記録ID: 6179985
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ハイキング
九州・沖縄
常緑の森の紅い葉と黒髪山・青螺山・牧山縦走
2023年11月14日(火) [日帰り]
MISB
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:13
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,289m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:13
黒髪山系の6座を一周するコースです。龍門ダムから有田ダムまでの歩行を含む、あまり一般的ではないコースです（要注意）。もし6座を目指すとすれば、龍門ダムをスタートし、牧山から上がり、牧�供∪塚罅�天童岩、前黒髪、後黒髪から龍門ダムへ下るコースが良いでしょう。いずれも6座回るとなるとかなりの健脚が要求されると思います。但しエスケープルートは多数あり。
| 天候 | 曇天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所は無いが、青螺山登り下り、天童岩の鉄階段、前黒髪山登りの岩場など滑落に注意する箇所多数あり。又登山口が多数あるので山頂からの下山の際、自分の登ってきた方角を間違えないように注意要す。 |
写真
今朝の黒髪山系です。
左から牧山、青螺山、黒髪山（天童岩）、前黒髪山。
左から牧山、青螺山、黒髪山（天童岩）、前黒髪山。
有田ダム下駐車場はトイレがリニューアルされ水洗になっていました。快適です。
常緑の緑が深い黒髪山系でも前黒髪に通じる尾根筋には落葉樹も点在します。これはまだ青いタカノツメ。
この山系の希少種で1科1属の「ボロボロノキ」
黒髪山以外で出会ったことが有りません。
黒髪山以外で出会ったことが有りません。
常緑樹でも落葉前には紅くなる葉があります。
庭木の王様モッコク。
庭木の王様モッコク。
コバンモチ。大判でなくてもいいからせめて小判持ちになりたい。（笑）
しばらく上がって来るとダムが見えます。
この風景にいつも癒されます。
正面は後黒髪。
この風景にいつも癒されます。
正面は後黒髪。
森の中ではフカフカの星状毛に覆われたヤブムラサキ、日が当たる場所ではムラサキシキブが多い。
陶磁器の町有田ではこの樹が大切な役割を果たしています。焼成した灰から磁器の釉薬を作るイスノキ。餌を待つ小鳥のような可愛い実。
1
11/14 8:50
陶磁器の町有田ではこの樹が大切な役割を果たしています。焼成した灰から磁器の釉薬を作るイスノキ。
餌を待つ小鳥のような可愛い実。
餌を待つ小鳥のような可愛い実。
黒髪山系の守り神「M氏」手作りの看板。
山系の至る所で役立っています。（感謝）
山系の至る所で役立っています。（感謝）
分類では落葉樹になってますが、最近常緑化しつつある（と感じる）コバノミツバツツジ。
手前の岩場から武雄方面。
ここから普賢岳が見えたことが有りました。
ここから普賢岳が見えたことが有りました。
クロバイ出現。
黒髪山系では前黒髪に集中し、隣の青螺側にはほとんど見ません？？。この疑問が地質に誘われた一因です。
黒髪山系では前黒髪に集中し、隣の青螺側にはほとんど見ません？？。この疑問が地質に誘われた一因です。
ハイノキ御三家などと、先日勝手に名付けましたが、ハイノキ科にはこの他3家ほど分家あり。
分家その1「クロキ」
分家その1「クロキ」
見えてきました山系の盟主「天童岩（黒髪山）」
流紋岩ドームです。
流紋岩ドームです。
さらに近づく。
この岩の下に女性の神様が祀られています。
天童岩はもちろん男性神
この岩の下に女性の神様が祀られています。
天童岩はもちろん男性神
このルートでとても迷いやすいポイント。
山頂部のみの地図が有るので是非ゲットしてください。
山頂部のみの地図が有るので是非ゲットしてください。
ここへ足を踏み入れると出てくるのがハイノキ御三家の「シロバイ」
山菜のタラノメと同じウコギ科ながら知られていないカクレミノ。ヒヨドリが好んで食べるとあって山中に非常に多い。常緑樹ながら落葉はきれいに黄葉する。
1
11/14 10:28
山菜のタラノメと同じウコギ科ながら知られていないカクレミノ。ヒヨドリが好んで食べるとあって山中に非常に多い。常緑樹ながら落葉はきれいに黄葉する。
ここも迷いやすいポイント。龍門ダムから上がったのに有田ダムへ下る人がたまに発生。（実は私も）
sio2（二酸化ケイ素）成分の多い流紋岩地質の黒髪山では至る所に黒曜石状の岩を見かける。
牧ルート下りに多いハイノキ分家その3「カンザブロウノキ」。この樹は語尾にハイノキ科の「バイ」が付きません。
龍門ダムまで降りてきました。
さてこれから有田ダムまで約6km、歩いて戻らねばなりません。
さてこれから有田ダムまで約6km、歩いて戻らねばなりません。
感想
2年ぶりぐらいに黒髪山系を反時計回りで一周しました。
昨日は最後まで快適に歩いていたのですが、今朝起きたら太ももがパンパンで、さすがにきのうのアップダウンが応えています。椅子から立ち上がるのもひと苦労です。
いつもは時計回りで、龍門ダムをスタートし、牧山から天童岩を目指すのが普通ですが、7月の北アルプス遠征後、ほぼ入山ゼロの状態が続き、一気に皮下脂肪が増えてしいました。今回はこれを解消すべく最後に1時間半の車道コースを選びました。
脂肪を燃やすには疲れてからの歩行が最も効果的だと、いつも考えていますが山中でこれを行うにはリスクが伴うので、車道歩きを最後に入れてみました。今朝起きてみてやはり効果あったようです。
2日ほど休養を入れたら、一段と体力がアップすることを期待しています。・・が果たして結果がどう出るか、若いころとは違うことを実感する羽目になりそうです。（笑）
今回久しぶりに樹木を中心に写真を沢山撮りました。
黒髪山系を代表する固有種はいくつかありますが（クロカミランやカネコシダなど）それ以外でも常緑樹の山ではあまり見られない樹木が多数有ります。ルリミノキ、ボロボロノキ、ミサオノキ、ガンピなどに代表されます。
希少種ではないけどふつうは珍しいシロバイ、クロバイ、カンザブロウノキ、又バクチノキなども覚えると面白い樹です。
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参考になる写真で楽しんでいます。
ヤマレコにアップする記事にも最近悩む所が有ります。
初めて登る山や、季節感を伝えられる山、又マイナールートなどでは気分も乗りますが、慣れ親しんだ山やポピュラーな山では発信する内容に困ることが有ります。
yamaumihitoさんのコメントに勇気づけられます。
ありがとうございました。
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