋間は落葉が大量に積もっていて地面が見えず、木の根や浮き石が見えないので要注意です。 |
その他周辺情報 | 増富の湯は休業中でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
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共同装備 |
昼ご飯
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
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感想
11月11日(土) 晴れ
君津19:30-19:50八幡台19:50-21:55談合坂SA22:10-0:10瑞牆山荘(226km)
瑞牆山荘6:45(35)7:20展望ベンチ7:25(15)7:40富士見平小屋9:25(25)9:50桃太郎岩9:55(1:20)11:15瑞牆山12:05(1:30)13:35富士見平小屋 (計4:05)
今回はてっちゃんとテント泊で瑞牆山へ。瑞牆山は日帰り楽勝だが、先日お揃いで新調したオスプレーの65リットルザック、アトモスAG65の初陣山行のために金峰山と抱き合せで富士見平テント泊にしたのだ。
初日金峰山の予定だったが、2日目の天気があまり良くない予報なので、初日瑞牆山にして2日目は天気次第にした。
渋滞なく順調に走行。前回は増富温泉を通る狭い道を走ったが、今回はナビ通りにみずがき湖の西側を行くルートにした。道幅が比較的広く正解だった。
0:10瑞牆山荘に到着。県営無料駐車場は意外に空いていて先着は1台のみ。気温7℃、空の半分は晴れていてオリオンが輝いている。ビールを飲み、1,2列を倒して脚を伸ばし、ダウン上下を着て毛布を掛けて就寝。
5:00起床。気温4℃、曇り。夜間に車がやって来たが、あまり多くない。テーブルを出してセブンイレブンの冷凍鍋焼きうどんを温めたが、外は寒いので車の中で食べた。
身支度とパッキング。ザックの重さは19.7kg、てっちゃんが19.0kg。すき焼きの食材とビール4本が入っているので必要以上に重たい。いつしか雲が取れて青空が広がっていた。6:30時点でも車は20台位で土曜日にしては少ない。
駐車場から直接登山道に入れるが、少し遠回りながら瑞牆山荘まで行き、計画書を投函し出発記念撮影をしてから6:45スタート。この時初めて知ったが、帰りの温泉で予定していた増富の湯が4/1から休業しているとの貼り紙があった。
樹林帯の道は広葉樹の落葉で埋まっており、木の根や石など地面の凹凸が見えないので歩きにくい。紅葉もすっかり終わっている。20kgのザックはまあまあ重いが、オスプレーのフィット感が素晴らしく良いので15kg位に感じる。これは良いザックだ。肉、野菜、ビールなど要冷蔵品を入れた小型のクーラーバッグが丸ごと入るのも良い。細身のドイターでは無理だ。
瑞牆山荘から約30分で瑞牆山ど〜んの展望ベンチに出る。いつもながら素晴らしい。ベンチのある場所からは木が邪魔で見えにくい南アルプスも西側に20〜30m行ったところからは甲斐駒、仙丈が良く見える。
展望ベンチからは傾斜が緩くなり、5分程で林道終点に出る。そこには小屋の荷上げ用のクローラー運搬車が2台置いてあった。
林道終点から10分で富士見平小屋に到着。先着または昨日からのテントは意外に少なく、約10張。小屋には鍵が掛かっていて小屋番不在なので、受付は後にする。外トイレはやや狭いが洋式で紙有り、室内はセンサーライトが点く。外には手洗い用の水タンクがあってありがたい。飲料水ではないが、歯磨き用とも書いてある。
小屋に近く、広くて平坦な場所を探してテントを設営。地面は柔らかめでペグは容易に刺さった。設営したらまずは水汲み。水場は小屋から約2分下った所にある。登山道から少し入った所だが、小屋からは近道があった。水場にはビール冷やし用の大きな鍋があるが、気温が5℃と冷蔵庫並なのでビールはテントの後室にクーラーバックに入れてある。
テントに戻ると小屋のスタッフがクローラー運搬車に荷物を満載してテント脇を通って行った。
まだ8時台だが、小腹が空いたのでペンネを食べてから瑞牆山に行く事にした。ペンネは120gで1人60gは少ないが、おやつとしては丁度良い。ボロネーゼソースも100g用だが120gでも味は薄くない。
腹ごしらえを終え、雨具と行動食と水をサブザックに入れて出発。この時点でも小屋のドアには鍵が掛かっていた。小屋から天鳥川(あまどりがわ)まで少し下る。小屋から先は針葉樹の森になり、登山道には落ち葉は無い。苔むして良い感じの道だ。
伏流の天鳥川を渡ると桃太郎岩だ。直径15m位の巨大な岩がパッカリと割れていてまさに桃太郎岩だ。
桃太郎岩から先は岩の多い急登が続く。途中南側が開けた場所から富士山が見えたが、暫くすると一瞬で雲に隠れてしまった。
山頂が近づくと大ヤスリ岩が見えてくる。基部から100m屹立する円柱形の大岩で、瑞牆山のシンボル的な岩だ。驚くべきことに、てっぺんまで登れるらしい。下の方はクラックがたくさんあるが、上の方はホールドがなく、最後の1ピッチ40mはボルトにアブミを掛けて登るらしい。最初にボルトを設置した人は凄い!
山頂の直下で不動滝経由の黒森コースからの道と合流する。そこから岩場の急登になるが、5分ほどで山頂に到着する。
山頂はほぼ無風で、金峰山、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽、八ヶ岳の眺望が素晴らしい。気温は7℃だが風が無く日射しがあるので寒くは無い。人は15人位いる。みんな嬉しそうだ。
山頂からの眺望を50分ほど堪能して下山開始。登りは1時間45分、下り1時間30分だった。コースタイムは2時間と1時間30分なのでまあまあだ。
気温は4℃なので、身体が熱いうちにテント脇のベンチでビールを飲む。旨い。小屋が開いていたので、テントの受付をした。受付の印は札ではなくスズランテープの切れ端だった。小屋の中はたくさんのランプが吊られていてなかなか良い雰囲気だ。次は小屋泊にしてみよう。
テント場を探検すると森のずっと奥まで続いている。奥に行くほど落葉が厚く積もってクッションが良さそうだ。我が家と同じエスパースのスーパーフライのテントが1つあった。あまり見ないテントなので、珍しい。
テントに戻ったが、夕食まで時間があるのでシュラフに潜って夕方までウトウトした。16:30頃目覚めたが少し寒い。4℃あるのでそんなに寒く無い気温だが、まだ身体が寒さに慣れていないからだろうか?
突然女性がテントの外から声を掛けてきた。知らない人の名で呼びかけてきた。どうやらもう一つのスーパーフライを訪ねて来たらしい。もう一つ同じテントがある旨を伝えた。
トイレに行くため外に出ると外のテーブル・ベンチで食事をしているパーティーが3組いた。かなり寒いので外は辛いと思うのだが、大勢だとテント内で宴会はできないので外でやるしか無いのだろう。
17時過ぎから夕食開始。まずはてっちゃん提供のウインナを焼き、ビールで乾杯。続いて焼き鳥の缶詰をフライパンで温める。味は良いが、タレがフライパンにこびりついて拭き取るのに苦労した。拭いても取れないので、少量の水を入れて加熱したらほぼ取れた。やはり缶のまま温めるのが良いようだ。
続いてメインのすき焼き。肉は和牛のそこそこ良いやつで200gで1,290円。一口サイズに3分の1にカットしてジップロックに入れて来た。白菜はカット白菜250g99円、椎茸、白滝、ネギは洗ってジップロックに入れ、椎茸は現地で半分にカット、ネギも現地でカット。焼き豆腐は小さいサイズのものを水切りしてカットした後に容器に戻してジップロックに入れた。割下は「今半・すき焼き割下」をCOSTAコーヒーのボトル(265cc)に入れて来た。これら食材は冷凍したアクエリ2本と一緒にクーラーバッグに入れて来たが、特に痛んではいない。
牛脂でネギを炒め、焦げ色が付いたら肉を少し炒め、割下を入れて残りの具材を入れて少し煮込んで完成。家で食べても旨いが、山で食べるとさらに旨い。2回戦で平らげ、〆のうどん2玉も完食した。割下は265ccで丁度良かった。残った汁はジップロックに入れ、「固めてポン」でゼリー化した。固まりはしないが、水気がなくなるので始末しやすい。
満腹になり、一休みして寝る前にトイレに行った帰りに小屋を覗くとランプが灯されてとても綺麗だった。空は曇っているようで星は全く見えない。明日はお天気ナビは晴れ予報だが、ヤマテン予報はガスのようなので、金峰山は明日の朝の様子で決めることにする。
ヒートテック上下を着て、ソフトシェルの上にライトダウンを着てシュラフに潜り、19:30頃には就寝体勢に入った。
11月12日(日) 曇り
富士見平小屋7:15(45)8:00瑞牆山荘 (計45)
富士見平小屋8:30-8:50みずがき湖9:15-10:00白山温泉11:10-11:35双葉SA12:15-14:45八幡台14:45-15:05君津(235km)
4:30時起床。テントの内外ともに3〜4℃。あまり低くはないが夜中はそこそこ寒く感じた。まだ身体が冬仕様になっていないのだろう。
雨音がするが昨夜降った雨が木から落ちているだけで雨は降っていない。どんより曇り空で、稜線は風が強そうなので金峰山往復は中止して下ることにした。
朝食は在庫処分でα米の赤飯、お吸い物、ツナ缶。シンプルながら美味しい。
今日は1時間弱下るだけなのでゆっくりとパッキングと撤収をして7:15に出発。林道終点には小屋の車、ジープとジムニーがあった。展望ベンチから瑞牆山は見えなかった。
天気は良く無いが結構な人達が続々登って来る。落葉で地面が見えないので下りはより注して歩かねばならない。
45分で瑞牆山荘に到着。駐車場への道路は前回は路駐がズラリだったが、今回は皆無で駐車場も車は半分以下だった。
増富の湯が休業中なので、韮崎市内の「武田乃郷 白山温泉」に行く事にしたが、10時からなので直行すると早すぎるので途中みずがき湖に立ち寄った。
みずがき湖周辺は紅葉が見頃だった。集落がダム湖に沈んで移転した人達の記念碑があったが、36世帯中28世帯が小林さんだった。
丁度10時に白山温泉に到着。内湯も露天も小さめだったが、気持ち良かった。隣には韮崎市出身で2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村博士のコレクションを公開している「韮崎大村美術館」があった。自費で建設して作品ごと韮崎市に寄贈したそうだ。
帰路は渋滞なく明るいうちに家に着いた。
初日だけだが天気に恵まれて瑞牆山からの眺望を堪能出来、楽しいテント泊も出来た。新調ザックも荷物が軽く感じる良いザックで満足の山行だった。
因みにdocomoの電波は駐車場、瑞牆山荘、富士見平、瑞牆山ともに有り。途中の登山道は概ね無し。富士見平は弱いときもあり。
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