春の御所平はまったりがお似合い【臼杵山登山口より往復】


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
天候 | 晴れ 風も爽やか 【気温】 登山口出発時:15℃ 御所平:22℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「安楽越林道」経由「京道」起点、登山道入口の駐車スペースを利用。 (ICから約20分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【水場】 尾根の登りにかかる手前の谷で補給は可能。以後は有りません。 【コース全体】 ・原則尾根道ですが、何度も向きを変え尾根下で紛らわしい所も 有りますが、指標やテープ等が導いてくれます。 ・標高のせいかアカヤシオは見かけませんでした。 ・出逢った登山者は御所平での一名のみ。 【登山口〜臼杵山】 ・臼杵岩まで急登が続きますが、時々展望は得られます。 ・コイワカガミが多く見られます。 【臼杵山〜舟石】 ・地味にアップダウンを繰り返します。 ・ミツバツツジが現れます。 ・臼杵岳手前のピークで尾根を間違えてしまいました。 気づいて10分ほどで戻れましたが・・・。(反省です。) 【舟石〜御所平】 ・小太郎谷源頭を過ぎると尾根は斜面のように広がり 踏み跡も薄くなります。テープを外さずにルートを確保しました。 ・御所平南端からは自由に歩けそうですが基本、尾根芯を辿りました。 |
その他周辺情報 | ・登山口に登山ポストもトイレも有りません。 (トイレは手前の石水溪に有ります。) ・登山口と向かいの「京道」入口、合わせて数台の駐車が可能です。 ・鬼ヶ牙登山口には駐車スペースが無く、少し手前の道路下に 3台ほどの 駐車スペースが有りました。 |
写真
感想
未知のエリア、南鈴鹿で稜線上にいきなり平原が広がる・御所平からの
眺めが気になっていた。雰囲気も良さそうなので今週も引き続き
南鈴鹿に出かけよう。
石水溪から船石林道分岐を左折した臼杵山登山口に車の姿はなかった。
予定通り奥のスペースに駐車して、アプローチもなくいきなり
目の前の坂を上がる。
シダが茂る林の切り開きをダラダラと抜けて小さな谷筋に出る。
しばらくして小さな二股を分ける中間の尾根に入るが、これが
なかなかの急登だ。所々に咲くコイワカガミや、時々得られる展望に
元気をもらいながら岩を超えたり、枝を掴んだりして急登を凌ぐと
展望の良い岩尾根に出る。見上げる巨岩の重なりが臼杵岩だろう。
安楽川を越えて対峙するように仙ヶ岳へ続く稜線が展望できるが、
目指す御所平まではまだ遠いな。
巨岩を抜けて、鈴鹿らしい下生えのない細い尾根をピークまで登ると
手前で右折する尾根に出る。直進が臼杵山ピークだろうが先を急ぎ、
右折して鞍部へ降下する。新緑とミツバツツジのコントラストが
美しい尾根を登り返してピークへ出ると踏み跡が曖昧になり、
展望岩場から右側の明確な尾根に誘われるように下るが、
急にテープなどの目印が消え踏み跡も薄くなる。何か変だ?、
仙ヶ岳方面へ向いて下りが続く。
地形図で確認するとP670のピークで分かれた北東へ向いた尾根で、
船石林道に向かって下っているようだ。
再びピークまで登り返してコースとなる方向を探してみると
展望岩場の手前から捲くように伸びる踏み跡を発見。
危ない、危ない!。行動する前に確認すべきだった。
小さな登降でピークへ出ると分岐となり、左へ安楽峠、右へ仙ヶ岳。
臼杵岳は左折して近いのでここでゆっくり休もう。
指標が無ければ気づかないような展望の平坦地でザックを降ろし
一息ついた後、さあー御所平へ向かおう。
分岐から鞍部に下り、樹林の尾根で朽ちた鹿除けネットの残骸を過ぎ
しばらくすると登りが尽きて、ベンケイ分岐の舟石に出る。
大きな展望が広がる絶好の休憩ポイントだが、ゆっくりするのは
後にして先へ進もう。
長坂の頭への分岐となる「大岩」から左へ尾根下に絡んでしばらくすると
突然開けた草原が現れる。ここが小太郎谷源頭に広がる家老平だろか。
やがて尾根は斜面のように広がり、かすかな踏み跡を辿り
馬酔木の群落帯を登りきると突然空が抜けて御所平の南端に出る。
もう遮るものは何もない。展望の空間が広がる中を、散歩するように
ゆっくりと最高点へ向かう。
コバイケイソウに埋め尽くされた斜面を過ぎると、
笹が後退したと感じさせる馬酔木に囲まれた平原のような台地に出る。
御所平のプレートが架かる最高点は期待通りの場所だった。
綿向山から雨乞岳、そして国見岳〜鎌ヶ岳〜仙ヶ岳と県境稜線の
山並が続き、まだ知らないエリアの田村川を隔てた能登ヶ峰、
サクラグチ方面の山。爽やかな風に吹かれてまったりと過ごしていると、
仙ヶ岳からの単独の登山者がやって来た。
(結局、今日出逢ったのはこの一人だけだった。)
これから鬼ヶ牙へ下ると言うので、同行を願いたい衝動にかられたが
今後の楽しみとしよう。
あれこれ話し込み食事のタイミングを無くしたので舟石で
食事と決めてお別れする。
来た道を戻るが曖昧な場所もあるので慎重に下り、
舟石を独占して展望の昼食タイムを楽しむ。
これから歩いてみたい知らない山々を確認して舟石を後にする。
登りで間違えたピークで踏み跡、方角を再確認して、
往きでは通過した臼杵山を踏んだ後、登山口へ急な下りを戻る。
爽やかな風が吹く穏やかな春の御所平を、独占してまったりと
過ごしたぜいたくな一日だった。
今回も歩き応えのある良いコースだった。
こんばんは。
御所平、早速行かれましたね
天気も最高
私が行った時は、曇っていて展望もなく残念でした。
こんな日にこそ、のんびりまったりしたい所だと思います。
これからも、南鈴鹿のレコ、期待しています
totokさん 今晩は。
仙ヶ岳から眺めた御所平の広い草原。早速あの場所に立ちたくて
行ってきました。
長い尾根を辿って着いた場所は、期待通りの空間でした。
初夏を思わせる好天の御所平を独占して、雰囲気を満喫できました。
また違うコースを歩いて訪れたいと思いました。
こんばんは、onetotani 様。
先週言われてた御所平、早速行かれたみたいですね。
天気も良く、御所平独占でしたか。
一人しかお逢いしなかったのですか、
余り人は多くないみたいですね〜。
レコみさせて貰って、展望も良さそうだし、
私もこの方面はまだ行った事が無いので、
これから行きたい山の候補に加えさせて頂きます。
また、鈴鹿方面のレコ楽しみにしています。
mildpapaさん 今晩は。
鈴鹿ではまだ開花の情報が有りませんが、奈良のお山は
もう石楠花が咲いているんですね。
先週眺めた場所から早速仙ヶ岳方面を眺めてきました。
御所平からは綿向山〜野登山までが1フレームに収まりそうなほどの
パノラマが広がっていました。
他の山から周回もしたいので、まづピストンで出かけました。
アップダウンの稜線は展望も利いて、人も少なそうです。
今後も楽しめそうな良い山だと思いました。
霊仙山の東(幾里山、谷山の北)の伐採植林地を鹿遊びと呼ぶそうですが、この、ヨコネ〜御所平の方がもっと鹿遊びの名に相応しく感じ、私はここを鹿遊びと呼び、好きな場所の一つにして居ます。(幾里山のような、ネットに絡んだ鹿の死体を目にすることが無いので、気持ちよく歩けます)
ただ、トレースの薄いのが入山をセーブして居りますが、尾根を外さないよう、急がず、展望を楽しむのがこのコースの醍醐味で、今回、天気に恵まれたのが最大のプレゼントでしたね。
大変結構でした。
どうも、お疲れさまでした。
dedeppo5さん 今晩は。
家老平や御所平の様な場所を「鹿遊び」と言うんですか。
初夏の様な爽やかな空の下、開放的な空間を独り占めして鈴鹿の
大パノラマを楽しめました。
dedeppo5さんが度々訪れる理由もわかる気がします。
静かに山が楽しめそうなこのエリアを、いろんなコース取りで歩いてみたいと
強く感じた山行でした。
これからもいろいろなことを教えて下さい。
鈴鹿も、このあたりまで行きますと
霊仙方面とは、全然別な
印象ですね。
いきなり、空が現れるって
面白そうです。
komakiさん 今晩は。
鈴鹿もこの辺りになると麓に向けて徐々に標高を下げていきますが、
北部や中部とは違った楽しさが詰まっていますね。
鈴鹿の魅力は奥が深いです。
2週続けて南鈴鹿を歩きましたが、歩きたいコースが尽きません。
onetotani さん、こんばんは
こちらの方まで来ると人に出会うのが稀になってくるようですね。
鎌ケ岳とか、かなり遠くになってきてますね。
御所平は、くつろげそうなところですね。
higurasiさん 今晩は。
先日はハードな山行、お疲れ様でした。
県境稜線でもセブンマウンテンから外れたエリアのせいでしょうか
全く静かな山でした。
一般登山道でも所々踏み跡も薄くなり、曖昧なコースが多いように
思いましたが、新鮮な魅力を感じながら歩く事が出来ました。
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